ResonanceとPresenceが拓く余白―Petlaの3周年記念ペダル『Rev』

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ResonanceとPresenceが拓く余白―Petlaの3周年記念ペダル『Rev』

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

Petla(ペトラ)より、ブランド設立3周年を記念して制作された数量限定ペダル「Rev」が登場しました。
本機は、ResonanceとPresenceという2バンドEQを軸に、アンプらしさからペダル的な色づけまで、自在なキャラクター形成を可能にします。
既存ペダルの文法に挑み続けてきたPetlaが、「あえて普通を受け入れる」ことから生まれた、ブランドの転換点ともいえる一台です。

Petla Rev

メーカーPetla
型名Rev
販売価格¥33,000(税込)
JAN4595644343065
発売予定日2025年6月20日(金)

特徴

カルチャーへの反発から生まれたRe:定義

Petlaで培われてきた“ペダル観”に一石を投じる存在、それが「Rev」です。
既成概念を飛び越える力を持つこのブランドは、これまでも個性的な回路や操作体系によって、歪みペダルの自由な再構築を試みてきました。
一方「Rev」では、敢えて市民権を得た2バンドEQという形式に対峙することで、「普通」に宿る実用性と音色操作の本質に目を向けた開発が行われました。
カウンターからスタートしたPetlaが、“対抗”ではなく“吸収と再構築”を選んだこと。それだけでもこの製品は重要な転機を示しています。

2EQの新しいアプローチ

搭載された2バンドEQは、一般的なTreble/Bassではなく、Resonance(低域の輪郭)とPresence(高域の明瞭感)に再定義されています。
これにより、ブーミーな低域の制御や前に出る高域の抜け加減など、音色全体の印象を丁寧に調整可能。
しかもその効き方は、単なる補正工具に留まらず、サウンドキャラクターそのものを形作る設計思想が貫かれています。
アンプライクな深みから、歪みペダルらしい癖のあるトーンまで。音のフォーカスを自在に移動させることができます。

実用性と創造性を同居させた設計

Volume、Gainに加え、2バンドEQを備えたこの構成は、ライブや録音環境においても安定した操作性をもたらします。
トゥルーバイパス仕様で信号の純度を保ちつつも、あらゆるジャンルのプレイヤーに対しフレキシブルな音色対応を可能にしています。
筐体設計もミニマルかつ堅牢で、視認性や調整精度を損なうことなく高い完成度を実現。
9Vセンターマイナス仕様(※18V使用不可)、電池非対応ながら、確かな安定動作とトーンの一貫性を提供します。

仕様

仕様を見る

・コントロール : Volume、Gain、Resonance、Presence
・スイッチング方式:トゥルーバイパス
・電源方式 : 9VセンターマイナスDC電源(電池内蔵不可) ※18Vでの使用は故障の原因になりますのでお控えください。
・寸法:120mm(D)、36mm(H)、62mm(W) ※突起物を含まない

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