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BOSS SDE-3000EVH|Eddie Van Halen の代表的なステレオ・ディレイ・サウンドを忠実に再現する、EVH とのコラボレーション・ペダル

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BOSS SDE-3000EVH|Eddie Van Halen の代表的なステレオ・ディレイ・サウンドを忠実に再現する、EVH とのコラボレーション・ペダル

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。


BOSSよりSDE-3000EVH Dual Digital Delayが登場いたします。

ギタリスト Eddie Van Halen が用いた、3つのキャビネットを駆使したウェット/ドライ/ウェットによる迫力あるステレオ・ディレイ・サウンド。

そのサウンドを忠実に再現すべく、EVH と BOSS が協力し合い、SDE-3000EVH Dual Digital Delay を開発しました。

同時にスタンダードな、SDE-3000を2台内蔵したペダルも登場いたします。

SDE-3000D Dual Digital Delayの情報はこちら

BOSS SDE-3000EVH

メーカー BOSS
型名 SDE-3000EVH
メーカー希望小売価格 オープンプライス
販売価格 ¥74,800(税込)
JAN 4957054519827
発売予定日 2023年6月17日(土)

特徴

Eddie Van Halen と SDE-3000

Eddie Van Halen は、歴史上最も影響力のあるギタリストの一人と言っても過言ではありません。

彼の音楽を楽しむ姿勢や情熱的なパフォーマンス、そして異次元のテクニックは世代を越えて数多くのプレイヤーを魅了し、影響を与えてきました。

また、そのたぐいまれなるギター・サウンドも彼の伝説を語る上では欠かせません。

Eddie はキャリアを通じて常にアンプとエフェクターのセットアップを見直し、至上のサウンドを追い求めたのです。

Eddie の3台のキャビネットを使用したユニークなウェット/ドライ/ウェットのセットアップに、2 台の Roland SDE3000 は極めて重要な存在でした。

SDE3000 が持つ豊富なパラメーターが彼のディレイ・サウンドに対する要求に完璧に応え、緻密なサウンド・エディットを実現したのです。

Eddie は SDE-3000 を使い始めてからも常により良いサウンドを求め、あらゆるディレイを試し続けました。

しかし SDE-3000 を超えるディレイが見つかることはなく、彼の長いキャリアにおいて 2 台の SDE-3000 はステージ・リグにおける中核を担う機材として君臨し続けました。

EVH と BOSS が SDE-3000EVH の開発のため結束

EVH は、Eddie のギターに関するアイデアやビジョンを世界中のミュージシャンに伝え続けています。

そして遡ること数年前、EVH と BOSS はヴィンテージの SDE-3000を 2 台使った伝説的なアプローチを現代に甦らせるために、このプロジェクトをスタートさせたのです。

EVH と BOSS は、Eddie 本人のディレイ・サウンドをすべてのプレイヤーが体験できるよう、密に連携を取り合い、慎重にプロジェクトを進めてきました。

BOSS は数多くの試作機を EVH に手配。

あの 5150 レコーディング・スタジオで本人のセッティングを再現し、丁寧に比較検証を行いました。

そして幾度とないテストとフィードバックを経て、完全再現されたサウンド・プリセット、EVH の特徴的なストライプをまとい、ついに完成に至りました。

Eddie Van Halen のディレイ ・ セットアップの再現

オリジナルの SDE-3000 はモノラルのディレイ・ユニットですが、Eddie はこれを2台駆使しユニークなセットアップを構築していました。

SDE-3000EVH は 1つのペダルに 2 つの SDE-3000 を集約し、Eddie の設定を呼び出せる専用の EVH プリセット・バンクを備えています。

