【徹底検証】「アンプの王道」Marshallを改めて知る! Part1 ~Marshallを知る~

  • ブックマーク
【徹底検証】「アンプの王道」Marshallを改めて知る! Part1 ~Marshallを知る~

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

ギターアンプの「王道」、Marshall(マーシャル)。最近ではハイゲイン・アンプやハンドワイヤードなど、いろんなメーカーが群雄割拠だったりしますが、スタジオに行けば必ず置いてあるし、お店で試奏をする時も大抵Marshallを使うのでは?そんなMarshallもシリーズ名があったりモデル名があったり、そもそも何が良いのか、そしてどのモデルがどんな音を出してくれるのか…? 基本中の基本とも言うべきMarshallアンプについて掘り下げて行きます。

s-IMG_2594
本企画は3回に分けてMarshallに迫って行きます。

  1. 【徹底検証】「アンプの王道」Marshallを改めて知る! Part1 ~Marshallを知る~
  2. 【徹底比較】「アンプの王道」Marshallを改めて知る! Part2 ~Marshallヘッド・ラインナップ~
  3. 【徹底比較】「アンプの王道」Marshallを改めて知る! Part3 ~Marshallキャビネット・ラインナップ~

「アンプはMarshallだぜ~」と言いながら、王道が故に実は知らない事も意外とあったり(汗)
今回の企画でMarshall博士への道に一歩近づいてみましょう。

Marshallの歴史を改めて振り返る

今まで語り尽くされてきた感も若干あるMarshallの歴史。でももう一度確認しておきましょう。知らない方は新鮮な驚きをどうぞ。
文中で出てくるスタック・アンプの誕生秘話なども知っておくと良いですよ。

実はドラマー、創設者ジム・マーシャル

s-jim-3
Marshall Amplification社の創設者、Jim Marshall(ジム・マーシャル)(James Charles “Jim” Marshall)は元々はドラマーでした。もっと元を辿れば、ボーカリストだったのです。1936年、13歳の頃に楽団のオーディションを受け、リード・ボーカリストとして活躍し始めたのが14歳の頃。1942年19歳になると、徴兵されたドラマーの代わりにジムはドラムを演奏するようになりました。

ジムのドラムの才能は開花し、ドラム教室を開くまでになったジムの門下生にはジミ・ヘンドリックスのドラムを叩いていたミッチ・ミッチェルやリトル・リチャード、ジェフ・ベック・グループで活躍したミッキー・ウォーラーもいたのです(!!)

1960年にはロンドンの西部にドラム・ショップをオープンしたジム。程なくしてドラマーたちがバンドメンバーを連れてくるようになり、その中にその後のMarshallの運命を大きく変える事になるピート・タウンゼントやリッチー・ブラックモアもいました。リッチーやピート達のリクエストから、ギターアンプを取り扱うようになったジム。そこがMarshallアンプが誕生する原点と言えるでしょう。

Marshallアンプの誕生

ジムのドラムショップでアンプを扱うようになった頃、メインの商品はFenderアンプでした。しかしFenderアンプはアメリカから輸入すると非常に高価でなかなかイギリスのギタリストにとって手が出るものではありません。また、ピートやリッチーが望んでいるサウンドを把握していたジムは、従業員やエンジニアと一緒にアンプ製作を始めます。

ジム達が最も気に入っていたのはFender Bassman。ジェンセン・スピーカーを4基搭載したアンプで、元々はベースアンプとして発売されたものの、ギタリストにとっても名機として語り継がれるアンプです。

s-bassman]
彼らはBassmanを参考にアンプを製作します。最初のプロトタイプは6個出来上がり、これぞ「マーシャル・サウンド!」と当時ジムが叫んだようにMarshallの音を出していましたが、これに満足しないジムたち。オリジナルのアンプを製作するのです。

試行錯誤の末、1962年に生まれたのが、Marshall社最初のプロダクトである「JTM45」です。

s-20110307-JTM45
Bassmanとの差別化を図ったジムは、アンプとスピーカーを分けたスタイルを選択。プリ管にはECC83を採用。スピーカーも12インチセレッションを4基搭載してクローズド・バック構造にしました。完成当初、彼らは「MarkⅡ」と呼んでいましたが(ジムたちの中では2つめのアンプだったので)、JTM45と命名されました。“Marshall Amplification”として、アンプ製造販売を正式にスタートしたのも同じ年。JTM45に並々ならぬ自信を持っていたんですね。

ちなみにJTM45は45Wの出力です。

スタック登場!

