皆様こんにちは。島村楽器別室 野原のギター部屋管理人の野原です。
いつもは月に1回ほどのペースで更新をしておりますこのブログ、今回はどうしても書きたい話題がありましたので急遽執筆をさせて頂きました。その話題がこちら。
Gibson Custom Shop 1958 Korina Flying V Reissue 島村楽器で抽選販売のお申し込み受付中
待ちに待った1958 Korina Flying V Reissueの準備が整いました。国内への入荷数が少なく、全店に展示するだけのご用意ができなかったため抽選販売という形にさせて頂きました。ギブソンのコリーナは入手できる機会が極端に少ないですので、気になる方は最寄りの店舗にお問い合わせださい。
抽選販売について
抽選受付期間:1/13~1/23
お申込み方法:島村楽器の店舗にお問い合わせください。直接のご来店、お電話でのお申し込みも可能です。
※お申込みはお1人様1点限りとさせていただきます。集計時に複数お申込みが発覚した場合はエントリーを無効とさせて頂きますので、予めご了承ください。
※その他抽選販売についてのご質問は、島村楽器の店舗までお問い合わせください。
今回はWhite PickguardとBlack Pickguardの両色をご用意しておりますので、お申し込みの方はご希望されるカラーを店舗スタッフにお伝えください。
Gibson Custom Shop 1958 Korina Flying V Reissueについて

1958年にリリースされたフライング Vとエクスプローラー。時代の先を行く未来的かつ一目でわかる印象的なデザインのこの2モデルは、当時僅かな本数の生産にとどまり、今ではコレクション性の高い貴重なモデルとなっています。
あの1959年のレスポール・スタンダードが643本の出荷数なのに対し、1958年のフライングVの出荷数は81本、エクスプローラーが19本ですので、数字からもどれほど希少なモデルかお分かりいただけると思います。
その発売当時の仕様を忠実に再現したのがGibson Custom Shop 1958 Korina Flying V Reissueとなります。このコリーナ材を使用した1958スタイルのフライングVは1980年代、1990年代、2000年代に復刻されましたが、コリーナ材が希少故に生産数が少なく、いずれも高値で取引されています。
極少数イレギュラーでエイジド仕様が生産されることもありましたが、今回は2009年以来の復刻で、注目すべきはその再現度。約12年の間にチューブレストラスロッドやハイドグルー(膠)接着、アンポッテッド仕様のカスタムバッカーなどが採用され、サウンドも大きく飛躍しています。
Korina Flying Vのサウンドについて

今回抽選販売される実機が手元に無いため、こちらを用意しました。諸事情によりピントを外して撮影しておりますが、私物のフライングVです。社内外で「ES-335の人」と認知して頂くことが多い私ですが、実は一番弾いているのはコリーナのフライングVになります。
コリーナ材のサウンドキャラクターは、マホガニーやアルダー、アッシュなどの良いとこ取りと表現されることがありますが、アタックの早さやキレの良さ、明るく広がりのある響き、音抜けの良さなど、一度鳴らすと忘れられない魅力があります。
高音域が響くのに耳障りではない、粘りもあるのにキレが良いなど、それぞれの要素が弾き手の求める丁度良い塩梅までしっかりと出てくれるギターです。1958年製を含めた一通りの年代を弾きましたが概ねこのキャラクターは共通していますので、今回の1958 Korina Flying V Reissueも大変楽しみです。
最後までご覧頂き、ありがとうございます。記事の内容や商品についてご質問、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。それでは今回はこの辺で。
※今後のギブソンのコリーナ・モデルの入荷に関しましては今のところ未定ですが、入荷する事がございましたら改めてアナウンスさせて頂きます