エレキギター・エレキベースでは、認知も高くなり愛用しているミュージシャンが多いファンド・フレット仕様のモデル。
フレットを扇型=ファンの形で打ち込むことで、低音弦のスケールが長くなり、低音の鳴りや響きを芯のあるものにし、また弦のテンション感を上げる等の効果を持つ仕様ですね。
特にヘヴィメタル・ジェント・ハードコアなどのジャンルのプレイヤーに好まれる仕様ですが、なんとこの度このファンドフレットをIbanezがアコースティックギターに採用してしまった(?)のです!
Ibanez AELFF10
NT (Natural High Gloss)
メーカー希望小売価格:¥110,000(税込)
販売価格:¥88,000(税込)
JAN:4515276838340
12月下旬発売予定
AELFF10は、1弦側のスケールを635mm(25inch)、6弦側を680mm(26.77inch)に設定。これにより芯のある低音弦の鳴り/響きと、弦ごとのテンション感覚のバランスに優れる仕様となっています。
多くのプレイヤーが通常のフレットでの演奏に慣れているため、最初は違和感を感じると思いますが、その違和感を良い意味で裏切る高い演奏性と、絶妙な弦タッチ感覚に優れたモデルです。
Ibanez独自の傾きを採用したそのファンド(扇形)具合は、なるべく多くの演奏者に弾いて貰えることを念頭に置き「弾き易さ」と「演奏性」を損なわないように心掛けたモデルとのことです。
他のAELモデルよりも浅い胴サイズ(ジョイント部:90mm – ボディ・エンド部:106mm)のAELFF専用ボディ、音の立ち上がりに優れるローズウッドをボディの横裏甲に採用、チューニングの安定度を確保するギア比1:18のGrover®ペグなど要所にこのモデルを成立させるためのこだわりが見えます。
サウンドシステムには、Fishman、 Sonicore pickupオンボード・チューナー、2バンド・イコライザー搭載のIbanez AEQ-SP2プリアンプ(9V電池駆動)を搭載。バランス・アウト(XLR)付きアウトプット・ジャックも備えています。
アコースティックのファンドフレットならではのヘッド、ブリッジも注目すべき点でしょう。ナット&サドルには牛骨が採用されています。
Spec
- Body Shape:AEL thin Body (106mm depth)
- Top:Sitka Spruce top
- Back & Sides:Rosewood back & sides
- Body Depth:90/106mm at neck joint/body end
- Neck:Mahogany neck
- Fretboard:Rosewood fretboard
- Bridge:Rosewood bridge
- Tuning Machine:Grover Chrome Die-cast tuners (1:18 gear ratio)
- Nut Material:Bone nut
- Saddle Material:Bone saddle
- Bridge Pins:Ibanez Advantage™ Bridge pin
- Strings:D’Addario® EXP16™ Coated Phosphor Bronze, Light (.012-.053 Gauge)
- Pickup:Fishman Sonicore pickup
- Preamp:Ibanez AEQ-SP2 preamp w/Onboard Tuner
- Output Jack:Balanced XLR & ¼” outputs