BOSSからリリースされたGX-10は、ギタリストの理想をバランス良く実現するポータブルサイズのマルチ・エフェクターです。
AIRD技術による立体的なアンプ・サウンドと、タッチ操作が可能なカラー・ディスプレイでのスマートなサウンドメイクが可能です。
GX-100のコア・エンジンを継承し、幅広いギタリストにとっての最適解となるでしょう。
BOSS GX-10

メーカー | BOSS |
型名 | GX-10 |
メーカー希望小売価格 | オープンプライス |
販売価格 | ¥58,740(税込) |
JAN | 4957054522186 |
発売予定日 | 2024年10月26日(土) |
特徴


AIRD技術で実現するチューブアンプサウンド
BOSS GX-10は、独自のAIRD技術を活用し、チューブアンプの振る舞いや相互作用を忠実に再現します。
この技術により、立体的で生々しいサウンドと弾き心地が得られます。
ギター用23種類、ベース用9種類のアンプタイプを搭載し、演奏スタイルに合わせた多彩な音作りが可能です。
直感的なサウンドメイクを可能にするタッチ操作
直感的な操作が可能なカラー・ディスプレイは、ディスプレイ上でのアイコン選択やドラッグ&ドロップ機能によって、迅速かつ簡単にサウンド設定を行うことを可能にします。
さらに4つのノブを組み合わせることで、細やかなパラメーター調整も快適に行えます。
幅広いエフェクトと柔軟な接続オプション
GX-10には、BOSSの誇る高品位な170種類のエフェクトを搭載。エフェクトチェインの組み合わせや設定順序を自在にカスタマイズ可能です。
さらに、USB Type-C®端子を通じたPCやモバイル端末との接続、Bluetooth Audio MIDI Dual Adapterによるワイヤレス機能拡張も可能です。
実機を弾いてみました

メーカー様のご厚意で発売前に実機を借りることができました。
今回はコア・エンジンを継承したというGX-100と比較します。

電源をONにした時のディスプレイがカッコいいです。


エフェクトの表示はGX-100と変わらないようです。

もちろんタッチパネルで操作が超簡単。

フットスイッチが少なくなった分、MANUALモードはシンプルになっています。




7月に行われたGT-1000 & GT-1000COREの大型アップデートで新たに実装されたAMP3種「X-ULTRA」「X-OPTIMA」「X-TITAN」も搭載。

フットスイッチはクリックレスで操作がスムーズです。

そしてGX-10はペダル表面がGX-100と比べてザラザラの目が細かくなりました。
程よいグリップ感です。

ボリュームペダルの設定をゼロにすると自動で起動するチューナーも健在(設定ができます)。
音を出してみました
結論から申しますと…
うん、どっちもいい音!
この2台、音が同じだと感じます。
ブラインドテストしたら正解する自信が有りません…。
要はGX-100の音と捉えて頂ければ.…と思います。
注目の比較ポイント
「じゃあこの2台、どこが違うの???」という事になるかと思います。
そこで、ギタセレ中の人が注目した比較ポイントです。
GX-100 | GX-10 | |
メモリー | 200(ユーザー) +100(プリセット) | 198(ユーザー) +99(プリセット) |
AMP CTL | 〇 | × |
MIDI | IN/OUT | × |
外形寸法: (幅)×(奥行×(高さ)mm | 460×193×73 | 300×183×74 |
質量 | 3.5kg | 2.2kg |
メモリー
「ユーザー」は作成したエフェクトの設定の組み合わせの保存ができる数です。
「プリセット」はメーカーが作成した設定の組み合わせの保存されている数です。
AMP CTL
ギター・アンプのチャンネル切り替え端子に接続すると、機材からチャンネルを切り替えることができます。
MIDI
外部MIDI機器を接続し機材で一括してコントロールをすることができるようになります。


ご覧の通り、もちろんフットスイッチの数が大きく異なるので操作感はGX-100の方が良いでしょう。
結論!どっちを選びますか?
基本的なサウンドは変わりません。
こんな方はGX-100を選びましょう
- 演奏中の音色変更など、操作感にこだわりを持ち、素早く正確にコントロールしたい方
- アンプのチャンネルや外部のエフェクターのコントロールなど、拡張性を重視する方
こんな方はGX-10を選びましょう
- 曲の中でエフェクトを頻繁にいじる事が少ない方
- 持ち運びがしやすい方が良い方
- リーズナブルな価格に魅力を感じる方
仕様
●サンプリング周波数:48kHz
● AD 変換:24 ビット +AF 方式 ※ AF 方式(Adaptive Focus method)は AD コンバーターの SN 比を飛躍的に向上させるローランド/ボス独自の方式です。
● DA 変換:32 ビット
●内部演算:32 ビット浮動小数点
●エフェクト・タイプ:170 種類
●最大同時使用エフェクト数:15+3(DIVIDER/MIXER、SEND/RETURN、PHRASE LOOP) ※使用状況により異なります
●メモリー:198(ユーザー)+ 99(プリセット)
●フレーズ・ループ:38 秒(モノ)19 秒(ステレオ)
●チューナー内部検出精度:± 0.1cent
●規定入力レベル:INPUT:-10dBu RETURN:-10dBu
●最大入力レベル:INPUT:+7dBu RETURN:+7dBu
●入力インピーダンス:INPUT:1M Ω RETURN:1M Ω
●規定出力レベル:OUTPUT L/MONO、R:-10dBu PHONES:-10dBu SEND:-10dBu
●出力インピーダンス:OUTPUT L/MONO、R:1k Ω PHONES:44 Ω SEND:1k Ω
●推奨負荷インピーダンス:OUTPUT L/MONO、R:10k Ω以上 PHONES:44 Ω以上 SEND:10k Ω以上
●コントロール:▼スイッチ、▲スイッチ、CTL1 スイッチ、POWER スイッチ、EXP1 スイッチ、PAGE ボタン、MENU ボタン、EFFECTS ボタン、EXIT ボタン、WRITE ボタン、1 ~ 4 つまみ、SELECT つまみ、OUTPUT LEVEL つまみ、EXP1 ペダル
●ディスプレイ:カラーグラフィック LCD(480 × 272 ドット)タッチ・スクリーン付
●接続端子:INPUT 端子、OUTPUT(L/MONO, R)端子、SEND 端子、RETURN 端子:標準タイプ、PHONES 端子:ステレオ標準タイプ、CTL2,3/EXP2 端子:TRS 標準タイプ、USB COMPUTER 端子:USB Type-C(R)、Bluetooth ADAPTOR 端子:専用タイプ、DC IN 端子
●電源:AC アダプター
●消費電流:600mA
●オフ・モード(自動的に電源が切れたとき)の消費電力:0.0W
●外形寸法:300(幅)× 183(奥行)× 74(高さ)mm
●外形寸法(ペダル傾き最大時):300(幅)× 183(奥行)× 96(高さ)mm
●質量:2.2kg
●付属品:AC アダプター(PSB-1U + AC コードセット)、取扱説明書、「安全上のご注意」チラシ、保証書
●別売品:フットスイッチ:FS-5U、FS-5L、FS-6、FS-7 エクスプレッション・ペダル:EV-30、FV-500L、FV-500H、Roland EV-5 Bluetooth(R) Audio MIDI Dual Adaptor(品番 BT-DUAL) ワイヤレス MIDI エクスプレッション・ペダル:EV-1-WL ワイヤレス・フットスイッチ:FS-1-WL