イメチェンするなら塗装でしょ!|ルシアー駒木のギターよもやま話 その52

  • ブックマーク
イメチェンするなら塗装でしょ!|ルシアー駒木のギターよもやま話 その52

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

みなさまこんにちは!

アメリカに行くと、水質(硬水)のせいで髪の毛がガビンガビンになるのですが、若い頃は帰国した日にトリートメントして一晩眠れば復活したのに、最近では復活に一週間のトリートメントが必要になってきた、

ルシアー駒木です

買付の様子をご紹介した「その51」でしたが、想像通りの大反響。

それぞれの個体への問い合わせも多数頂戴しております。有難うございます。
もう少ししたら検品(次回のブログ掲載予定!)がありまして、その時に他の買い付け品もご紹介します。

そうそう、すでに掲載された買付ギターで、気になる本体があった方はすぐにご連絡下さいね。
1本しかないですから、早い者勝ちです!

次回のブログ掲載予定、、、とはいえ、検品はまだ少し先。待ちきれませんよねえ(・´ω・`)ゞ

そこで、お待ち頂く間にも楽しんで頂こうと思いまして、今回のブログを書いております。

私の予測を超える反響を頂きました「ルシ駒ブログ その50」。

皆さんやっぱり作業の様子をご覧になるのもお好きなのですね~


有難う御座います。

という事で!

今回は「その50」の流れを汲んで、改造作業をご覧頂きたいと思います。
そして今回は、良い機会ですので、ルシ駒が全幅の信頼を置いている工房自慢の凄腕、シマーダを皆様にご紹介しようと思いまして、シマーダ担当の改造をご紹介したいと思います。

今回のブログで人気急上昇間違いないのシマーダですが、実はルシ駒とはかれこれ20年を越えるお付き合いなのです。

ルシ駒はビンテージギターショップでこの業界の仕事を始めましたが、その後ギターメーカーに転職をし、本格的に技術者の仕事を始めました。
そのメーカー在籍時、最初にお世話になった先輩技術者がほかでもないシマーダ。
一度は別々の場所で仕事をした後、また現在偶然にもめぐり合って同じ職場にいるという、、、人の縁て不思議なものですね!

さて、昔から腕の良さは当然の上に、イケメンで性格も抜群!という、ルシ駒としては嫉妬心を押さえきれない(笑)凄腕シマーダの改造作業。今回ご紹介するのは、ズバリ「 Fire patternの塗装」です!!

ご依頼は手書きのメモからスタート。

それを元に、シマーダが具現化していきました。

今回は元々のボディカラーである黒は活かし、表層を研磨した上に塗装する形です。

まずは、パターンをマスキングしていきます。

下地を作った後、マスキングテープでパターンを作っていきます。

それが出来たら着色。

ご依頼はメタリックのレッド。グラデーションにもするつもりですので、下地の色から塗っていきます。

ちなみに色は勿論お客さまの要望に合わせて調合しています。

ここまでくれば、いよいよ赤味をいれていきます。

調合をして、、、

いい感じ~

赤味を更に調整した後、マスキングを剥がしていくと、、、、、

ヒャー!

カッコいい

シマーダの姿も一瞬映りましたね!

さらにここに文字を入れていきます。ご指定のフォントが「手書き風」でしたので、なんと実際に手書きで入れてしまう事にしました。

更に御客様のご要望で、中央部にファイヤーパターンを追加!

完成となりました

いやあカッコいいですね。やはり塗装関連の改造は見た目のインパクトがありますし、ビフォアアフターが目に見えて分かりやすいので、ブログ記事にもしやすい(笑)

皆さんもご自身のギターを世界で1本のオリジナルカラーに塗ってみませんか?

さあ、今すぐお近くの島村楽器で相談だ!!!

ルシアー駒木でした。

ルシアー駒木プロフィール

テクニカルチーフとして島村楽器のギターリペア工房に勤務。

アーティスト用・雑誌掲載用などオーダーメイドでの楽器製作を行なってきたキャリアを活かし、お客様の楽器の修理・改造業務を主としながら、海外への買い付け業務や楽器開発協力、世界各国の工場で技術指導も行う。
その実力はアメリカやスウェーデンをはじめとした海外のアーティストから、スペインの伝統的なギター製作現場まで高い信頼を得るほど。

修理・改造業務の他、エレクトリックギターやベース、アコースティックギターの入門書やメンテナンスDVDへの解説出演、ラジオ「SAME’SBAR」への出演など、広い活動の場を持つ。

ルシアー駒木 関連商品

  • ブックマーク