皆様こんにちは!石田でございます!
早いものでもう今年もあとわずかになりました。
今年もいろんなギターを紹介しましたが、気に入っていただけたモデルはあったでしょうか?来年もたくさんの楽器を紹介予定です。ぜひお楽しみにどうぞ。
最後に紹介するのはこちらのモデル。SCHECTER JAPANのフラッグシップモデルの一つであるSシリーズをもとに、テレキャスタータイプであるPTに大幅な変更を加えた1本です。
SCHECTER L-S-PT-AL-CTM/R Satin Black

PTは1970年代のシェクター創世期からあるテレキャスタータイプのモデル。中でも2ハムバッカー仕様のものはピートタウンゼントの使用でも知られます。今回はこちらにレスポールカスタムのようなルックス、サウンドを目指したカスタマイズを施しています。
2ハムバッカー仕様

S-PTはよりスタンダードな仕様のモデルのため、もともとシングルピックアップ搭載ですが、今回はカバードハムバッカーをチョイス。シェクターオリジナルのHJ-1を搭載しています。
国産のモデルですが、セラミックマグネットに、リアはかなりのハイパワー、フロントはローパワーと味付けを変えていて、かなり幅広いサウンドメイクを可能としています。

ボリュームプルアップでコイルタップ、トーンプルアップでスプリットトーンコントロールも使用できるので、ギター本体だけでクリーンからハイゲインまで柔軟に操作することが可能です。
ステンレスフレット採用

こういったトラディショナルなモデルにはあえて使っていなかったステンレスフレットですが、今回は選んでみました。アルダーボディ、ローズ指板にハムバッカーを採用したため、ブライトさの後押しになると思ってのチョイスです。
全体をマットブラックで統一

ボディはもちろん、ヘッドトップ、ネック裏までマットブラックで統一。コンポーネントギター感は薄れますが、やはり高級感がありますね。
べっこう柄によるアクセント

ボディトップ、指板にはべっこう柄のバインディングを巻いています。石田プロデュースの楽器にはよくある仕様となってきましたが、やはりこれによって一気に個性が出る感じがします。

段付きヘッドにはバインディングは巻けないので代わりにペグボタンをべっこう柄で。楽器の先端にこういったアクセントカラーを持ってくるのも目を惹きますね。
サウンドインプレッション
今回初採用したオリジナルピックアップのHJ-1ですが、想像以上に使いやすいモデルでした。リアはハイパワーなセラミック、ということでDuncan SH-5のような軽快なドライブが出しやすく、刻むようなリフがばっちりマッチする感じですが、フロントはかなり出力を抑えたモデルのため、ピッキングでのゲイン量の操作が非常にしやすい印象です。
セラミック特有のクリアさもあり、コイルタップをしなくても透明度の高いクリーンが出ます。もちろんスイッチ類を併用することで多彩なサウンドが作れますのでぜひ色々といじくりまわしていただきたい1本です。
商品情報

| メーカー | SCHECTER |
| 型名 | L-S-PT-AL-CTM/R(SBK) |
| 販売価格 | (税込) ¥228,000 (税抜) ¥207,273 |
| JANコード | 4518533041668 |

石田 純一プロフィール
ギター演奏はそこそこに機材いじり(改造、音作り)をメインに楽しむ学生時代を送り、機材好きが高じて、「いつの間にか楽器店の店員になっていた」インドア派。
入社後はPRS(Paul Reed Smith)現地工場でのPrivate Stockオーダーをはじめ、自身の経験を活かし、多彩なブランド・ジャンルでの楽器開発も手がけています。







