今年巻き起こる風は更に熱くなる!前編|ルシアー駒木のギターよもやま話 その94

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今年巻き起こる風は更に熱くなる!前編|ルシアー駒木のギターよもやま話 その94

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みなさんこんにちは!

パソコンが新しくなったら、速度がかなり早くなって、
自分が追い付けない
ルシアー駒木です。

みなさん、こちらのブログ、覚えていますか?
山口さん&ケリーさん、そしてイダさんの動画と共に大好評頂いておりました、

そうです、
RAIMUNDOGUIUTARSに関しての一連の記事。

先日、久しぶりに現地滞在し、今回もまた素晴らしい楽器をValenciaの仲間たちと仕上げてまいりましたので、その様子をご覧頂こうと思います。

今回は、久しぶりのエールフランス

まだ席に座ってすらいない段階で、男性CAが声をかけてきました。
「お前さ、ギターでも弾くの?(英語ですが、ニュアンスはこんな感じ笑)」
「弾くよ!、っていうかギターの仕事なんだよね。技術者で。」
「おお!本当か!?それはすごいな!」
という感じで着席もしないままCAと雑談する旅の出発となりまして(笑)

話はどんどん盛り上がっていき、結局、彼がCA業務の手が空く度、私の席にきてギター談義をする、という

彼の名誉の為と、エールフランスの業務に問題はなかったのでちゃんと書いておきますが、CAとしての業務は完璧にこなしておりました笑

最後連絡先を交換しました。

また会おうぜStephane!

という事で、スタートからなかなか私らしい旅になりました。

バレンシアにはダイレクトに飛ぶ飛行機がないので、どこかを経由地にせねばなりません。
今回はパリを経由で時間を無駄にしないタイミングの乗り継ぎが出来、移動時間がそれほど長くなくすみました。
とは言え、日本を発ってから17時間くらいの移動。歳とってきて最近移動が辛いです(笑)

今回の旅の仲間は、前回も大活躍のイトヤマに加え、アベ(東京&名古屋のギターリペア工房マネージャー)が一緒。

私も経験ありますし、アベは複数回経験したらしいんです。
え?何をって?
所謂lost luggageです。人間は着いたのに、荷物は現地に着かないってやつですね(笑)
大概は飛行機を乗り継いだ移動の時に起こります。今回は乗り継ぎ時間が短かったので尚更心配していましたが、

無事来ました。アベも一安心。

今回のホテルは旧市街地の中でしたので、外観もこんな感じ。

素敵なお姉さんにチェックインをお願いし、

初日は移動で終了です。

さて、
ホテルを出ると、素晴らしい青空です。建物とのコントラストが美しい!

やってきた、というより、帰ってきた感じですね。

中に入ると早速我々の検品を待つギターたち。

早速作業にとりかかります。
「検品」ですが、一緒に仕上げている感覚ですね。

今回は「エレクトリック」ガットギターが多いので、電装系のチェックやアンプにつないでの音出し確認も重要な仕事です。

ファクトリーのみなも、いつもの様に我々に特別に時間を割いて対応してくれています。

タフな仕事ですので、終われば結構クタクタ(笑)
イトヤマ&アベも、この通り(笑)

こういった出張では、食事が一番の元気の素。
まさにこのバレンシアが発祥地のパエリアは外せません。

店ごとに違うのも楽しみですね。

海沿いの地域ならではのまるで牛ステーキのようなマグロ

個人的にはこのパスタのパエリア『フィデウア』が大好き。

夕食は所謂バルに行くことが多いのですが、

ここで豆知識(笑)
メニューを見ると、

各料理、値段が2種類つけられています。

これ、座席によって値段が違うんですね。
このメニューで言えば、カウンターとテーブル席、そしてテラス席での値段が書かれています。
カウンターかテーブルか、で違うこともあるみたい。
ご旅行時の参考に!

今回はこの辺で。
次回は美しい楽器をお見せしましょう!

では後編で!
ルシアー駒木でした!

ルシアー駒木プロフィール

テクニカルチーフとして島村楽器のギターリペア工房に勤務。

アーティスト用・雑誌掲載用などオーダーメイドでの楽器製作を行なってきたキャリアを活かし、お客様の楽器の修理・改造業務を主としながら、海外への買い付け業務や楽器開発協力、世界各国の工場で技術指導も行う。
その実力はアメリカやスウェーデンをはじめとした海外のアーティストから、スペインの伝統的なギター製作現場まで高い信頼を得るほど。

修理・改造業務の他、エレクトリックギターやベース、アコースティックギターの入門書やメンテナンスDVDへの解説出演、ラジオ「SAME’SBAR」への出演など、広い活動の場を持つ。

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