Legator Performance Series製造工場を直撃取材!
Legatorは2019年、シリーズを刷新しました。X Series、OVERDRIVE Series、そしてPerformance Seriesのうち、最もコストパフォーマンスに優れているのがPerformance Seriesです。
※その下の価格帯に、Special Seriesもありますが、基本的には日本国内向けの製品のためUSAのラインナップには記載がありません。
前頁でもお伝えした通り島村楽器はオリジナルカラーをオーダー済。という事で生産工場のある韓国に飛びました。
■工場への道
日本から韓国へは飛行機で2時間強。ハングルが読めないので不安でしたが、空港は英語も漢字もあってまだ大丈夫。
ソウルから車で1時間30分程度の場所に今回の宿泊先がありました。さあもうハングルしかありません。ちょっとナーバス。
■さっそく検品!
一泊して翌日は朝から検品作業!
ずらっと並んだ新製品。今回国内初入荷となるGHOSTたちです。
まずは全製品の塗装確認。この時点で何かあれば、滞在期間中に修正してもらいます。
続いてギター全体の性能部分と、細かな個所の検品を行います。合わせてセットアップを行っていきます。
セットアップにはLegator USAのビルター、Amosも参加してもらって、全ての製品を基準値にセットしていきます。
数が多いためLegatorの社長、Kennonも参加。3人がかりで実施しました。
今回のPerformance Seriesは工場が歴史ある韓国の工場であるだけに、大きな不良は無く、フレットのビビリ程度。発見し次第工場の社長が修正して、良品化します。この時点でそのまま店頭に並べられる状態になります。
■Performance Seriesのアップデートポイント
これまで当社で輸入してきたNinjaもプレイアビリティ面で良好なものでしたが、今回のパフォーマンスシリーズでは更なる改良点が多数。
まずはエルボーコンター。ここが以前よりもかなり深く落とし込まれているため、抱えた際に腕がスムーズに動かせます。
ボディバックのコンターも深め。さらに体にフィットする構造になりました。
前後、両コンターによってボディ厚は場所によってこのくらい薄くなりました。
こちらの新製品案内でもお伝えした通り、ハードウェアは全てLegatorオリジナルに変更になっています。また、ピックアップも今回初お披露目になるHIVE。
■出荷準備完了
こうしてすべてのギターをセットアップし、日本に向けて出荷準備完了です。
その後日本に来たギター達を全て開梱して、ネックの動きは無いか、また輸送中にダメージを負っていないかなど再検品を行いました。
N6SS工場まで足を延ばしてみる
2019年3月に発売後、人気の為あっという間に在庫が足りなくなってしまったSpecial SeriesのN6SS。追加オーダー分のN6SSの生産が上がるという事で韓国から中国工場にも足を延ばしてみました。
※N6SSに関しての詳細はこちらの記事をどうぞ。
■工場への道
韓国製の新製品検品を無事終えて、次は中国へ。空港についても漢字とアルファベットなのであまりアウェー感はないです。
空港から車で2時間強、工場のある町に到着してホテルチェックイン。
■工場の制作風景
これについて工場長から説明を受けたところ、「男性はどうしても効率化を求めてスピードが上がり、仕事が雑になる。女性は作業が丁寧なのでスピードは落ちるが、その分不良が出にくいので、結果的に効率的になる」との事でした。中国のお国柄なのでしょうか。
ここでもKennon、Amosと一緒に検品を行いました。
■Special Series
スペシャルシリーズは日本向けのシリーズ。これまでは他国の工場で生産していましたが、今回は初の中国製。Amosもその出来に大変満足したようで、30分ほど弾き倒していました。
これまでのN6SSから多少のアップグレードが施された今回のモデル。
エボニー指板、ローラーサドル、ロッキングペグなどが装備されて¥700ほどしか上がらない販売価格。これはお買得!
Amosもニンマリ。
ニンマリしすぎて工場長と飲みすぎたAmosでした。
(このあと、これまた泥酔状態のKennonとAmosを担いでホテルに戻りました。重かった。)
2019年11月発売
今回韓国工場で生産されたPerformance Seriesラインナップは、2019年11月下旬の発売予定です。初回入荷予定店舗はこちらをご確認ください。