広島パルコ店のデジマートを担当している河部(かわべ)と申します!
今年も「GUITAR LOVERS SHOW」、略して「ギタラバ」が開催されることになり、昨年と同様「Japan Craft spirits」をコンセプトでいきます!前回開催時では国内の人気ブランドに加え、広島県初進出のブランドなど多数取り揃え展示しました。2022年は広島パルコ店カスタムオーダーを作ろう!、ということで今回、私も所有し愛用している「T’s Guitars」さんへ一番にお声掛けさせていただきました。
広島パルコ店コンセプト「Japan Craft spirits」
広島パルコ店のコンセプト「Japan Craft spirits」は日本が世界に誇る技術。Japancraftの神髄が味わえるメーカーを厳選。昨年は広島県初出展のブランドも多数取り揃え、展示、販売を行いました。
T’s Guitarsとは
T’s Guitarsは長野県塩尻市に工房を構え、2020年7月に35周年を迎えました。長野県はギター生産量日本一としても知られ数多くのギターブランドが存在します。主力製品のArcやDSTシリーズを始め、オリジナルモデルの製作やカスタム、リペアはもちろん、OEM供給なども行っております。また、すべての製品にバズフェイトンチューニングシステムが導入されております。
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オーダーについて(トップ材)
早速オーダーについてなのですが、出来れば直接工房にお邪魔したいところではありますが昨今の事情を考慮し、現地に赴くことは叶わず。(いつか絶対に行きたい!)メールで代表の高橋さんにご相談、快く引き受けてくださいました。今回は自分が「T’s Guitars」というブランドを知ったきっかけになったモデル「Arcシリーズ」でオーダーをすることにしました。ブランドを知った当時はあまり広島でも見ることが出来ず、実物があっても次の日にはすでに即完売…、なんてこともあり実は始めて触ったのは島村楽器に入社してからでした。
Arcといえばまずはトップ材。ここを1番最初に決めて完成イメージを膨らませたいと思い、いくつか写真をいただきましてそこから選ぶことに。様々な材を見て、店頭でニヤニヤしておりました。まさにオーダーの醍醐味ということですね!
その中から私が選んだのはこちらのトップ材。
どれも捨てがたい材でしたがこちらの5Aのフレイムメイプルをセレクト。自分の隠しコンセプトとして某メーカーの10TOPのような仕上がりを目指し、こちらの杢目が理想の形でしたのでこちらを使用することに決めました。それでお次は指板材を選びたいとご連絡。
オーダーについて(指板材)
続いて指板についてです。
通常のArcであればエボニーが採用されていますが、今回自分も初めてのオーダー、特別なモデルとして思い入れのあるものにしたいと考え、高橋さんにハカランダ指板を選びたいと相談。ストックしてあったいくつの材を画像でお送りいただき選ばせてもらう事になりました。こっちも本当にいろいろあってどれも良かったのですが自分が選んだのはこちらです。
オイルを塗る前ではありますが、こちらの指板材をセレクトしました。加工後の仕上がりが楽しみですね。
ボディ、ネックに関してはホンジュラスマホガニー、ボディはソリッドでお願いすることにしました。
オーダーについて(仕上がり目前)
オーダーから数か月、高橋さんからご連絡をいただきましてボディ木材の加工が終わり、今は塗装作業に入っているようです。塗装前の姿がこちらです。
ヘッドにもフレイムメイプル貼ってマッチングヘッド仕様に。コントール部分も通常のArcとは違った仕様に変更。カラーリングについては完成後ご紹介させていただきます!
ギタラバ開催までお楽しみに!