ごあいさつ|ルシアー駒木のギターよもやま話

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ごあいさつ|ルシアー駒木のギターよもやま話

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

みなさん、はじめまして!

ギターリペア工房のルシアー駒木(コマキ)です。
「あれ?どこかで聞いたことがある名前・・・」
なんて思い出してもらえていたら、たいへん光栄です。

パッケージイラストになっているのが私。
こちら、ギタープレイヤー自身に行なってもらいたいメンテナンスを
技術者の視点で取り上げたDVDなんです。
オクターブ調整の分かりやすさ等は必見!
特にフロイドローズタイプのブリッジ使用者にはお勧めの内容です。
もちろん、本人が出演しています。
島村楽器全店にて、500円で発売中です。

まずは自己紹介

さて、今日は初めての登場ですので、まずは自己紹介から。

ルシアー駒木は、テクニカルチーフとして、島村楽器のギターリペア工房に勤務しています。
かつてオーダーメイドの楽器製作やアーティスト用・雑誌掲載用の楽器製作を行なってきたキャリアを活かし、現在は、お客様の楽器の修理・改造業務を主としながら、楽器開発や、工場で技術指導も行っています。

その他、総合音楽学校「代官山音楽院」のギタークラフト&リペア科のアドバイザーでもあります。
現在オーダーメイド・ギターの製作はしていませんが、「ルシアー駒木のギターメンテ」DVDでもBGMとして曲提供をしてくれた友人のPeter Friestedt氏等は、私が作ったギターを使用してくれています。

ギター技術者とは?

ところでギターの技術者というのは、どんなことが出来るのか・・・

ネジを締めたり緩めたりといった調整はもちろんですが、
私は元々が製作者ですので様々な修理が可能です。

それでは今日は、パっと見で分かるりやすい修理を今日はご紹介しましょう。

これからお見せするのは「タッチアップ」といわれる作業です。
タッチアップとは、欠損した部分を別の木材で埋めたりときや、補強材を入れて木目が異なってしまったときに、その修理箇所を隠す技術です。

簡単に言えば「木目を絵で書く」という事なのですが(笑)、まずこの画像修理箇所(木目の異なってしまった箇所)を白で塗りつぶした状態です。

untitled

そして次の画像がそこに木目を描き・・・タッチアップした状態です。

untitled


いかがですか??
なかなか上手いもんでしょう!!

木材の種類や特性を体得していないと、スムーズにはいきません。

ちなみにこの技術を身に付けていると、家具の補修なども出来て便利です(笑)
実際、この技術を駆使して、高級家具の補修を商売としている企業もありますよね。

まだまだお見せしたいネタは山ほどあるのですが、今日はこのあたりで

これからも、みなさんにとって興味深い修理を紹介するほか、ギターに関する巷の噂などにもタイムリーに触れていきますので、
楽しみにしていてくださいね!!

それでは!
ルシアー駒木でした。

ルシアー駒木プロフィール

テクニカルチーフとして島村楽器のギターリペア工房に勤務。

アーティスト用・雑誌掲載用などオーダーメイドでの楽器製作を行なってきたキャリアを活かし、お客様の楽器の修理・改造業務を主としながら、海外への買い付け業務や楽器開発協力、世界各国の工場で技術指導も行う。
その実力はアメリカやスウェーデンをはじめとした海外のアーティストから、スペインの伝統的なギター製作現場まで高い信頼を得るほど。

修理・改造業務の他、エレクトリックギターやベース、アコースティックギターの入門書やメンテナンスDVDへの解説出演、ラジオ「SAME’SBAR」への出演など、広い活動の場を持つ。

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