1965年、ピートはジムに「100W のヘッドと8×12”キャビネットを作ってほしい」とリクエストします。大音量を求めたピートならではのリクエストだったのですが、ジムは持ち運びの利便性も考えて4×12″の二段を進めました。しかしピートは首を縦に振る事は無く、8×12″を製作。

しかしその後、ピートから「コレを半分に切ってくれ」というリクエストが届きます。ジムの最初の提案どおりのものです。

そうして生まれたのが現在ではもう当たり前になっているスタイル、100WMarshallスタックです。

s-lmar4100_jcm900_full_stack
この3段積みスタイルは、今では他のアンプメーカーも採用しているほど。ここからロックの歴史が変わったと言っても過言では無いでしょう。

ちなみにThe Whoの1970年発表「I Can’t Explain」でもJTM45の姿が見えます。

JCM800誕生

JTM45以降、Marshall Amplificationは数々の名機を製造。1965年には伝説的なコンボアンプ、「1962」も発売します。

s-1962
これは66年にエリック・クラプトンが“ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ”で使用した事から“Blues Breaker”という愛称がついています。

また、リッチー・ブラックモアはJTM45、100Wの出力をもっと上げた物をリクエスト。「1967」が発売されます。これも「200」や「Pig」といった愛称で一世を風靡します。

当時のリッチーの後ろにしっかりと写っていますね。

この頃のMarshall AmplificationはRose-Morris社との販売代理店契約を結んでいました。(1966年から15年間。1981年まで。)当時Marshallアンプはイギリス国外では非常に高価で、それはRose-Morris社が大幅な利益を得ていたためと言われています。そしてRose-Morris社との契約が切れた1981年、Marshallは満を持して新世代モデルを発売。

s-jcm800
JCM800の登場です。<モデル名:2203(100w)、2204(50w)>

これは1981年直前に発売されていた「MV」と呼ばれるマスターボリュームを搭載したモデルを踏襲して作られており、リバーブもついていないシンプル設計。しかしながらロックの代名詞とも言えるサウンドを生み出す事が出来たため、またイギリスからの輸出価格も下がったために、瞬く間に世界中に広がって「ハードロックのスタンダード」となったのです。

JCM900~JCM2000

JCM800の「800」という数字は、当初ジム・マーシャルの所有している車のナンバーの数字と説明されていましたが、後々になって「80年代」を意味する事が判明しました。それはJCM900が1990年に、JCM2000が2000年直前に発売した事からも証明されました。(後付けでそういう意味になったのかも知れません…今となっては真相は藪の中。)

JCM900

20110217-JCM900

80年代後半からはハードロック全盛とも言える時代。かれらはJCM800を改造したり、ブースターを使ってより歪みを得られるようにしたりと、それぞれが「より深い歪み」を求めて試行錯誤していました。JCM900は、そんな当時のギタリスト達への新たな提案でした。チャンネルAとBを使用して歪み/クリーンを切り替えられる「4100」は瞬く間に世界を席巻したのです。

※4100は100w、4500が50wモデル。

※2100(100w)、2500(50w)というモデルもラインナップしていましたが、こちらは「High Gain Master Volume」というシリーズで、4100等の「High Gain Dual Reverb」と違ってクリーンとの切り替えはできませんでした。いわば「歪ませるためのアンプ」です。

JCM2000

そして時代は2000年代。JCM2000が登場します。

s-jcm2000

JCM2000はさらにシリーズが2つに分かれていました。上の画像はDSL。“Dual Super Lead”の頭文字を取ったDSLです。呼んで字のごとく、2チャンネル装備したMarshallのハイゲインアンプなのです。クリーン~歪みと2段階の歪みをスイッチで切り替えられるため人気を博しました。

さらにTriple Super Leadの頭文字を取ったTSL。3チャンネルでクリーン~クランチ~劇歪みを切り替えられる万能アンプ。全国のスタジオで、今でもよく見かけます。それくらい定番です。

