KORG　OD-S BK｜限定Nutube ODモデル

KORG Nutube Overdrive BK（OD-S BK）は、KORG独自開発の次世代真空管「Nutube 6P1」を搭載したオーバードライブ・ペダルです。
きらびやかな倍音から、深い飽和感をともなう歪みまでをカバーし、真空管らしい表情豊かなドライブ・サウンドを実現しています。
従来の組み立て式OD-Sシリーズとは異なり、Nutube Overdrive BKは工場出荷時点で完成した組立不要モデルとして提供され、粉体塗装によるブラック筐体とレーザー印刷による落ち着いたデザインも特徴です。

KORG　Nu:tekt OD-S BK

メーカー	KORG
型名	Nu:tekt OD-S BK
メーカー希望小売価格	¥34,980（税込）
販売価格	決定し次第お伝えいたします
JAN	4959112288058
発売予定日	2025年12月13日（土）
備考	数量限定

特徴

正真正銘の真空管サウンドと次世代デバイスNutube

Nutube Overdrive BKに搭載される「Nutube 6P1」は、KORGとノリタケ電子によって共同開発された次世代型真空管です。
Nutube 6P1はアノード、グリッド、フィラメントにより構成され、三極管として動作する設計が採用されています。
この構造により、従来の真空管アンプに通じる倍音構成とコンプレッション感を持ちながら、電池駆動にも対応する省電力性を両立しています。
Nutube Overdrive BKは、このNutube 6P1をドライブ回路の心臓部に用いることで、きらびやかな倍音成分から、深く飽和した歪みまで、真空管ならではのダイナミクスを備えたオーバードライブ・サウンドを獲得しています。
オーバードライブ・ペダルとしての扱いやすさと、真空管デバイスを用いた立体的な音色表現の両方を求めるギタリストにとって、実践的な選択肢となるモデルです。

2系統ゲインとNutube段数切替による多彩な音作り

Nutube Overdrive BKは、2系統のゲイン・コントロールとNutube段数の切り替えスイッチにより、多彩な音色設計が行える構成になっています。
入力側のゲインを調整する「GAIN」ノブは、ギター信号がNutubeに到達する前のレベルをコントロールし、クリーン寄りからクランチ、ミディアムゲインまでの表情を細かく追い込むことができます。
一方、真空管回路のアノード負荷を変化させる「TUBE GAIN」ノブは、Nutube 6P1自体の歪み方とサチュレーション感をコントロールする役割を担います。
さらに、Nutubeの段数をシングル／ダブルで切り替えるスイッチを搭載し、増幅段の構成を切り替えることで、よりストレートで反応の速いキャラクターから、厚みとコンプレッション感が増したキャラクターまで幅広いサウンド・バリエーションに対応します。
バイパス時にはトゥルーバイパス回路が採用されており、ボード組み込み時にも信号劣化を抑えた運用が可能な設計です。

組立不要モデルと上級者向けカスタマイズ性

従来のOD-Sシリーズは組み立て式キットとしても親しまれてきましたが、Nutube Overdrive BKは工場出荷時に完成した状態の組立不要モデルとして登場します。
エフェクト・ボードにそのまま組み込めるため、半田付け作業などを行わずに、Nutube 6P1を用いた真空管オーバードライブのサウンドをすぐに活用できる点が特長です。
一方で、より踏み込んだ音作りを求めるユーザーのために、Nutube Overdrive BKには回路図が同梱されています。
回路図を参照しながらディスクリート部品の追加や定数変更を行うことで、目的とする歪み量、レスポンス、周波数特性に合わせたカスタマイズが可能な設計となっています。
市販ペダルとしての完成度と、ペダル製作・改造を楽しみたい上級者向けの拡張性を同時に備えた珍しいオーバードライブ・ペダルです。

渋みのあるブラック筐体と実用的な仕様

Nutube Overdrive BKの外装には、粉体塗装によるブラックの筐体とレーザー印刷による表記が採用されており、落ち着いた質感と視認性の良さを兼ね備えています。
外形寸法は122（幅）×96（奥行）×55（高さ）mm、質量は約340g（電池含まず）と、ペダルボードに組み込みやすい標準的なサイズ感です。
電源は9Vアルカリ乾電池またはDC9V電源アダプター（コルグACアダプター KA181など）に対応し、アルカリ乾電池使用時の電池寿命は約10時間とされています。
入出力端子はモノラル・フォーン仕様のINPUT／OUTPUT端子とDC9V端子を装備し、一般的なエフェクトチェーンへの組み込みを想定した構成です。
真空管デバイスを採用しながらも、実務的な電源運用とサイズ感を備えた、ステージユースを前提としたオーバードライブ・ペダルといえます。

仕様

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