【NAMM2017:アコースティックプリアンプ、コンプレッサー】ORANGE 世界初ステレオ仕様 真空管搭載プリアンプ”Acoustic Pre TC”、立体的にサウンドを持ち上げるコンプ”Kongpressor”発表
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ORANGEより世界初ステレオ仕様の真空管搭載アコースティック・プリアンプ/アクティブDI" Acoustic Pre TC "、立体的なアプローチでサウンドを強化するコンプレッサー" Kongpressor "が発表されました。
※現時点(2017年1月24日)ではOrange Music Electronic Companyからのアナウンスのみのため、日本国内への入荷有無や価格等はまだ未定です。
Acoustic Pre TC
プロフェッショナルユースへ向けたアコースティックプリアンプ。妥協なきサウンドを求めるプレイヤーへ透明感ある卓越したサウンドを提供します。これまでエレキギターやオーディオで採用されてきた真空管サウンドをアコースティックプレイヤーにも届けるモデル。真空管ならではの豊かなハーモニクス、自然なコンプレッション、温かみあるサウンドを表現します。ライブ、レコーディング、どちらの現場においても活躍します。
チャンネルAはECC83/12AX7真空管を搭載。アクティブ/パッシブ兼用の入力です。エレキ用のアンプとは異なる回路。アコースティックの微妙なニュアンスを拾うため、広い音域をカバーする設計がなされています。また" Heat "コントロールによって真空管の音色を微調整することも可能です。フラットピックでの演奏ではHeatを下げて暖かみのあるアタックを、フィンガーピッキングでは、Heatを上げて立ち上がりの良い煌びやかなサウンドを作ることも可能です。
チャンネルBはソリッドステート仕様。くっきりと明瞭で柔らかさも兼ね備えるサウンドです。1/4フォーンプラグのほかにXLRの入力端子も装備。48Vファンタム電源も搭載でコンデンサーマイクにも対応します。
各チャンネルには独立したセミパラメトリック・Midコントロール機能を持ったの3バンドEQ、Phaseスイッチを搭載。マスター部にはリバーブも用意されています。リアパネルには各チャンネル独立したエフェクト・ループ、XLRのDI出力が搭載されています。
スペック
- Channel A Input Impedance:2.2 MΩ
- Channel B XLR Input Impedance:Minimum 6kΩ
- Channel B Jack Input Impedance:2.2 MΩ
- Fx Send Level:-10dbu
- Fx Send Impedance:SUB 150Ω
- Fx Return Level:-10dbu
- Fx Return Impedance:10 KΩ
- Line Output Level:-10dbu
- Line Output Impedance:SUB 150Ω
- Main Output Level:+4dbu
- Main Output Impedance:SUB 60Ω
- Dimensions:29×15×9cm
- Weight:2.5kg
Kongpressor
クラスA回路のアナログコンプレッサー。ギター・ベース問わずあらゆるエフェクトボードにインストール可能です。代表的なヴィンテージマシンからインスピレーションを受けて開発されたとのこと。多くのヒットサウンドの誕生に寄与したバクトロールと呼ばれる"VTL5C3"半導体の復刻モデルが搭載されています。
圧縮レベルが小さい段階は、透明感をキープしながらややファットに持ち上がる印象。サウンドに光沢感を与えます。強めのコンプレッションにおいてもサウンドニュアンスをキープします。
" ATTACK "と" RELEASE "ノブのコントロールでメリハリを微調整。広めにとられたヘッドルームにより、あらゆるセッティングにおいてクリアなサウンドをキープします。一般的にコンプでは失われやすい低音域もカバー、ドライブサウンドにもマッチし音圧感やサスティンをプラスオンさせます。
スペック
- Control: Volume (Output Level) , Squash (Compression Level) , Release , Attack , Chime (High-End)
- Power: 9VBattery / 9V-12V DC Adapter (Max Current Drawn 35mA)
- Dimensions:9.5×6.5×13cm
- Weight:495g