折り畳みスタンド
Aria
1955年創業の、愛知県名古屋市を拠点とする荒井貿易株式会社によるブランドです。「荒井」→「ARAI」→「ARIA」といったアナグラムで誕生した名称です。
創業者の荒井史郎 現相談役(2020年8月現在)が、クラシックギターの輸入を皮切りに、自社ブランド「Aria」のクラシックギターも製作・販売を行ってきた荒井貿易。
本社ショールームでは、Ariaブランドのクラシックギターだけでなく「Felipe Conde」など多数のクラシックギターを展示。他にも世界の名器が複数展示されています。
そんなAriaですが、「Aria Pro Ⅱ」というブランドも存在します。Aria Pro IIはエレキギター、エレキベースと関連商品、Ariaはアコギ、クラシックギター、関連商品といったように分類されています。
■GSC-220
Aria GSC-220
おそらく市場で最もカラーラインナップの多いギタースタンドではないでしょうか。上記シルバーだけでなく、
ゴールド、ブルー、レッド、パープル、ガンメタリック、ブラックと、全部で7種類あります。
GSC-220の魅力はカラーラインナップだけではありません。112 × 268 × 85 mmという超コンパクトサイズに折り畳む事が可能で、アルミ製なだけあって重量も1kgを大幅に下回る420 gを実現しています。
もちろんギターのホールド性もバツグン。
- ラッカー対応 非公表
ギターに触れる部分はラバー製です。楽器に傷をつける事はほぼありませんが、ラッカー塗装の楽器を掛ける際には万全を期してスタンドブラを使用しましょう。 - サイズ:34.7 (H) × 28.8 (W) × 29.7 (D) cm
- 折り畳み時:11.2 (H) × 26.8 (W) × 8.5 (D) cm
- 自重:420 g
アコースティックギター/エレキギター/エレキベースと、様々なタイプのギターに対応します。
HERCULES
■GS-200B
“EZPACK”という別名を冠するGS-200B。ボディ―受け部ヨークに突き出ている黄色い突起は、
アコースティックギターなど厚みのある楽器を置く際は引っ込み、
エレキギターなど厚みが薄い楽器を置く際は、楽器が動かないようストッパーとなってくれます。
それゆえ、アコースティックギター/エレキギター/エレキベースと、様々なタイプのギターに対応し、それぞれで安定して楽器を保管できます。
折り畳んだ際は26.0 × 11.0 × 4.3 cmにまでコンパクト化し、重さも500 gという事で、
ギターケースのポケットにも収まって気軽に持ち運びできます。
- ラッカー非対応
スタンドブラの装着は難しそうなので、ラッカー塗装の楽器を掛ける際にはクロスうまくを使用しましょう。 - 高さ:24.0 cm
- 折り畳み時:26.0 × 11.0 × 4.3 cm
- 自重:500 g
- 耐荷重:10 kg
■GS301B
HERCULES GS301B
ライトウェイト・スチールを材料としたフレームで形成されるGS301Bは、折り畳み式ながら、安定感を重視したスタンドです。
フルサイズアコースティックギター用スタンドです。
- ラッカー非対応
比較的ラッカー塗装に変化を及ぼしにくい、SFF (スペシャル・フォーミュレイテッド・フォーム) 装備のHERCULESスタンドですが、あくまでもメーカー公式発表では「非対応」です。 - 高さ:25.0 cm
- 折り畳み時:30.0 × 24.5 × 5.0 cm
- 自重:900 g
- 耐荷重:15 kg
- ヨーク部深さ:14.6 cm
スチール製なだけに多少重さはありますが、それでも900 gなので持ち運びに苦労はしないでしょう。
■GS302B
GS301Bのエレキギター、ベース用バージョンです。
301B同様安定感とコンパクト性を兼ね備えたデザインです。
- ラッカー非対応
比較的ラッカー塗装に変化を及ぼしにくい、SFF (スペシャル・フォーミュレイテッド・フォーム) 装備のHERCULESスタンドですが、あくまでもメーカー公式発表では「非対応」です。 - 高さ:25.0 cm
- 折り畳み時:30.0 × 24.5 × 5.0 cm
- 自重:900 g
- 耐荷重:15 kg
