ギタセレをご覧の皆様こんにちは!
島村楽器 アミュプラザ博多店の荒木(あらき)です。
第7回となる今回は、前回に続き6月中旬に参加致しました「FURCH Back Stage 2026 FORTY-FIFTH Anniversay」の様子をお届けいたします!
内容盛りだくさんとなりますので、ぜひお楽しみください!
DAY2 Factory Tour&Presentation
さて、2日目本番です!
昨日は無かったフラッグや看板、さらにはステージからキッチン、バーカウンターまで設営されております。



まさしくお祭り!という感じでワクワクしてきます!
Factory Tour 2026

昨年は弊社のみの参加で行っていただいたツアーでしたが今回は各国のディーラーが多数集まっていますので3ブロックに分かれてのスタートとなります!
インカムをつけて大勢で回る感じも新鮮で、どこかアトラクション感もあります。

まずは木材の含水率等を管理する部門から。
流れはやはり前回と同じですね。ただ違う個所としては加湿部屋(サウナ)と通常部屋(天井から一定の蒸気は出している)という内容に変更されていました。
また、含水率も前回は10%を基準としていましたが今回は9%と、目標数値が1%下げられています。これは季節的なものも影響があっての事かと思います。

こちらはCNR Activeの構造やジョイントを解説されています。
はじめて現地で説明を受ける方も多く、皆熱心に聞き入っています。FURCHのクオリティの一つの肝となる部分ですから、力も入りますね!
基本的な工房のつくりや製作の流れ、こだわりなどは前回のツアーレポートにまとめていますのでぜひ良ければこちらもご覧ください!
ここからは今回のツアーでアラキが気になったポイントをいくつかご紹介いたします!

こちらはおそらくBlueシリーズの一本。あまりに美しいので撮影してしまいました。
美しいウォルナットのパターンが良く表現されています!

そしてこちらは先日発表された【Eclipse Series】。ついに実物を確認することが出来ました!!
こちらは”Azure”というカラーモデルですね!オールブラックの塗装に深い青のラインが非常にマッチした美しい姿です。
完成品が届くのが待ち遠しいですね!

ブラックボディもしっかりバフ掛けされています。
黒の塗装は通常のグロスにくらべて非常に手間がかかるため、レインボーでのセレクトオーダーも出来なくなっておりましたが、こうして通常ラインで発売が出来るというのはそれだけ昨年から塗装を含めた製作の行程やシステムの向上があったと感じます。

こちらは同シリーズのRubyの完成品です!赤のラインもなかなかにワルくてカッコいいですね~!!少しスターウォーズを感じるのは私だけでしょうか。。?ちなみにわたしはep.1のダースモールが好みです。

FURCHは今年で45周年を迎えました!こちらはその記念として発表された第一弾のアニバーサリーモデルです。
非常に斬新なインレイアートワーク。遠目で見ると「45」という数字が浮かんでくるFのデザインが印象的なVioletシリーズをベースとした仕様です。
国内にはまだ入ってくる予定はありませんが実物を見られてよかったです!

続いてこちらはそんなインレイのアトリエです!手作業で一枚ずつ丁寧に仕上げられています。
音に関わる部分ではありませんがFURCHはこういった部分のデザインも非常に美しくアーティスティックですよね。

とそんな中でRainbowの中でも見覚えのないデザインがちらほら。

今後こう言ったデザインを使用したモデルも出てくるのか、、今後のインレイアートにも目が離せません!

そしてファクトリーツアーの締めはこちら。FURCH社長のPetr直々にブレーシングデザインの肝にあたるシステムを解説してくれます。
前回のツアーでも非常に感銘を受けた製作方法ですが、今回初めて見たディーラーの方々も多かったようで、この時間は特に感嘆の声が上がっていました!
今回も新たな発見や、FURCHの製作へのこだわりをしっかり体感することが出来たファクトリーツアーでした!
45th Anniversary Limited Models Presentation
さて、待ちに待った限定モデルの発表です!このためにBack Stageへ来たといっても過言ではありません。
まずはこちらから!
9 Exotic Tonewood Models

これまでスタンダードなモデルでは使用されてこなかったユニークなエキゾチックウッドを様々なモデルの中から厳選して使用し製作される9つのシリーズが発表されました!
今回のBackStageに参加しているディーラ―のみがオーダーすることが出来るプレミアムなモデルとなります!
9つの中から私、アラキが特に注目したモデルを今回の記事ではご紹介させていただきます!
Yellow Gc-SJ


トップにはAAAグレードのシトカスプルース、サイド&バックにはキルトサペリ材を贅沢に使用した一本。
近年、ルシアーメイドのギターでも選ばれることが増えているキルトサペリ。マホガニーに近い特性を持ちつつ、その美しさでファンを増やしている品種ですね。
イエローグレードにはそもそもマホガニーのラインナップがありませんので、非常に新鮮で、かつ美しい仕上がりにまとまっておりました。
ローズとは違う軽やかさと温かみ、そして力強さを感じる一本。
Yellow Gc-TX HFD a


