みなさまこんにちは。
前回出張時、硬水対策に結構高いコンディショナーを買って行ったのに、そのコンディショナーを硬水で流すので結局バリバリになってしまい、
今回は「洗い流さないトリートメント」を購入していった、
学習能力抜群w
ルシアー駒木です。
いやあ、
前編、ちょっと予想を超えた盛り上がりになってますね!
特に、
Jeorge Tripps氏作のEric Johnson氏用Prototype!
絶対ほしい!って声多数。さてどうしましょうw
内部画像チラリ

前編を読んでいない方はこちらから!
さて、後編もすごいですよ~
早速まいりましょう!
今回、ジミー以外にもすごいのを入手したんです。
これ!

一見普通の楽器に見えませんか?
とんでもない!
実はこれ、
72年製のfenderストラトキャスターボディに、80年代にあのTom Anderson氏が自らネックを組み合わせ、
更には氏自身でリワインドしたピックアップ搭載、配線も完全に引き直し、コントロール自体も大幅に改造されています。
「Oreo」という愛称で愛用されていたという1本。ケースは72年fenderストラトキャスターオリジナルが付属。

こんな楽器が入手出来るのは、まさに買い付けの醍醐味!!
これぞ世界に1本のギターです。
ナット部分にもTom氏の拘りが垣間見えます。わかる人はピンとくる写真。

とにかくネックがすごい。ストレスゼロの握り心地。

ちゃんと、70年代ストラトの「あの」感じが残されたうえで、トムアンらしい風を感じる、そんなスペシャルな1本です。
技術者として、これほしい!!
そうそう、
前回のブログでPhil X氏とジミー・私の3ショット写真、結構話題になったようなのですが、

今回もミュージシャンは大勢いらしてましたよ。全員挙げているとそれでブログ終わってしまいますが、一部だけでも。

Mr.Andy Timmons&Mr.Eric Johnson

Mr.Philip Sayce

Mr.Matt Schofield

Mr.Eric Gales

Mr.Greg Koch
そして、いつも可愛いのに、これぞblues!

Ally Venableちゃん
とまあ、凄いメンツ。
毎日このメンツの音に囲まれて、
毎日この肉に囲まれて、


脳内はダラスに染まっていくのです。

今回、ベースも充実の買い付けになりました。
細かい事はトークショーでお話ししようと思っていますが、友人のBrianには今回ずいぶん助けてもらいまして、

結果凄いのをゲット。
これは説明不要ね。

そして、DingwallのLSの5弦、Leland Sklarモデル。
最近主流として流通しているアジア製ではなく、オリジナルです。今やオリジナルは希少!

本物がほしい人この機会逃しちゃダメです!
他にもベースは、
90年代のModulus


これも説明不要ですね(笑)

そして65年製のEB-O

充実。
折角ですので、それ以外の買い付けもご紹介。


ナッシュのテレタイプも2本入手


みんな大好きCS

そして探している人も多いうえ、我々の買い付けだと相場より価格も優しいのでその点でも評判の良い、マスタービルダー。
今回も2本入手。
Todd Krause

Yuriy Shishkov

1946年Triumph


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最高でしょ!
良い仕事をしたので、今回は気分よくTex-Mex cuisineも楽しんできました。

勿論我々は地元民が集まっているところへ突入しますので、確実に美味い!

アメリカのほかの地域で仕事するときには無い楽しみですからね。

今回は、街の中心地にも少し足を運んでみました。
少しだけですがその様子もご覧ください。



結構綺麗な街ですよね。
でも、
現地の人たちには笑われそうですけど、我々日本人が「アメリカ」を感じるのは、街の様子ではなく、全く違うところだったりもします。
例えば、
クッキーの専門店とか、


寿司のメニュー名がSex on the beachだったりとか

バーベキュー出来る庭があるのが当たり前だからこその売り場とか

ガレージがあるのが当然だからこその工具売り場とか

絵力抜群のスナックとか

油量強烈なベーコンとか

甘ーいフレンチトーストとか

自転車屋さんの自転車がカッコいいとか


ギターショーにこういう車で来ちゃうとか


質屋に買い物に行ったら、

やっぱり銃が売っていて怖かったりとか

でも私はダラスが好きですね。

色々書いておいてなんですが、
最後の食事は空港JALラウンジの寿司でした(笑)

おいしかった(笑)
そして結局帰国して荷物を開けると、毎回ブログの最後はこれで終わるという。

これさあ、「無作為」の検査じゃないよね(笑)絶対俺の工具狙われてる。
行きも帰りも
100%絶対検査される
ルシアー駒木でした!

ルシアー駒木プロフィール
テクニカルチーフとして島村楽器のギターリペア工房に勤務。
アーティスト用・雑誌掲載用などオーダーメイドでの楽器製作を行なってきたキャリアを活かし、お客様の楽器の修理・改造業務を主としながら、海外への買い付け業務や楽器開発協力、世界各国の工場で技術指導も行う。
その実力はアメリカやスウェーデンをはじめとした海外のアーティストから、スペインの伝統的なギター製作現場まで高い信頼を得るほど。
修理・改造業務の他、エレクトリックギターやベース、アコースティックギターの入門書やメンテナンスDVDへの解説出演、ラジオ「SAME’SBAR」への出演など、広い活動の場を持つ。
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