こういったメタルサウンドまでカバーできるほどのハイゲインを備えてます。

DSLはTSLに比べて荒々しい歪み方をしていたように記憶しています。2チャンネルと3チャンネルの違いだけではなく、音のこだわりで皆さん選んでいましたね。
JCM2000には50wバージョンもラインナップされていたので、全部で4機種あった事になります。

  • TSL100(3チャンネル・100w)
  • TSL50(3チャンネル・50w)
  • DSL100(2チャンネル・100w)
  • DSL50(2チャンネル・50w)

Marshall現行シリーズ・ラインナップ

90年代~2000年代にかけてハイゲインにおいても他者を圧倒したMarshall。2010年代に入って現在のラインナップになりました。現在のシリーズは以下の通り。バルブ・アンプだけでなくソリッドのヘッドもラインナップする幅の広さで、ファンの心を離しません。

現行のMarshallラインナップに関しては、Part2でサウンドも含めて紹介して行きますので、今回は端折らせて頂きます。
次のページではMarshallがなぜMarshallとして王者と呼ばれるのかについて追求してみます。

MarshallのMarshallたる所以を探る!

s-Marshall building
↑Marshall本社

これまでMarshallの歴史をざっと見てきました。これだけでもいかにMarshallが音楽の歴史に多大な影響を及ぼしたのかが分かります。またMarshall自身もその時代の影響を受けて進化して来たとも言えます。しかしMarshallサウンドとはいったいどんなものなのでしょう? 「Marshallの音」と言えばギタリストのほとんどが想像出来ますし、そのニュアンスや鳴らした時のイメージまで浮かんでくる方も多いのではないでしょうか? でも定義するとなると難しい。一言で表せるならそれに越した事は無いのですが…

Marshall日本輸入代理店、ヤマハミュージックジャパンに聞いてみる

というわけでやって来ました、ヤマハミュージックジャパン。

s-IMG_2447
ビルがデカい。

s-IMG_2448
さっそく中に潜入~♪

地下スタジオに入って行って目にしたのは…

s-IMG_9800
おぉぉ… スゴイ。これならMarshallサウンドを一言で表してくれる人が出てきそうだ。

s-IMG_9827
こちらがMarshallの国内担当、渡辺氏。アーティストサポートから何から、Marshallの事ならドンと来いという方です。

宜しくお願いします。

Marshall 国内担当 渡辺氏にぶつける10の質問

1.今では全国のスタジオやライブハウスで定番となったMarshallアンプ。最初に日本に入ってきたのは何年頃なんでしょう?

1973年、ヤマハの前身である「日本楽器製造株式会社」が輸入代理店になりました。ちょうどRose-Morris社がイギリス海外に出荷していた時代、「UNIT 3」などのセットを入荷したのが最初だと思います。

じゃあ最初から今まで、ず~っとヤマハさんが代理店なんですね!

そうです。Marshallとのお付き合いはもう約40年になるわけです。

2.なぜMarshallアンプはそれほどまでに定番になったのだと思いますか?

「ロックというジャンルと一緒に育ったから」でしょう。

Marshallが生まれるときは「大きな音」が求められてたんです。VOX、Fender、Suproなど良いアンプはあったけど音量は出ないって事でFender Bassmanを基にジムが作ったわけですよね。その時に生まれたのがJTM45であり、ヘッドとキャビネットのセパレートです。音の大きさはスピーカーの数と口径に比例するので、同じ100wでも1発より4発の方が大きくなります。そういったキャビネットを使用したMarshallの音を利用してロックが育って行ったわけです。

s-DSCF0141
↑JTM45の初号機。シリアルナンバーは000001-Aで#1と呼ばれている

時代背景もMarshallサウンドを求めていたわけですね?

