“知る人ぞ知る”アメリカのギターブランド「Grosh Guitars(グロッシュ・ギターズ)」についてご紹介する本連載。
第6回目ではロックバンド UNCHAIN のリードギタリストとして第一線で活動されていた佐藤将文氏に実際に楽器を演奏いただき、ギタリスト目線での魅力を語っていただきます。
なお演奏は動画撮影を行ない、当記事内でご覧いただけるようになっておりますので是非こちらもお楽しみください。
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佐藤将文氏 プロフィール
京都府京丹後市出身のギタリスト。
1983年8月16生まれの獅子座。
「すべてのギターにはストーリーがある」がモットー。
2007年 UNCHAINのギタリストとしてメジャーデビュー。
2020年 UNCHAINを脱退。
2020年7月より島村楽器に所属し、楽器の企画開発やコンテンツ制作に携わっている。
並行して「sugar baby yab」としても活動中。
録音環境
録音にあたり、今回はリハーサルスタジオやライブハウスで多く見られる「なるべく一般的な機材を使用する」をテーマに行ないました。
アンプはRoland JC-120とMarshall JVM410H+1960Aを使用しました。
JC-120にはBOSS SD-1を接続し、ブースターとして使用しました。
収音はShure SM57を使用しました。
撮影スタート
NOS Vintage T
※画像は撮影個体とは異なります。
比類なき音質と演奏性を持つ究極のTLスタイル・エレキギターNOS Vintage T(エヌオーエス・ビンテージT)。
Retro Classic Vintage Tに近いトーンと演奏性をオーソドックスなTLシェイプボディで実現しました。
ピックアップ・ルーティングとトラスロッドは伝統的な機構を採用しています。
慣れ親しんだスタイルを好みながらも、グロッシュのトーンと演奏性を求めるプレイヤーに最適なギターです。
木材はマスターグレードのトーンタップウッド、塗装は超極薄ラッカー仕上げ、ピックアップはハンドメイドのGroshピックアップを搭載しています。
NOS Vintage T 島村楽器公式 商品紹介ページはこちら
Roland JC-120接続 デモ演奏
Marshall JVM410H+1960A接続 デモ演奏
インプレッション
演奏一本目という事で、最初はJC-120に繋いでEQはほぼフラットで弾いてみましたが、それでもしっかり抜ける音ですね。
音作りに困らない楽器というのはライブやレコーディングを行なう際に非常に助かります。
ローポジションだけでなく、ハイポジションに移動しても音の太さが維持されているのでガッツのあるリードプレイにもマッチしそうです。
Retro Classic Vintage T
※画像は撮影個体とは異なります。
比類なき音質と演奏性を持つ究極のTLスタイル・エレキギター Retro Classic Vintage T(レトロクラシック・ビンテージT)。
全てのサイジング、ボディコンター、ネックのシェイピングとバランス、全体構造、ヘッドシェイプに至るまで伝統的なスタイルを全て見直し、再構築を実施しました。
結果トーン、ルックス、バランス、演奏性に至るまで全て新次元への進化を実現しました。
ファットで図太いトーンだけでなく、きらめく鈴鳴りも両立させ倍音豊かなトーンを比類なき演奏性と共に生み出します。
木材はマスターグレードのトーンタップウッド、塗装は超極薄ラッカー仕上げ、ピックアップはハンドメイドのGroshピックアップを搭載し、ヴィンテージの鳴りと、現代的な演奏性を両立させた真の革新的なギターです。
Retro Classic Vintage T 島村楽器公式 商品紹介ページはこちら
Roland JC-120接続 デモ演奏
Marshall JVM410H+1960A接続 デモ演奏
インプレッション
先ほどのNOS Vintage Tと比較するとスリムなボディシェイプやくびれのコンター加工などの効果で体へのフィット感があります。
長時間演奏する現場だと、楽器のフィット感がダイレクトに演奏に影響を与えるのでこのバランス感は絶妙ですね。
また、ボディシェイプの効果でサウンドもよりまとまり、スッキリした印象です。
