はじめまして。島村楽器イオンモール長久手店の石田と申します。
信州ギター祭り2026へ向けてオーダーを行ったギターについてご紹介していきます。SuzukaGuitarDesignの魅力を最大限引き出し、より多くのお客様の手に取っていただくために知恵を絞って参りました。完成までの過程をぜひ一緒に楽しんでいただければ幸いです。
その1・材料についての紹介
Tierra(ティエラ)はSuzukaGuitarDesignが手がけるテレキャスタータイプのギターです。
ボディ内部がくりぬかれたフルホロウ構造を採用し、驚異的な軽量さとエアリーなサウンドを実現しています。一見、奇抜に映るオリジナルボディシェイプは重量バランス改善のため緻密に設計されており、軽量ながらヘッド落ちの少ない構造です。

これまでTierraは、アルダー・アッシュという2種のボディ材、そしてSSS、HS、PS等の様々なPU配列を持つモデルが世に送り出されてきました。
この度、信州ギター祭り2026に向けて新たにオーダーしたモデルはフルホロウ構造はそのままにS字状のサウンドホール、”Sホール”を備えたものとなっております。
Tierraにはこれまでも、ナッシュビルテレキャスターやテレキャスターカスタム、テレキャスターデラックスなど音楽史にその名を轟かせる名機の数々からインスピレーションを得たモデルが存在していました。この度のオーダーはそれらに新しくテレキャスターシンラインを加えるという試みです。
また、ギター祭りの会場では皆様から「せっかくのホロウボディならルックス・サウンドの両面でサウンドホールがあればいいのに…」というお声も多くいただいておりました。今回のオーダーはそういった皆様のご期待にお応えするためのものでもあります。
今回も昨年同様、工房からいただいた製作過程の画像を随時ご紹介していきます。新たなサウンドホールの形状や位置、それらによるビジュアルの変化をお伝えできるかと存じますので、どうぞご期待ください。
その2・塗装についての紹介
大変お待たせいたしました。木工が完了し塗装を待つのみ、という状態の画像をいただきましたのでご覧ください。

サウンドホール形状は「S」、Suzukaの「S」を表すS字状のサウンドホールが採用されています。流麗なボディカーブに寄り添う美しい配置です。Tierraが元々持っていたバランスを、まったく崩すことなく調和しています。
塗装前だからこそボディのアルダー材、ピックガードのマホガニー材それぞれが持つ杢目や質感も感じ取ることができます。ボディの杢目に対して垂直方向に走るピックガードの杢目が非常に良いバランスとなっており、木取りの工夫、美しさを感じます。
その3・ついに完成
そして、塗装後、完成した姿がこちらになります。信州ギター祭りの紹介動画撮影のため、こちらのモデルは一足早く製作を進めていただいておりました。そのため、塗装前と完成後を一度の更新でお見せする形になります。

クラシックかつ杢目を最大限活かすタバコサンバーストのボディに、ボルドーカラーのピックガードが落ち着いた彩りを添えます。

サウンドホール縁も非常に美しく処理されています。滑らかな手触りが画像からも伝わってくるようです。

また、ぜひ注目していただきたいのはこのブリッジです。通常のテレキャスター用のブリッジを切断した独自のバーツを使用することで、リアハムバッカーとテレキャスターブリッジを両立しています。

いかがでしたでしょうか。サウンドホール搭載という初めての試みでしたが、ホロウボディそして開発のスペシャリストである鈴鹿氏のお力でTierraのデザインサウンドホールとが見事に調和しています。
こちらのギターは随時、島村楽器イオンモール松本店のオンラインストアに掲載され、掲載時点から全額ご入金いただくことで事前予約が可能です。仕様や製作に関するご質問やご相談は島村楽器イオンモール長久手店(☎0561-64-5320)の石田までお問い合わせ下さい。









