次に“Impuls Responce”ですが、まずAxe-Fx Ⅱをパワーアンプ、キャビネットに繋いぎ、マイクを立てます。
そのマイクを、マイクプリを通して(ある程度のレベルが必要なので)、Axe-Fx Ⅱに戻してあげます。
そして超低音から高音(20~20kHz)をAxe-Fx Ⅱが鳴らします。
こんな音。
※音量注意! けっこう大きな音が出ます。
https://soundcloud.com/shimamuramusic/impulse-responce-bip?in=shimamuramusic/sets/fractal-audio
そうすることで、パワーアンプ、キャビネット、マイクの特性をAxe-Fx Ⅱが覚えてくれます。
これで何が出来るか。
自分の好みの環境の音を、PCでのレコーディング、ステージで再現出来るという事です。
※ステージではPAに直接ラインで渡してしまえばいいわけです。後に登場いただく増崎氏もそういったシステムですね。
●Axe-Fx Ⅱには専用のコントローラーがありますよね? 通常のMIDIペダルとは違うのでしょうか?
通常のMIDIペダルでももちろんAxe-Fx Ⅱをコントロールできるのですが、それだとAxe-Fx Ⅱに対して信号を送信しかできませんが、MFC-101 MARK Ⅱは相互通信が可能なので、いろんな事が可能になります。
まずデータ表示ができます。
プリセット名をペダルに移さなくても、読み込んでくれます。
▲Fractal Audio “MFC-101 MARK II”
定価¥121,000(税込)/JAN:4571220042683
販売価格¥121,000(税込)
プリセットの呼び出しももちろん出来ますし、右上の「REVEAL」スイッチを押すことで、コンパクトエフェクターが並んだような状態になってくれます。
それで各々のON/OFFができるようになりますね。
(ちなみに、Fractal Audioの場合、緑がON、赤がOFFを意味します。)
さらにAxe-Fx Ⅱのチューナー機能をここに表示させることが出来ます。
基本的にはどのスイッチに何を割り当てるかは自由ですが、MFC-101を使うことでわずらわしい設置がいらなくなります。
Axe-Fx Ⅱをステージで使う方はMFC-101が必須だと思います。
さらにですね、冒頭でお話したようにAxe-Fx Ⅱは8種類のワウが搭載されていますので、エクスプレッション・ペダルでワウを演奏できます。
通常OFFで、踏み込んだ瞬間にワウがONになるような「Auto Engage」という設定ができるのも魅力ですね。
バイパス(OFF)がかかと側か、つま先側かも選べますし、かなり多機能です。
ちなみに世の中にはいろいろなエクスプレッション・ぺダルが存在していますが、このSource Audioの“SA161 Dual Expression Pedal ”はかなりオススメですよ。
▲Source Audio “SA161 Dual Expression Pedal ”
定価¥14,300(税込)/JAN:4571220042676
販売価格¥11,550(税込)
これだと、Jim DunlopやVOXのワウと同筐体なので、ワウとして踏んだ時の踏み心地も同じようになります。
実はこれ、隠れたヒット商品なんです(笑)