歌や他の楽器の帯域と被らなさそうなのでシンセや同期演奏など流行りのポップスのようなジャンルの演奏で特に威力を発揮しそうです。
NOS Retro
※画像は撮影個体とは異なります。
比類なき音質と演奏性を持つ究極のSTスタイル・エレキギター、NOS Retro(エヌオーエス・レトロ)。
オリジナルシェイプであるRetro Classicに近いトーンと演奏性を、オーソドックスなSTシェイプボディで実現しました。
ピックアップ・ルーティングとトラスロッドは伝統的な機構を採用しています。慣れ親しんだスタイルを好みながらも、グロッシュのトーンと演奏性を求めるプレイヤーに最適なギターです。
木材はマスターグレードのトーンタップウッド、塗装は超極薄ラッカー仕上げ、ピックアップはハンドメイドのGroshピックアップを搭載しています。
NOS Retro 島村楽器公式 商品紹介ページはこちら
Roland JC-120接続 デモ演奏
Marshall JVM410H+1960A接続 デモ演奏
インプレッション
今までSTタイプのギターは複数弾いてきましたが、その中でも音が太いように感じます。
かつ太いだけでなく、甘さも持ち合わせているので歪みだけでなくクリーンでのリードトーンにもマッチしそうです。
ブレンダー機能(フロントPUにリアPUをミックス)も、STタイプながらTLタイプのセンタポジションのようなサウンドを作る事もできてサウンドのバリエーションが広いです。
カッティングで演奏する際は積極的に操作したいポイントですね。
Retro Classic
※画像は撮影個体とは異なります。
比類なき音質と演奏性を持つ究極のSTスタイル・エレキギター、Retro Classic(レトロクラシック)。
全てのサイジング、ボディコンター、ネックのシェイピングとバランス、全体構造、ヘッドシェイプに至るまで伝統的なスタイルを全て見直し、再構築を実施しました。
結果トーン、ルックス、バランス、演奏性に至るまで全て新次元への進化を実現しました。
ファットで図太いトーンだけでなく、きらめく鈴鳴りも両立させ倍音豊かなトーンを比類なき演奏性と共に生み出します。
木材はマスターグレードのトーンタップウッド、塗装は超極薄ラッカー仕上げ、ピックアップはハンドメイドのGroshピックアップを搭載しヴィンテージの鳴りと、現代的な演奏性を両立させた真の革新的なギターです。
Retro Classic 島村楽器公式 商品紹介ページはこちら
Roland JC-120接続 デモ演奏
Marshall JVM410H+1960A接続 デモ演奏
インプレッション
NOS Retroと比較すると、ハイの粒立ちがキレイでアルペジオが映えますね。
歪ませてもクリアで、コードの輪郭がハッキリ聴こえます。
ギターボーカルの方が持っても面白いかもしれません。
Retro Classic Vintage T同様、ボディもスリムで体へのフィット感も高いです。
さいごに
今回はSTタイプ、TLタイプを計4本演奏させていただきました。
Grosh Guitarsはライブ、レコーディング含めて様々な場面や個体を演奏してきましたが、「この楽器を使ってこういう演奏をしてほしい!」という想いをもって製作されているのがよく分かる楽器です。
自分と楽器がマッチした際は、本当にアンプのEQをいじらずとも最高のトーンがバシッと決まります。
前回の波形を計測した特集も読ませていただきましたが、本日楽器を弾いてみて、改めて記事の内容を納得する事ができました。
【Grosh Guitars】ドン・グロッシュ氏の職人魂 Vol.5 “波形から見る楽器としての完成度”
見た目には分かりにくいですが、トラディショナルとモダンどちらにも振れる事ができるサウンドバリエーションの懐の広さ、かつ計算された設計・製作でしっかり道具として使える完成度を持ち合わせています。
展示を見かけたら是非一度弾いてみていただきたいです。
きっと虜になってしまうと思いますよ。
Grosh Guitars在庫一覧
本日演奏いただいた4本以外にも様々なGrosh Guitarsを取り扱っております。
是非お気に入りの選んでいただければと思います。
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