こちらは加熱処理(トリファイド)を施したシトカスプルースにフラットカットにて製材されたインディアンローズウッドを採用したエキゾチックな一本。
フラットカットとは板目でカットしたもので、山形や木目が美しいV字・年輪模様(キャデドラルパターン)が現れるのが特徴です。もとより美しいFURCHのローズがさらに美しく強い印象を受ける仕上がりとなっています。
モデル名には記載がありませんがこちらはベベルデュオコンターを採用しており、デラックスの仕様も一部含んだデザインとなっているのもポイントです。
トリファイドのトップがいい味を出しており、通常のイエローに比べ音の雰囲気が暖かく、真新しいキラキラした音というよりこなれた玄人感のある音のような印象。ここからさらに弾き込んでいければ良い成長をしてくれるのではと期待できる一本です!
Red Gc-SC a


こちらが個人的には一番の大本命となる一本。トップにはAAAグレードのシトカスプルース。サイド&バックには現在Rainbowシリーズでも生産不可とされている「ココボロ」を採用したエキゾチックモデル!
きっとまだ素材はストックされているであろうと考えておりましたがやはりこういった記念のタイミングで出てまいりました!
FURCHのココボロモデルでしか得られない成分があると思っています!
力強い杢、Redの美しいインレイアートと相まって素晴らしい外観です。そしてそれに負けない豊かな表現力を伴ったサウンド。
低音は豊かに深く、高域はブライトに美しく伸びる。まさしく間違いのない組み合わせであり、長年製作を心待ちにしていたモデルです!

こちらはわずかですが当店でも確保することが出来ました!ということで喜びの2ショット。
(※これから納品分が製作となるためこの杢目の個体が入荷するわけではございません。)
The Vintage Forty Five Series
続いては前日まで秘密にされていた限定モデル「The Vintage Forty Five Series」の発表です!


Vintage Forty-Five D-LT a
45周年を記念して製作されるリミテッドエディション。45本限定生産となり、アルパインスプルースとホンジュラスローズの組み合わせ、豪華絢爛なインレイアートが非常に映える一本。
同タイミングでOMボディの発表もございました!

リニューアルされたVintageシリーズのロゴも非常にマッチしたゴージャスなヘッドプレート。

美しいホンジュラスローズウッド。FURCHでは通常ラインナップに存在しない希少材です。ガラスを思わせるようなきらびやかなトーンが新たなFURCHの幕開けを感じさせる一本でした!
The Eclipse Anniversary Model

こちらも当日追加発表となった新作エクリプス!!
そもそもまだ通常モデルも発表、発売されたばかりでこのモデルをアニバーサリーモデルとしてピックアップするとは思いませんでした。
Eclipse Anniversary Koa Gc-ER a

オールブラックカラーが代名詞となっているEclipseモデルをベースにバインディング材をKoa材へカスタム。
この組み合わせは、、言わんとすることは分かりますね。
あのモデルを彷彿とさせる美しいデザインです。

通常モデルにはない「Booster Soundport」を搭載。音の明瞭度、音量、そして共鳴を向上させ、より豊かで臨場感あふれる仕上がり。
高級感もどこか増して見えますね!

ピックアップには表現力豊かな「L.R.Baggs HiFi Duet」を採用。間違いなく即戦力となるデュアルタイプのピックアップシステムです。

そして印象的な45個の「F」で表現されるアニバーサリーインレイ。個人的には遠目で見ないと45が浮き出て見えず、新しい表現のインレイだなーと見惚れてしまいます。
こちらのモデルもわずかな本数ですが確保することが出来ました!
販売価格等は追って詳細を発表しますので今しばらくお待ちください。
最後に
いかがでしたでしょうか?非常に濃い発表の連続となったかと思います。
今回のモデルたちのすべてが当社へ入荷するわけではありませんが、私の目でしっかりセレクトした熱いモデルたちは入荷見込みがございますのでぜひ楽しみにしていただければと思います!
※入荷は10月頃を予定しておりますが変動する可能性もございますので予めご了承ください。
Back Stageのメインはここまで、次回はBack Stage内で体験したイベント等をお伝えいたします!
引き続きよろしくお願いいたします!

荒木 孝啓プロフィール
山口県出身、福岡育ち。一児の父。
学生のころからギター弾き語りスタイルでライブ活動に没頭し、フィンガースタイルのギタリストと出会ってからはさらにアコースティックギターの虜となる。
PA会社での勤務を経て、アコギへの尽きない情熱から島村楽器へ転身。
アコースティックギターを中心とする販売を担当し、FURCH(フォルヒ)の年間最多販売を達成。
日々、愛するギターに囲まれながら子育てにも奮闘中。










