皆様こんにちは!石田でございます!
すっかり寒くなって地域によっては深い積雪になっているようですが、変わらずギターを楽しめておりますでしょうか?
早いもので 2022 年もあと少しで終わり。
年末お休みの方は家でゆっくりとギターを弾きつつ、ギタセレ記事も読みながら過ごしていただけますと幸いでございます。
さて今回ご紹介するのは、前回に引き続いてセミアコモデル。
前回のものとは拘り具合を少し変えて、手に取りやすい価格の実現を最優先に企画しました。
SCHECTER L-ES-STD-60/R
前回の Tokai のモデルと同様に、人気の高い 60 年代の ES-335TD をイメージしたモデルというところは変わりませんが、あまり細かいところまでこだわらず、入手しやすいパーツを使用することでハイコストパフォーマンスを実現しました。
「セミアコってかっこいいから欲しいけど 63 年の仕様とか細かいことはよくわからないし・・・」というような方にピッタリの 1 本だと思います。
2色のカラーバリエーション
深みのあるワインレッド系の Black Cherry(ブラックチェリー)、艶やかな Black(ブラック)の 2 色をラインナップ。
なんとなく海外アーティストはチェリー系、国内アーティストは黒系のセミアコを使っている方が多いようなイメージがありますが、お好みでお選びいただけたらと思います。
スモールブロックマーカー
本家 Gibson にもブロックポジションのものとドットマークのものがありますが「存在感や高級感はブロックの方がありますよね?」というわけで今回もブロックマークを選択しました。
フレットエッジが丁寧に処理されており、弾き心地も抜群です。
クルーソンタイプペグ
チューニング精度を左右するペグは信頼の国産ゴトー製を選択。
シャーラータイプのロートマチックとクルーソンタイプのどちらかが選べますが、軽量かつ見た目もシンプルなクルーソンタイプをチョイスしています。
ポリ塗装
TOKAI のモデルはサウンドの拘りや経年変化を重視してラッカー塗装にしましたが、今回はより扱いに気を使わないポリ塗装にしました。
ガンガン弾き倒しちゃってください。
Seymour Duncan ピックアップ搭載
「できるだけリーズナブルに」をテーマに仕様を決めてきましたが「心臓部のピックアップはこだわらないと...」ということで、入手しやすいモデルの中でもセミアコのサウンドを引き立ててくれるであろうモデルを選びました。
それがダンカンのセスラバーモデル。
SH-55 というモデル名が示すとおり、Gibson のオリジナルピックアップ “PAF” の設計者であるセス・ラバー氏とセイモア・ダンカン社のコラボモデルであり 1955 年の PAF サウンドを目指してつくられたモデルです。
ノンポッティングでクリアなサウンドが魅力であり、ジャンルを選ばずに活躍します。
サウンドインプレッション
サウンドチェックの際、マーシャルにつないでクリーンチャンネルでワンコード弾いただけで「これは弾いていて楽しいギターだな」というのが分かりました。
セスラバーらしい低音がすっきりしたクリアなサウンドが魅力ですが、絶妙にセットアップされているので PAF 系特有の「しっかり弾かないと良い音にならない」という感覚がありません。
歪ませても出力が控えめなのでピッキングの強弱で歪み具合のコントールもしやすく、様々なペダルと組み合わせることで色んなジャンルに対応可能です。
ぜひお好みのアンプ、お好みのペダルで納得のいくサウンドを探してみてください。
商品情報
メーカー | SCHECTER |
型名 | L-ES-STD-60/R |
販売価格 | (税込) ¥168,000 (税抜 ¥152,727) |
JANコード | 4518533039146(BCH) 4518533039153(BLK) |

石田 純一プロフィール
ギター演奏はそこそこに機材いじり(改造、音作り)をメインに楽しむ学生時代を送り、機材好きが高じて、「いつの間にか楽器店の店員になっていた」インドア派。
入社後はPRS(Paul Reed Smith)現地工場でのPrivate Stockオーダーをはじめ、自身の経験を活かし、多彩なブランド・ジャンルでの楽器開発も手がけています。