今回も行います、実機レビュー!
メーカー様より発表前に実機をお借りする事が出来ました。
レビューをしていきます!
オーソドックスなFenderパッシブ4弦ジャズベースをME-90Bと接続し…
フラットな音質で定評のあるPhil Jones Bass NANOBASS X4Cに挿します。
EQはフラット。
さぁ、参りましょう!
「BASS MULTIPLE EFFECTS」と名のついたマルチエフェクターは ME-50B以来となります。
生産完了したのは2020年3月なので、約4年ぶりの新作となります。
コンパクトエフェクターのように操るMANUALモードはマルチエフェクターに不慣れな方でも直感的に大変使いやすく、マルチエフェクターとして作った音色をバシバシ切り替える事のできるMEMORYモードをペダル一発で切り替える事が出来るのは先代譲り。
使いやすさは世にあるマルチエフェクターの中でもピカイチです。
さて、具体的に見ていきましょう。
まずはPREAMP/EQセクション。
サウンドは全部で10音色。
それにEQのみ機能するモードが含まれています。
3バンドEQ、 GAINとLEVELが付いていますね。
スタンダードでわかりやすいです。
個人的にありがたかったのはEQモード。
これに合わせると…
ノブの下側に表記されたパラメーターをいじるノブとなります。
MID FREQがあるのは非常に良い!
美味しい部分をしっかりコントロールできます。
右側に飛びますが、このBLENDノブがいい仕事します。
ウェット音(エフェクトが掛かっている音)にドライ音(エフェクトが掛かっていない、素の音)を混ぜていくことができるのです。
これでエフェクトをたくさんかけてもコシのあるサウンドを作れます。
PREAMP/EQセクションとBLENDノブだけでもかなり作りこめそうです。
次にベースには欠かせないCOMP/FX1セクション。
コントロールは3ノブで盤石。
しかもCOMPは3種!
別でLIMITERもあります。
中の人が注目したのは右側の資格に囲まれた5種。
飛び道具感満載。
人とは違うサウンドを求める方にも対応できます。
中の人はRING MODの硬質な音が大好きです。
FILTER/FX2セクション。
こちらにはエンベロープ系が入っています。
今回ME-90Bを試して思ったのは、全てのエフェクトに対して出音が早いということです。
AUTO WAHは機種によっては出音が遅いものが有るのですが、ME-90Bはそれを全く感じさせず、速いパッセージで弾いてもしっかり付いてきてくれます。
BOSSお得意のOVERTONEも搭載。
DRIVE/SYNTHセクション。
このMUFF FUZZが良かった!
バリバリのバッキバキ。
ちゃんと本家っぽいです。
先程のエンベロープ系と同じく、SYNTHもしっかり「使える」音に仕上がっています。
ループをずっと弾きたくなるサウンドです。
DLY/REVセクション。
ME-90Bのすごい所は、主操作系統をほぼ3ノブ内に収めたこと。
これが直感的に操作できる一因になっています。
SHIMMERはやはり搭載されますよね。
優雅な響きが大好きな中の人。
MODセクション。
こちらも横長で種類とTYPEを選択できるノブが2つ付いていますがすが実質3ノブ。
BOSSの得意分野、CHORUS。
リアPUのみにしてリバーブもかませてゆっくり弾きたくなります…。
最後にPEDAL FXセクション。
踏み心地は少し軽め。
ピッチシフトは±2オクターブ。
足元でディレイやブレンドのコントロールができる点も現代風ですね。
このペダル、発売当初は「小さくて踏みにくいんじゃないの…?」と思っていましたが、考えられていますね。
絶妙な踏みやすさ。
ME-50Bの時のペダルよりもこちらの方がミスが少ないと思います。
もちろんBALANCED OUTも装備。
ライブ仕様です。
驚いたのが、OUTPUTがAMPとLINEで選択できるようになった点。
そうなんですよ!
私、LINEで出すベースの音、大好きなんです。
これは使えるので、皆さんお試しくださいませ。
SEND – RETURNももちろん装備。
お持ちのエフェクターもしっかり生かせます。