1974年、日本にて、とあるファズペダルが発売されます。Big Muffの回路、特に第2期、ラムズヘッドを元にして作られたそのファズペダルは、グリーンの筐体にキャラメルスイッチという特徴的なデザインで作られました。
そして、後に世界で最も後世に影響を与えたペダルを生む、伝説のOD型番の最初のモデルとして発売されました。
Black Catでは、オリジナルモデルの偉大な音色に敬意を表し、OD-801という呼び名をこのペダルに付けることにしました。
色褪せたグリーンカラーは、このペダルの歴史を物語っています。
通常、Big Muffタイプのペダルでは、トーンを絞ると非常にもこもことした音になってしまいます。ところがOD-801では、オリジナルモデルと同様にデザインされた、グランドに対し多少ダンプするトーン回路により、トーンを絞っても音がはっきりとしており、適度に暖かく、適度に鋭さの残るサウンドを作ります。
この高い汎用性のトーンコントロールにより、OD-801は非常に扱いやすいペダルとなりました。
トーン回路だけではなく、オリジナルペダルのクオリティが非常に高かったため、現在の基準で考えてみても、エフェクターとして直すべきところはほとんど見つかりませんでした。
そこでBlack Catでは、出来る限り忠実に、オリジナルモデルの音色をよみがえらせるよう設計しました。内部のコンポーネンツも、オリジナルモデルと出来る限り同じように制作しています。
メタルフィルム抵抗、メタルフィルムキャパシタ、ニチコンエ電解キャパシタ。そしてオリジナルと同じToshiba製2SC1815-BLトランジスタに至るまで、当時のコンポーネンツを集めました。
1974年に生まれた伝説の音色を是非、ご堪能ください。
Black Cat OD-801はオリジナルモデル同様、Muffスタイルのサウンドだけでなく、多彩なディストーション~ファズサウンドを1台で作ることができます。
コントロール
- Distortion:ゲインを調整します。ミディアムゲインのオーバードライブからディストーション、さらにフルボディのファズまで、幅広いゲインコントロールが可能です。
- Tone:トーンを調整します。左に回せばハイがカットされ、ローの強い音色となります。右に回せばハイが強く、分厚い倍音成分とハイミッドの強い音色となります。
- Volume:音量を調整します。
特徴
- グラスエポクシ 両面基板を採用
- 3PDTトゥルーバイパススイッチ/スイッチクラフトジャック
- 2.1mm センターマイナスのスタンダードなDC9V Inputを搭載
- 電池駆動も可能
- アメリカでハンドワイヤードにより制作
メーカー希望小売価格:オープンプライス
JAN:4560440832464