Electronic Audio ExperimentsからCitadelが登場します。
60-70年代のブリティッシュアンプにインスパイアされたオーバードライブで、Bright GainとNormal Gainの2つのゲインコントロールと、3バンドのEQ、マスターコントロールで構成される「アンプライク」なサウンドが表現されています。
Electronic Audio Experiments Citadel
メーカー | Electronic Audio Experiments |
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型名 | Citadel |
メーカー希望小売価格 | ¥41,800(税込) |
販売価格 | 決定し次第お伝えいたします |
JAN | 4560482829798 |
発売予定日 | 2023年1月13日(金) |
特徴
CitadelはElectronic Audio Experiments(以下EAE)のラインナップであるModel feTペダルの実験の一つとしてスタートしました。
それは実際の真空管アンプを改造するようでもありました。
Model feTのインスパイア元となったSunn Model Tは、ファジーなブレイクアップとディープな低域のパンチが特徴的でした。
ではそれをEAE流に味付けしたらどうなるか?
ピアノのように響くクリーン。ブライトかつ透き通ったドライブトーン。
切ないニュアンスに溢れたブレイクアップ。
焼け付くほどホットなリードサウンド。PlexiやSuper Leadといった60-70年代のイギリス製アンプには、現代まで愛されるスペシャルなキャラクターが存在しています。
それこそが、EAEが理想とするサウンドでした。
イギリス製アンプの影響を受けたModel Tは実際はSuper Bassアンプの発展形にあり、そのためModel feTをプレキシライクに発展させるのは必然のようにも思えたのです。
CitadelはModel feTの異母兄弟のようなデバイスですが、サウンドキャラクターは異なっています。
轟音、スラッジィな低音とスクープしたサウンドのModel feTに対し、Citadelはタイトな低域とよりアグレッシブなドライブ、滴るようにゴージャスなミッドレンジへ焦点を当てています。
BrightとNormalの2種類のゲインを並列に配置することで、高域と低域を全くスポイルすること無く、多角的なサウンドチューニングを可能にしています。
トーンコントロールもアンプライクな手触りを徹底的に意識し、相互に作用してサウンドメイクの肝となるbass、treble、midrangeを搭載。
Model feT同様、Citadelは真空管アンプのプリアンプとパワーアンプをエミュレートすることで、フルボディなドライブサウンドを提供します。
単体でのスウィートさはもちろんですが、前段に繋いだブースト、ドライブ、ファズなどお気に入りの歪みペダルを更に高次元へ押し上げるのがCitadelの真骨頂。パワーアンプやキャビネットシミュレーター組み合わせて、アンプレスセットアップの主力としても使用できます。
Controls
Bright Gain: 時計回しで並列に配置されたチャイミーできらびやかなボイシングのゲインを追加します。
高い設定ではドライブトーンにバイト感を付与します。0では完全にミュートされます。
Normal Gain: 時計回しで並列に配置されたダークでフルボディなボイシングのゲインを追加します。
高い設定値にするとサウンドの厚さが増していきます。0では完全にミュートされます。
Bass, Midrange, Treble: 3バンド、FMV(Fender/Marshall/Vox)スタイルのトーンスタック。
本物のアンプ同様適度にミッドスクープされ、馴染みのある質感です。
クリーンからミディアムゲインで最も効きが強くなります。Midrangeを最大、BassとTrebleは0にすると、より典型的なギターペダルらしいフラットなボイシングとなります。
Master:全体の出力音量を設定します。
クリーンな設定を保ちつつ、外部のパワーアンプをドライブさせるほど大音量での出力が可能です。
仕様
Bypass: リレースイッチング、トゥルーバイパス
Input impedance @ 1 Khz: 500kΩ
Output impedance @ 1 Khz: 1kΩ
Power: 9V DC, 2.1 mmセンターマイナス、65mA。
レギュレート、アイソレートされた100mA以上のパワーサプライを推奨。電池駆動はできません。