3年の歳月を経てようやく入荷した PRS Custom24 セミホロウ|ギターマニア石田純一の逸品入魂~気ままに想いを綴ります~Vol.71

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3年の歳月を経てようやく入荷した PRS Custom24 セミホロウ|ギターマニア石田純一の逸品入魂~気ままに想いを綴ります~Vol.71

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

皆様こんにちは!石田でございます!
おかげさまで大好評いただいております PRS 現地オーダーモデルの数々ですが、新しいものが入荷してまいりましたのでご紹介します。

Private Stock #11124 Custom 24 Semi-Hollow Brazilian Rosewood Neck&FB 1-Piece Quilted Maple Top 1-Piece Curly Maple Back Aqua Violet

もはや恒例となったハカランダネック・指板はともかくとして「1-Piece」って二回書いてありますね。つまり...

1-Piece Quilted Maple Top

これでもか!というほどのわかりやすいワンピース材です。
キルトのワンピース材は行くタイミングによってはそもそも置いていないこともあり、あってもここまでの大きな杢目のものはまずないです。

今回は個人的に最も好きなプライベートストックカラーである「アクアバイオレット」を選択。

ピンクの生地着をしてから研磨し、ブルーを重ねることで完成するこのカラーは場所によってブルー~パープルが入り混じる複雑なカラーですが、まあ~写真を撮るのが難しい...

一眼レフで撮るとただのブルーになってしまうのでスマホのカメラで補正をかけつつ何とかそれっぽく撮影しました。

1-Piece Curly Maple Back

Private Stock のオーダーシートの Body セクションには Top / Back / Middle の項目があります。やろうと思えばトップにコアを貼ってバックにメイプルを貼ることも可能なわけです。その場合バックは”Back Cap”と表現されます。ミドルレイヤーがあるのでバック材でキャップする、ということですね。

この個体は Curly Maple Back です。

そう、バックキャップではなく1ブロックのメイプルを丸ごとバック材として使用している、ということです。
ほかの個体でも採用しているこの1ピースバック構造ですが、もちろん国内からオーダーシートでオーダーすることはできませんし、あちらへ行ったときにたまたま木材があれば(かつポール・マイルズにお願いすれば)やってもらえる、という特別仕様です。

ワンピーストップと組み合わせたのは今回が初。ミドルレイヤーという障害物がないので、トップとバックを別の色にする、というトリッキーなことこそできませんがこの仕様ならではのロスのないサウンドが生まれます。

杢目のはっきりと出たハカランダネック

ボディ側が派手な仕上がりになることは決まっていましたのでこちらの個体には木目がはっきり浮き出たエキゾチックなネック材を使用しています。個人的に色の濃淡による音の差はほぼないと感じています(それより重量の方が音に影響します)。

指板インレイはこちらも恒例の「島村楽器60周年記念インレイ」。バードはカーリーメイプルを着色した美しいものが使用されています。インレイを浮きだたせるために指板材はかなり黒いものを選んでいます。

アジャスタブルストップテイルブリッジ

今回特殊なボディ構造を採用していますのでいつもはそこまで重要視していない「ボディの鳴り」に着目してみました。

まずはセミホロウ構造ですが、いわゆるセンターブロックがあるわけではなく、ピックアップ~ブリッジ周辺をソリッド構造としてブリッジとエンドピンの間くらいまでホロウ構造となっている PRS ならではのセミホロウ構造です。トップ側は木材が結構残っていてバック材を多めにくりぬいた独特の構造をしており、工場に行くと試行錯誤した試作品の残骸が残っているため、かなりサウンドを意識した理想的な構造になっていることがうかがえます。

Custom 24 といえばトレモロブリッジを搭載して多彩な奏法を可能にするのが基本ですが、トレモロユニットが弦振動を吸収してしまうため今回はストップテイルブリッジを採用しています。

McCarty などに採用されているブラスインサートのシンプルなラップアラウンドブリッジもあり、そちらと迷いましたが今回は各弦独立したサドルがついているタイプのアジャスタブルブリッジで。こちらの方がブラスの体積は多いので少し鈴なり感は強いように感じます。

58/15LT ピックアップ

オーダー当時だと Custom24 には85/15ピックアップが標準搭載でしたが、それよりもさらにニュアンスが出しやすい「58/15LT」をチョイス。コイルタップした際のサウンドがよりブライトで、さらに守備範囲が広がるだろうという読みのもと選んでいます。

商品情報

モデルこそ Custom24 をベースにしていますがボディ構造やら木材構成で全く別物になってしまった感がある本モデル。ホロウでありながらもサウンドはかなりタイトさがあり、音質もブライトな印象です。抜けがよく存在感をかなり主張するサウンドはリードにぴったり。コイルタップしたサウンドはテレキャスのような軽快さを持っており、カッティングにもばっちり。ぜひいろんな活躍シーンを見つけてください。

メーカーPaul Reed Smith
型名PS Custom 24 Semi-Hollow
販売価格¥3,280,000(税込)
JANコード0825362177999

石田 純一プロフィール

ギター演奏はそこそこに機材いじり(改造、音作り)をメインに楽しむ学生時代を送り、機材好きが高じて、「いつの間にか楽器店の店員になっていた」インドア派。

入社後はPRS(Paul Reed Smith)現地工場でのPrivate Stockオーダーをはじめ、自身の経験を活かし、多彩なブランド・ジャンルでの楽器開発も手がけています。

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