- ヨーク部深さ:6.8 cm
■GS401BB
ボディバックを1点で支える構造の、折り畳み式ギタースタンドです。
14.0 cmのヨークでフルサイズ・アコースティックギターに対応します。
折り畳めば28.2 × 10.5 × 10.0 cmまでコンパクトになり、HERCULES一の可搬性だと言えます。1 kgの自重ですが、そこまで気にならないかと。
- ラッカー非対応
比較的ラッカー塗装に変化を及ぼしにくい、SFF (スペシャル・フォーミュレイテッド・フォーム) 装備のHERCULESスタンドですが、あくまでもメーカー公式発表では「非対応」です。 - 高さ:31.0 cm
- 折り畳み時:28.2 × 10.5 × 10.0 cm
- 自重:1 kg
- 耐荷重:15 kg
- ヨーク部深さ:14.0 cm
■GS402BB
GS401Bのエレキギター/ベース用バージョンです。
折り畳み時のサイズ感も401Bとほぼ同じ。
ボディに当たる支点が1つのため、見ただけだと不安感がありますが、楽器を置いてみるとかなりの安定性です。安心して楽器を保管できます。
- ラッカー非対応
比較的ラッカー塗装に変化を及ぼしにくい、SFF (スペシャル・フォーミュレイテッド・フォーム) 装備のHERCULESスタンドですが、あくまでもメーカー公式発表では「非対応」です。 - 高さ:31.0 cm
- 折り畳み時:28.2 × 10.5 × 10.0 cm
- 自重:1 kg
- 耐荷重:15 kg
- ヨーク部深さ:6.5 cm
Ibanez
■PT32
Ibanez PT32
今回の特集の中で、「最も小さく畳めるスタンド」こそ、このPT32です。
折り畳んだ際はこのように極薄になります。
地面との接点、ギターの支持、共に3点ですが非常に安定しています。
そのコンパクト性は、ギターギグケースの一番小さいポケットにも収まるほどです。
使用時のサイズはこのような感じ。
エレキギター、ベース等ソリッドギター用のスタンドです。
- ラッカー非対応
- 高さ:23.5 cm
- 折り畳み時:
- 自重:430 g
- ヨーク部深さ:5.5 cm
ギタースタンドの中でも最も場所を取らないPT32。スチール製ながら自重も430 gと軽量で、非常に優れた折り畳み式スタンドだと言えるでしょう。
On-Stage
■GS6500
On-Stageの折り畳みギタースタンドの中でもトップクラスに人気の高いのがGS6500Bです。
ヨーク部は上下に動かす事が出来、アコースティックギター/エレキギター/エレキベースと、様々なタイプのギターに対応可能です。
コンパクトで、可搬性も他モデルに引けを取りません。
こちらの動画は同じタイプのウクレレスタンド、GS6000Bの解説ですが、構造は同じためヨーク部の動きをご確認いただけます。
- ラッカー非対応
- 折り畳み時:31.0 cm × 15.0 cm × 4.2 cm
- 自重:460 g
- ヨーク部:8.0 cm~ 13.0 cm
■GS7655
メタルワイヤー製のAフレームデザイン・折り畳みギタースタンド。
ギターを置くヨーク部にへこみを作る事で、アコースティックギター/エレキギター/エレキベースと、様々なタイプのギターに対応しています。
高さが39.4 cm + αあるため、楽器を置いた際の安定感は抜群です。また、背もたれ部分にはヨーク部同様、EVAフォームを装着しているため、ラッカー塗装に対応しています。
楽器の幅に合わせて5段階で調整が可能なため、様々な楽器に対応できます。
- ラッカー対応
※長時間ラッカー塗装ギターを置いたままですと化学反応を起こす可能性も0ではありません - 折り畳み時:39.4 cm × 33.0 cm × 3.2 cm
- 自重:460 g
- ヨーク部:8.0 cm~ 13.0 cm
コンパクトさ、安定性、多用途性、それらすべてを満たしてくれる折り畳みスタンドです。
折り畳みスタンドまとめ
コンパクトな折り畳みギタースタンドも今や数多く販売されています。持ち運びだけでなく、自宅で省スペースに保管したい場合は便利なものです。
ご自身のギターがラッカー塗装ならばGS7655です。それ以外であれば選択肢は広くなりますね。一番コンパクトな物を選びたいのであればPT32でしょう。