Marshall社の設立が1962年なので、いわゆる「ロックンロール」がまだ無い時代。そこからThe Who、Eric Clapton、Jimi Hendrix…と彼らがMarshallを使用し始めてロックが育っていったんですよね。
ジミヘンがMarshallを使用し始めた話も面白くて、彼の本名がJames Marshall Hendrix、一方ジム・マーシャルの本名がJames Charles Marshall。ジミは「同姓同名のアンプを使ってみよう」って事で使い始めて、1959を中心にロックが回り始めて行った時代です。そこからブースターが出て、ファズが出て…、歪まない1959をどうやって歪ませるかをみんな四苦八苦してサウンドが構築されて行ったんです。そういった輪の中心にMarshallアンプがあったのが事実ですよね。

3.Marshallはこれまでのシリーズの中でモデル名もいろいろありました。Marshallのモデル名の付け方に法則性はありますか?

最初のモデルはJTM45。これはモデル名です。それから1959然り、4桁の数字でモデル名の製品が発売されて、その後JCM800が生まれました。これはシリーズ名で、モデル名は2203等4桁の数字です。JCM900を経てJCM2000が出ますが、そこでは更にDSLやTSLシリーズに分かれて、4桁のモデル名が付きます。こういった名付け方に法則性はあるのでしょうか?

1962なんかがありますが、これは62年発売じゃないんですよね。他のモデルもそうです。他でも1959があって、それに合わせたキャビネットの名前を1足した数字、1960にしてみたり。そういったように非常に機械的に付けられていた様です。詳細は今となっては定かでは無いんですが… これらは販売代理店のRose-Morris社が付けたんだと言われています。

s-IMG_9879
Rose-Morris社から離れた後に発売されたJCM800からはMarshall独自で名づけ始めたので、ジムの車のナンバーからなど、分かりやすくなりましたね。2203からは名前に意味を持ちました。「マスターボリューム搭載の100wモデル」という意味です。

あ、ちなみに2203というモデルはJCM800シリーズが発売される前からMVのシリーズで発売されていたんですよ。JCM800シリーズの中に1959というモデルもありましたし。(この時1959は100wでマスターボリューム無し、4インプットという定義を持ちました)

※このあたりの名付け方は、記事内でも書きましたが真相は今では藪の中です… Marshall創世記メンバーはいまやMarshall社の中でもほとんどいない時代なので。

4.いろんなモデルが50w、100wそれぞれの仕様で発売されてきました。その違いは音にどう影響を与えるのでしょう?

一言で言うと「音」です

s-IMG_9819
同じ筐体で50wと100wを発売してくるんですよね、Marshallは。(他社もそうかもしれませんが) なぜかと言うと、そういった音を求められるから。50wを愛好しているミュージシャンの代表格がJeff BeckとYngwie Malmsteenです。彼らは50wしか使わない。それは50wでしか出せないサウンドがあるから。
50wのサウンドというのは、ワット数が低いので歪み始めるポイントが早いんです。あとは音がタイトで、まとまっていて、速いパッセージが付いて来やすいという印象です。
逆に100wですが、実効出力は50wの2倍ですが、音量は2倍にはならないんです。だいたい50wは100wの2/3くらい、もしかしたら3/4くらいの音量かもしれません。音量的にはそのくらい変わらないわけですが、ニュアンスが変わる。100wは派手で、音が広がっていく印象ですね。悪く言えば暴れる感じ。
そういった音質的な違いが明確にあって、Marshallはいつも100w、50wそれぞれをラインナップしてきます。

5.Marshallアンプはイギリスと日本では電圧を変えていますか? (イギリスの電圧は、220-230V。日本は100Vです。)

はい、トランスが違います。Vintageシリーズに関しては当時のサウンドをリイシューしているので、120Vのトランスが載っています(アメリカと同仕様)。それ以外はすべて100Vで日本向けのトランスが載っています。

たとえばイギリスで230V電圧の状態でMarshallを聞くのと、日本で100V電圧Marshallサウンドを聞くのとでは音が変わるんでしょうか?

s-IMG_9816
本当の本当に突き詰めて厳密に言うと、変わります。しかし、ブラインドテストで分かる人は少ないでしょうね(笑)

(笑)どうなんでしょう? パブロフの犬的に、「今は電圧が高い状況だ」と分かっているからそう聞こえるという事はないんでしょうかね?

