【徹底検証】KORG “Nuvibe”発売記念 「Uni-Vibe系ペダル徹底比較」 ~Vintage Uni-Vibeも登場~
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⑥KORG “Nuvibe”
さあいよいよ今回の注目、Nuvibeの登場です。
どうですか、このルックス。
やはりUni-Vibeを作った三枝氏がデザインしただけあって、Uni-Vibeらしさがしっかり出ていますし、エクスプレッション・ペダル付属な点も嬉しい。
更に今回のNuvibeはWAVEと名付けられたフェーダーが装備されていて、LFO波形をいじれちゃいます。
新栄電気時代のUni-Vibeって、硫化カドミウムセルの影響で個体差がとっても激しいので、「あの人が使ってるUni-Vibeサウンドを出したい」って言って同じ仕様の元祖Uni-Vibeを手に入れても同じ音が出ないことも多々。
でもこのWAVEスライダーで再現できちゃうのが、今回のNuvibeのスバラシイところ。
サウンドチェック
というわけで今回はオリジナルのUni-Vibeを2台用意できたので、Nuvibeも含め3台いっぺんにチェックしちゃいます!
今回はこの、Nuvibe開発の元になったUni-Vibeのサウンドに近づけています。
Uni-Vibeの個体差も体感してみてくださいね。
こりゃスゴイ!
今回のNuvibeの気合の入れようが伝わってきます。
最初のUni-Vibeはけっこう深めにエフェクトがかかる固体で、2個目がNuvibeの元になったモデル。
2個目のほうがサウンドがマイルドで、「Uni-Vibeのバッファーを通してるんだなぁ」って印象を受けますが、最後のNuvibeもほぼ同じ音がします!
演奏していた屋敷さんにお話を伺ってみたところ、「やっぱり元祖は違いますね」とお墨付きを頂きました。
Uni-Vibeサウンドをそのまま再現したいならこのNuvibeを選ぶのが正解なのかもしれません...
最後に...
さて今回、元祖新栄電気製Uni-Vibeを含めて、合計11台のいわゆる「Uni-Vibe」を比べてみました。
シンエイUni-Vibeに関しては言わずもがなですが、「再現している」という点ではNuvibeとVoodoo Vibe+が中々のレベルにあったと思います。
しかし問題はその大きさ(笑)
ペダルボードに組み込むとなるとMint Green Mini VibeやDELUXE MOON PHASERなんかもアリな感じ。
エクスプレッション・ペダルでコントロールしたいってことならBLACK CAT VIBEやMini Deja Vibe 3がいいかな...
と、悩みますね。
何しろ硫化カドミウムセルを使用できないという条件下での切磋琢磨ですからね、各社知恵を絞っているわけで、その努力が音に表れているわけです。
Uni-Vibeサウンドをドンズバで欲しいならNuvibeという選択肢が一番だとは思いますが、それぞれの用途やジャンルに合わせて雰囲気の合うモデルを選ぶのもアリですね。
Nuvibe 開発者インタビュー
最後に三枝氏と共に開発に携わったKORG森川氏(動画右)と、KORG開発部の三苫氏にご登場いただき、開発に関してのお話をしていただきました。