ウェット ・ ドライ ・ ウェット

エディは 1990 年代初頭に 3 台のキャビネットを使用したウェット・ドライ・ウェットのセッティングを開拓しました。

センターのキャビネットからは原音を出力し、左右のキャビネットからは左右に振り切ったディレイのエフェクト音を鳴らすことで、非常に立体感のある音場を確立。

SDE-3000EVH では複数のアウトプット端子や、自由度の高い内部ルーティングにより、この複雑なセットアップを簡単に再現することができます。

完全再現された EVH プリセット

SDE-3000EVH はパネル上の専用ボタンから 8 つの EVH プリセットを瞬時に呼び出すことができます。

前半の 4 つのプリセットは Eddie がウェット/ドライ/ウェット・セットアップのため、実際に使用していた設定を完全再現しています。

後半の 4 つのプリセットは、同様のサウンドをスタンダードなステレオ・アンプのセットアップに使用できるよう作成されています。

蘇るヴィンテージ ・ デジタル ・ ディレイ

多くのデジタル・ディレイが輪郭のはっきりとしたクリアなサウンドであることに対し、SDE-3000 は柔らかく温かみのあるディレイ・サウンドをもたらします。

このアイコニックなサウンド・キャラクターは、アナログ・パーツや回路設計がもたらす音楽的な作用により生み出されています。

ヘッドアンプ部で僅かに加わる周波数特性の変化や、ローパス・フィルター部で起こる磁気飽和による歪み、オリジナル機で用いられたパーツによる独特な揺らぎなど、全ての過程を緻密に再現することで、SDE-3000EVH はオリジナルに極めて忠実なサウンドと挙動を実現しました。

細部にわたる再現、現代に向けたアップデート

SDE-3000EVH はオリジナルの SDE3000 と同様のサウンドだけでなく、パラメーターまでも忠実に再現されているため、当時と同じ音作りが可能です。

各設定の副次的な挙動まで再現されており、ディレイ・タイムの値に応じて周波数特性にも変化が加わります。

また、美しいモジュレーションもオリジナル同様にコントロールが可能。

RATE や DEPTH はもちろん、モジュレーションの効果を高めるディレイ音の位相切り替え機能も搭載しています。

一方で、作成したサウンドを保存できるメモリーは最大 92 個と拡張。

オリジナルにはないキャリーオーバーの設定にも対応し、エフェクトを OFF にした際ディレイ音を残すことも可能です。

現代のミュージシャンに向けた改良も数多く施されています。

オリジナルを凌駕するサウンド ・ メイクの可能性

SDE-3000EVH は、1台の中にステレオ入出力に対応した SDE-3000 を2基搭載し、それぞれ個別にパラメーターの設定を行えます。

2基を直列接続して異なるディレイ・タイム設定をすることで複雑なリズムを構築したり、並列接続して僅かにずらしたディレイ・タイムを設定することで広がりのあるステレオ・サウンドに仕上げるなど幅広いサウンド・メイクが可能です。

また、柔軟な入出力端子により、ウェット/ドライ/ウェットだけでなく、一般的なモノ、ステレオなど演奏環境に合わせたセットアップが行えます。

SEND/RETURN 端子も装備しているので、外部ペダルの追加や 4 ケーブル・メソッドにも対応。

RETURN 端子は接続機器に応じてインピーダンスを切り替えることができます。

高い汎用性を備えたフット ・ コントロール

ラック・タイプの SDE-3000 に対し、SDE-3000EVH はリアルタイムの操作性に優れたペダル・タイプを採用。

ペダルボードへの組み込みも容易になりました。

本体のフットスイッチにより、パフォーマンス中のエフェクト ON/OFF、メモリーの切り替えや TAP TEMPO に加え、オリジナルにはないモーメンタリー・コントロールも可能になりました。

MIDI の入出力にも対応し、エフェクト・スイッチング・システムでの緻密なセットアップにも対応できます。

また高い拡張性を備え、複数の外部フットスイッチやエクスプレッション・ペダル、または GA-FC フット・コントローラーを接続することで、そのコントロール性を大幅に拡張することが可能です。

実際に音を出してみました!

今回メーカー様のご厚意により、製品発表前に実機の音を出す事が出来ました。

レポート致します。

ここ最近のBOSSで定番の筐体です。

ストライプデザインがエディの意志を受け継ぐ証ですね。

操作は非常にシンプルで、基本的にはディスプレイ下のコントロールボタン(TIME,FEEDBACK,OUT,RATE,DEPTH)で調整します。

メモリーの切り替えはこちらのセクションから。

皆様、ご覧くださいませ!

下段左から2番目の「EVH」ボタンを!

ここからこの機体オリジナルのパッチ8種を選びます。

もちろんMIDIでコントロールする事も可能です。

左二つのスイッチで2台のディレイの ON-OFFができます。

一番右のスイッチはタップテンポや、任意にセットしたCONTROLとして使用可能。

モノラル入力1系統にドライ×1&ウェット×2の3系統の出力(モノラル1系統、若しくはステレオ1系統での出力も可能)構成。

センドリターン端子も有るので、本格的なラックサウンドを再現できます。

今回は折角なのでアンプを3台、ドライ×1&ウェット×2の3系統の出力で音を出してみました。

感想は…

おぉ~こりゃエディ!

