【レポート】C.F.Martin 展示会レポート
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セミナー
いよいよ始まりました、Martinセミナー。
まずは、輸入代理店の(株)黒澤楽器店、黒澤友広氏のご挨拶から。
そして、C.F.Martin & Co.,INC.の海外営業部長、Ric Forero(リック・フォレロ)氏。
Martinファンにはおなじみの顔かもしれません。
さて、ここからがセミナーです。
Martin弦のクオリティー
ここで登場です、C.F.Martin & Co.,INC.副社長にして、弦部門のゼネラルマネージャー、Timothy McNair(ティモシー・マクナイア)氏。
C.F.Martin社長のクリス・マーチン曰く、「ギターの声帯」である弦に対して、Martin社は非常に重要視しているとの事。
Martinブランドの弦の中でもいろいろなモデルがありますが、M-140、M-170などの「Martin弦シリーズ」はSP弦やMARQUIS弦に比べても非常に高いとの事。
ただ、面白いのがこの表で、左上のアジアの円グラフでは水色の「マーチン弦」がかなりのシェアを占めていますが、アメリカ(右下)では赤の「SP弦」のシェアが一番になっているそうです。
アメリカって公の場で々と他社の名を出してと比較するんですね!
アメリカの売り上げ比率表です。
左からD'Addario、Martin、Elixir、ERNiE BALL(青がノン・コーティング、赤がコーティング弦です)
Martin弦は他社と同様にHEXコア(芯線が六角形)で、それにWrap Wire(巻き線)を巻いて作っています。
D'AddarioのEJシリーズ、ERNiE BALLのEarthwoodシリーズと同様、レギュラーモデルとしてラインナップしています。
M-140は、ブロンズ弦界では世界一の売り上げを誇っているそうです。
MARQUIS弦は、Martin弦と同様のものですが、ボールエンドのそばに糸を巻きつけることによってブリッジプレートやエンドピンを保護する作用があります。
さらにMARQUIS弦は、ブリッジピンを挿した時にぴったりフィットするそうです。