こんにちは!
島村楽器 広島パルコ店 アコースティックギター担当の冷(れい)です。
普段は、これからギターを始めたい方や、すでに楽しまれているお客様へ、ギター選びやメンテナンスのご相談を担当しています。
特に春先は、新入生でフォークソング部に入る方や、「新しく趣味を始めたい!」という方のご来店が増える時期です。
そんな中で、よくいただく質問があります。
ギターって、買ったあとメンテナンス必要ですか?
結論から言うと、とても大切です。
アコースティックギターは木でできている楽器なので、保管環境によって状態が大きく変わります。
特に日本は湿度変化が大きいため、湿度40~60%を意識できているかどうかで、数年後のコンディションに差が出ることもあります。
一番大事なのは「ネック」
ギターの中でも特に重要なのが、ネックの状態です。
ネックの状態が悪くなると、
- 弦高が高くなる
- コードが押さえにくい
- 弾くのがしんどくなる
といった変化が起こります。
その結果、「自分には向いていないかも……」と、ギターをやめてしまう原因にもなりかねません。一般的な弦高は12フレットの6弦側は約2.5mmですが、写真の弦高は約4.0mmになっていて、弦を抑えることが大変になっています!!

そうならないための3つのポイント
①湿度管理(理想は40~60%)
まず一番大切なのが湿度管理です。
湿度が低すぎると、
- 木部が乾燥しやすくなる
- ボディ割れが起こる
- ネックが反りやすくなる
といったトラブルにつながります。
反対に湿度が高すぎると、
- 木が膨張しやすくなる
- ネックがねじれやすくなる
- カビが発生しやすくなる
場合があります。
対策
温度もあわせて管理する
→ 20~25℃程度が目安です。エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
ケースに入れて保管する
→ 湿度調整剤を入れると、より効果的です。
→ ハードケースのほうが安定しやすいですが、ギグケースやソフトケースでも問題ありません。
定期的に弾く
→ 振動によって状態の変化に気づきやすく、異変の早期発見にもつながります。
湿度管理について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
②弦の張力は想像以上に強い
実はギターの弦には、合計で約70kg前後の力がかかっているといわれています。
それだけ大きな張力が常にかかっているため、ネックには継続的な負担がかかっています。
保管環境や楽器の状態によっては、演奏後に少し弦をゆるめて保管する方法もあります。
目安
- 普段の演奏後:6弦から1弦まで、それぞれ2~3巻き分ほどゆるめる
- 長期間弾かない場合:4巻き程度ゆるめる
次に弾くときにチューニングを行うことで、
- ギターへの負担軽減
- チューニング練習
の両方につながります。

③お店でチェックしてもらう
そして、もうひとつ大切なのが定期的にお店でチェックすることです。
正直に言うと、自己管理だけでは限界があります。
だからこそ、定期的に専門スタッフに見てもらうのがおすすめです。
島村楽器では、例えば以下のようなメンテナンスのご相談を承っています。
- ネック調整
- フレットクリーニング
- 指板ケア
- ボディポリッシュ
「これで合っているのかな?」という不安も、専門スタッフにご相談いただければすぐに確認できます。
まとめ
ギターは、多少キズがついても大きな問題はありません。
むしろ、練習を頑張っている証ともいえます。
ただし、ネックの状態が悪くなると、一気に弾きにくくなってしまいます。
だからこそ、日々のちょっとしたケアと定期的なチェックがとても大切です。
- 最近少し弾きにくい
- ちゃんと管理できているか不安
- これから始めるので失敗したくない
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
「これって普通なのかな?」という内容でも大歓迎です。
それではまた。