今回はゲインが高めのオーバードライブを接続したのですが、再現度は非常に高いです。

エディのパッチはパラメーターが表示されず、OUT以外いじれない所が秘密めいてて心憎いです。

このディレイとゲイン高めのドライブ、フェイザーとフランジャーが有ればあのブラウンサウンドにかなり近付けるのではないでしょうか。

店頭にてぜひご確認くださいませ。

仕様

●サンプリング周波数:48kHz
● AD 変換:24 ビット +AF 方式 ※ AF 方式(Adaptive Focus method)は AD コンバーターの SN 比を飛躍的に向上させるローランド/ボス独自の方式です。
● DA 変換:32 ビット
●内部演算:32 ビット浮動小数点
●エフェクト・タイプ SDE-3000 STEREO DELAY × 2、ノイズ・サプレッサー、フット・ボリューム
●メモリー:100
●規定入力レベル INPUT MONO 端子:-10dBu、INPUT L/MONO 端子:-10dBu、RETURN/INPUT R 端子:-10dBu
●最大入力レベル INPUT MONO 端子:+12dBu、INPUT L/MONO 端子:+12dBu、RETURN/INPUT R 端子:+12dBu
●入力インピーダンス INPUT MONO 端子:1M Ω、INPUT L/MONO 端子:1M Ω、RETURN/INPUT R 端子:1M Ω /180k Ω 切り替え
●規定出力レベル OUTPUT DIRECT 端子、OUTPUT EFX L 端子、OUTPUT EFX R 端子:-10dBu、OUTPUT L/MONO 端子、OUTPUT R 端子:-10dBu、SEND:-10dBu
●出力インピーダンス OUTPUT DIRECT 端子、OUTPUT EFX L 端子、OUTPUT EFX R 端子:1k Ω、OUTPUT L/MONO 端子、OUTPUT R 端子:1k Ω、SEND:1k Ω
●推奨負荷インピーダンス OUTPUT DIRECT 端子、OUTPUT EFX L 端子、OUTPUT EFX R 端子:10k Ω以上、OUTPUT L/MONO 端子、OUTPUT R 端子:10k Ω以上、SEND:10k Ω以上
●コントロール:TIME ボタン、FEEDBACK ボタン、OUT ボタン、RATE ボタン、DEPTH ボタン、1 ~ 4 ボタン、BANK A/B ボタン、EVH ボタン、LEFT ボタン、RIGHT ボタン、FILTER ボタン、TIME × 2 ボタン、DELAY PHASE ボタン、MOD ボタン、FEEDBACK PHASE ボタン、DIGITAL DELAY1 ボタン、DIGITAL DELAY2 ボタン、SETUP ボタン、DDL1 スイッチ、DDL2 スイッチ、TAP/CTL1 スイッチ、GND LIFT スイッチ、RETURN IMPEDANCE スイッチ
●ディスプレイ:7 セグメント 12 桁 LED
●接続端子 INPUT MONO 端子、INPUT L/MONO 端子、OUTPUT DIRECT 端子、OUTPUT EFX L 端子、OUTPUT EFX R 端子、OUTPUT L/MONO 端子、OUTPUT R 端子、SEND 端子、RETURN/INPUT R 端子:標準タイプ、CTL2, 3/EXP1 端子、CTL4, 5/EXP2/GA-FC 端子:TRS 標準タイプ、MIDI(IN、OUT)端子:ステレオ・ミニ・タイプ、USB COMPUTER 端子:USB Type-C®、DC IN 端子
●電源:AC アダプター
●消費電流:450mA
●外形寸法:199(幅)× 135(奥行)× 54(高さ)mm(ゴム足を含む)
●質量(AC アダプターを除く):1.1kg
●付属品:AC アダプター(PSB-1U +電源コード)、グランド・リフト・ケーブル× 3、スタートアップ・ガイド、「安全上のご注意」チラシ、「グランド・リフト・ケーブルのご注意」チラシ、ゴム足× 4、保証書

同時にスタンダードな、SDE-3000を2台内蔵したペダルも登場

SDE-3000D Dual Digital Delayの情報はこちら

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