そうかもしれないですね。Eddie Van Halenのブラウンサウンドだって長年ボルテージを上げてるって言ってきたから、みんなちょっとずつ昇圧してトランス壊して…ってやってきたのに、ここに来ていきなり「下げてた」ですからね(笑)

6.アンプやエフェクターなど、Marshallにインスパイアされた製品がたくさん発売されています。Marshall社はそれらをどう見ているのでしょう?

いやぁ、なんとも思っていないでしょう(笑)

s-IMG_9827

そういった質問をした事はないですが、「だったらMarshall使いなよ」って思ってると思います(笑)

じゃあGuv’nerの復刻とかお願いしたいところですよね!

ぜひそうして欲しいですね(笑)

7.ということで今後、新たなMarshallエフェクターの可能性は?

無いと思いますけど、Marshallっていきなり発表したりする事もあるんで何とも言えません(笑)

でも今年はあっと驚くような新製品も出る予定があるので楽しみにして頂いて良いと思いますよ!
…発売が遅れなければ(笑)

8.ズバリ、Marshall サウンドを定義してください。

「音の抜け」「音の混ざり」「どれを使ってもMarshallサウンドがする」の3点ですね。

s-IMG_9820

音楽をやっている人たちって、自己表現をしたいんだと思うんですけど、そういった時にアンサンブルの中で音が抜けるって、大切ですよね? 他のベースやドラム、キーボードなんかが鳴っていて埋もれちゃうと表現できないですよね? それが無いんですよ。

それとは相反するんですが、バンドの中に入った時に、良い具合に溶け込んでくれる。まとまってくれる、馴染むというか。
良く言われるのは「Marshallって大きい音を出してもうるさくない」って事ですよね。

もちろんフラッグシップのJVMはMarshallらしい音がするのが当然ですが、MGシリーズのミニアンプもしっかりMarshallサウンドが出ますよね。歪んだ時のあのザラっとした感じの音、するんですよね。MS-2のようなトイアンプでもMarshallサウンドですからね。

9.Marshallアンプの性能を最大限引き出すには?

いやぁ、難しい質問ですね。

s-IMG_9826
少なくともメンテナンスはしっかりして欲しいですよね。
たとえば真空管。寿命があるのはもちろん皆さんご存知かと思いますが、ヘタって来ると歪みが弱くなったり、音が細くなったり…。これだけ真空管アンプが溢れてると、真空管アンプの脆弱性について忘れられている場合もあります。真空管の中の接点同士の距離ってミリ単位なんですよ。そこがプチっといったら即ダメになるので、振動には気を付けて欲しいですね。

やはり持ち運びには気を付けるべきですね?

とにかく振動を与えるのは良くないことですが、Marshallが出荷されて来る箱は上下正しい向きにされていますよね? それを考えるとやはり上下も正しくした方が良いと思います。逆さにして発送するのはあり得ないと思いますし。
あとは運搬の際は出来ればショックマウントのハードケースに入れて欲しいです。その上でキャリーカートなんかで運ぶなら振動もほとんど影響しないと思います。そこまでケアして欲しいですね。

他には何かありますか?

アンプの修理で多いのは真空管6~7割、インプットやコントロール類のガリも含めると8~9割になりますから、プラグを拭いてから挿す、ノブは0か10かにして保管しておくなどの基本的な事も重要です。

10.最近「ブラウン・サウンド」ももてはやされています。現行Marshallでブラウンサウンドを得るには?

s-IMG_9884
ズバリ、1959SLPを使いましょう!
やっぱりブラウン・サウンドの根幹は1959にあると思います。エディーはゲインを上げるように改造していたようですから、ブースターを何かしら使う事でゲインをブースとして非常に近づくと思います。

いざMarshallサウンドを徹底比較!

ここまででMarshallについてけっこう詳しくなったんじゃないでしょうか? そこで気になるのはやっぱりサウンド。いろんなシリーズがある中でMarshallサウンドを貫きながらどんな個性を発揮してくれるのか、実際に音をチェックして行きましょう!

今回試奏にご協力頂くのはこの方。

s-IMG_9838
…さあ誰でしょう!? 女性であるのは間違い無いです。赤いメッシュが印象的な女性ギタリストです。

と、今回はここまで。Part2で気になるアーティストの正体も含めてサウンドを公開しますので、お楽しみに!!

  • ブックマーク