【エレキギター】Ormsby Guitars取扱開始 ~オーストラリアOrmsby工房潜入~【メーカー探訪】
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Custom Shop
オーストラリア西海岸にあるOrmsby工房で製作されるのが、カスタムショップ・モデル。
Ormsby公式サイトには、こう書いてあります。「オリジナル・ボディシェイプ? 大丈夫! アクティヴPUの載ったマルチスケールVベース、クローム・プレートTOPで... もちろんOK。木材を選びたい? 問題ない! スケールの長さを変えたい? 簡単な事だよ!」
そう、Ormsby Custom Shopは基本的になんでもアリなのです。
オーナーのPerryもこう語っています。「アイデアに制限はない。想像力や夢を形にしよう」
そのスタンスを2003年の創業当時から貫いているOrmsby Guitars。Perryをはじめとしたスタッフたちが生み出してきたカスタムモデルの一部を紹介していきましょう。
HypeMachine
さらに
ブランド名とモデル名をメタルプレートに刻印してボディ裏、下部に配置する点など...
数多くあるBlackMachineフォロワーの中でも人気、生産数共に抜きんでているのがOrmsby Guitarsでしょう。HypeMachineはOrmsbyの代名詞ともいえるデザインです。
HypeMachineの中でも、最近NAMM ShowやFacebook、Twitterでよく見かけるモデルがこのCopper Top。銅板をTOPに貼り付けて、Evertuneブリッジを搭載。キンキンのサウンドが出そうです。
過去にはこんなHypeMachineの制作風景もありました。TOPはスチールでしょうか!? このモデルの完成形が気になります。(工房訪問で聞いてみたら「アルミTOP」だそうです)
今ではCITESで輸入に手間のかかるローズウッドを指板だけでなくボディにも採用した「オールローズ」HypeMachine。
SX
HypeMachineと並ぶOrmsbyを代表するモデルがSX。ファンドフレットの指板エンド側を逆アングルにカットする事で、高音弦のフレット数をさらに伸ばし、シングルコイルのフロントPUとマッチさせたそのスタイルは唯一無二。
このモデルはオーストラリアのギタリスト、Joe Haleyの為に製作されたシグネチュアモデル。
指板に稲妻のようなインレイを施し、ボディを鮮やかな赤のバーストで仕上げたSX。ケーラー社製のマルチスケール対応、トレモロユニット搭載ブリッジが目を引きます。
!!! 衝撃的すぎるフィニッシュを施したSX。フロントPUを配置しないのはこのフィニッシュをより目立たせるためなのか。
Perryによるハンドメイドで仕上げられた1本。このモデルがFacebookにUPされた時はTwitterでもかなり話題になりました。
こちらは、OrmsbyのSocial Media、AR、セールスを担当するマットが所有するSX。フレイムメイプルTOPが美しいだけでなく...
日本人であればこのデザインと圧倒的なクオリティにワクワクしてしまう事間違いなし。インレイ・ワークで孫悟空を作り込んだモデル。オーダーしたのは日本人ではなく、海外のギタリスト。Ormsby人気だけでなく、ドラゴンボール人気のスゴさも感じられます。
Goliath
近年のヘッドレス・ブームはここにきてさらに盛り上がりを見せています。そのヘッドレスをOrmsbyがデザインするとこうなる、という答えがGoliath。
Hipshotのパーツを使用して製作された、新たなデザイン。
HypeMachineでも製作していたCopper Topもあります。
GTRシリーズでも近々製作される予定とのことで、楽しみです。(GTRはフィルム貼付になるようです)
Futura
2017年のNAMM Showで話題をさらったFutura。
ユニークな"Split-Top"のデザインが目を引きます。このデザインによって、様々な木材の組み合わせやカラーリングの組み合わせが可能になる、先進的で未来的なモデル。このモデルはやはりCopper Topですかね...?
美しい青で染め上げられたキルトメイプルをTOPに持ってきたモデル。
アッシュ部分の青とTOPのマットな黒が、全体を精悍なイメージにしているFutura。
Ormsby公式サイトにもGTRモデルが"Coming Soon"となっています。まだCustomモデルも未到着の日本だけに、もしかしたらGTRモデルが先に発売されるなんてこともありえるかもしれません...
その他
何でもアリのCustom Shopだけに、ギタリストからのオーダーも多種多様。「こんなモデルも作ってたのか!」と思うようなモデルも多数ありましたので、紹介しておきます。
といいながら、まずはちゃんと名前も与えられているモデル、GENESIS。Ormsbyらしいマルチスケールは搭載しているものの、シェイプやピックガード、その他さまざまな箇所からスタンダードなSTを匂わせてくれます。「創世記」の名を持つだけありますね。
スタンダードなTLシェイプにBigsby付き! しかもSSHレイアウト。マルチスケールも搭載していない、Ormsbyらしからぬスペック...
Bigsby付きをもう一本。これはLPのようなシェイプのシングルカット・モデル。ボディはマホガニーでしょうか。
GenesisのCopper Top、フロイドローズ搭載。ホントに望めばなんでもやってくれそう...(このモデルの詳細は次ページの工房潜入レポート参照)
最近スワール塗装のHypeも発表されてましたね。これはGTRのサンプルでしょうかね...