【実機レビューあり】新しいミニアンプの決定版！BOSS「KATANA-MINI X」を徹底解説

BOSSから新登場した「KATANA-MINI X」は、定評あるKATANA AMPシリーズのトーンを継承した10W出力のギターアンプです。
木製キャビネットとカスタムスピーカーにより、豊かなサウンドを実現し、充電式バッテリーとBluetooth機能を備えることで、利便性が向上しています。

BOSS　KATANA-MINI X

メーカー	BOSS
型名	KATANA-MINI X
メーカー希望小売価格	オープンプライス
販売価格	¥24,200（税込）
JAN	4957054521011
発売予定日	2024年12月7日（土）

特徴

卓越した音質と設計

KATANA-MINI Xは、BOSSの設計思想「Tube Logic」に基づき開発され、アナログ・ゲイン回路を搭載しています。
木製キャビネットと5インチのカスタムスピーカーが、ミニアンプとは思えないほどの豊かな低音と迫力あるサウンドが提供され、あらゆるジャンルの音楽をカバーします。
3つのアンプタイプ（BROWN、CRUNCH、CLEAN）により、多様な音作りを可能にし、ギタリストのニーズに応えます。

使いやすさと多機能性

前面に配置されたコントロールノブにより、直感的な操作性を実現。
Bluetooth機能により、スマートフォンからワイヤレスで音源を再生でき、さらにヘッドホン用のPHONES/REC端子も備えているため、演奏環境を問いません。
充電式バッテリーにより約10時間の連続使用が可能で、USB Type-Cによる簡単な充電が可能です。

幅広い音作りとエフェクト

KATANA-MINI Xは、10種類のエフェクトを内蔵し、演奏をより豊かに彩ります。
コーラス、ディレイ、フェイザーなどの定番エフェクトに加え、ユニークなタッチ・ワウやシンセエフェクトも提供し、音作りの幅を広げます。
3バンドEQがサウンドを細かく調整でき、様々な音楽スタイルにフィットします。

実機レビュー

メーカー様のご厚意により発売前に実機をお借りすることができました。
KATANA-MINIと比較しながらレビューいたします。

【ギタセレ中の人のイチオシ】小型で部屋に置きやすい＆シンプル操作でサッと音が良い自宅用アンプ

皆さんこんにちは！ギタセレ中の人です！ 中の人が今まで実際に買い、使ってみた中で「これは便利だなぁ」と感じたア…

guitarsele.com

サイズを比較

まずはサイズを比較しましょう。

幅の差57mm。

奥行の差29mm。

高さの差19mm。

重量は1.2kg（電池含む）2.7kg。
1.5kgの差。

KATANA-MINIのハンドルは固定ですが（これが含まれる分高さが高めの数値）KATANA-MINI Xはベルトになっています。

コントロール/端子の違い

まずはコントロールの違い。

付いている位置が違いますね。
KATAMA-MINIは天板に、KATANA-MINI Xは正面に付いています。

一番左側のセクション。

KATANA-MINIは「CLEAN」「CRUNCH」「BROWN」の3種です。

KATANA-MINI Xも同じですが「VARIATION」ボタンを押すとタイプの異なるサウンドキャラクターに切り替えができます。
要するに6音色、KATANA MINIの倍の音色数です。

	VARIATION OFF	VARIATION ON
BROWN	エッジの効きにこだわった、 KATANA AMP シリーズの代名詞とも 言えるリード・サウンドです。	低域はタイトに、 高域はシャープにチューニングされ、 アグレッシブなリフ・プレイに最適な ハイゲイン・サウンドが得られます
CRUNCH	ピッキング・ニュアンスで クリーンからクランチまで、幅広く コントロールできるサウンドです。	ブライトなチューニングが加わった、 豊富な倍音による突き抜けるような クランチ・サウンドです。
CLEAN	クリーンでナチュラルな サウンドです。	ベース／エレクトリック・ アコースティック・ギターに最適な フルレンジのアンプ・タイプです。

EQUALIZERセクション。

こちらは変わりませんが、KATANA-MINI Xの方が一つ一つのノブの音色変化の幅が大きいように感じます。

そして大きく変わったのはEFFECTSセクション。

KATANA-MINIはDELAYのみのエフェクトでTIMEとLEVELの調整ができました。

KATANA-MINI Xはなんと10種類のエフェクトを内蔵しています。
その一つ一つのエフェクトが絶妙なサウンドを生み出してくれます。
これがワンノブでできる、BOSSの強みですね。

ヘッドフォン端子。
KATANA-MINIは本体裏側に付いていますが、KATANA-MINI Xはコントロール部右側に付いています。

また外部音源の入力。
KATANA-MINIはAUX INがありアナログ入力ですが、KATANA-MINI XはBluetoothに対応。
ケーブルの煩わしさから解放されます。

ここでKATANA-MINI Xのアドバンテージポイント。
なんとチューナーが付いているんです！
これは楽！

そして電源。

KATANA-MINIはアルカリ or 充電式ニッケル水素電池（単3形）×6、もしくはACアダプター（別売り）です。
電池の寿命はアルカリ電池が約7時間、充電式ニッケル水素電池が約9時間です（電池容量や使用状態によって異なります）。

KATANA-MINI Xはなんと充電式バッテリーを内蔵！
約3時間の充電で約10時間の連続使用が可能（使用状態によって異なります）。
便利になっていますね…。

KATANA-MINI Xの充電はUSB Type-C端子にケーブルを挿して行います。

ここで注意！
同梱の充電用 USB Type-C（R） to USB Type-A ケーブルは長さが50cmと少々短めなので、長いものを別で用意していただいた方が良いかもしれません。
コンセントに挿す場合はUSB電源アダプターも忘れずに！

リアは電源接続端子が前面に移動していたり（USB Type-C端子）乾電池を入れるボックスが無くなったりしたことによりKATANA-MINI Xはかなりすっきりしています。

サウンド・インプレッション

コシと重厚感が半端じゃない　繊細な表現も〇

この2機種ですが、スピーカーの大きさは2cmしか変わりません。

なのに、何だこのKATANA-MINI Xが生み出すサウンドのコシ、重厚感は…！

秘密はおそらくこのキャビネットの材質にあるのではないかと考えています。

ミニアンプはキャビネットがプラ素材でできていることが多いと思います。
事実KATANA-MINIもプラ素材でできています。

プラ素材には「軽い」「丈夫」というメリットがありますが、ギターアンプは木製のキャビネットが主流。
スタジオにあるアンプはほとんど木製ではないでしょうか。

そしてスピーカーもこの機種の為に開発されたそうです。
そりゃいい音出ますよね…。

繊細なプレイもしっかり再現してくれます。
コンプ感が少ない！
ピュアでいい！

木製キャビネットを採用したKATANA-MINI X、MINIなのにあなどれません。

エレアコやベースでも

「エレクトリック ・ アコースティック ・ ギター／ベースも使用可能」との事ですので、試しました。

エレアコはキシキシしないし、ベースはスカスカにならない…。
どんな仕組みになっているんでしょうね？

自宅に一台あれば大変重宝するアンプです！

小さくて充電式って楽ですね…

家の中で持ち運びラクラク。

「アンプは自分の部屋の机の横で固定！」なんて方もいらっしゃるかと思いますが（かくいう私もそうでした）、たまに違う環境で弾くと自分の演奏で気付くことが増えますよ。

それにこのアンプは最適。
弾いていないときに充電しておけばバッチリ。

しかも充電用のUSB端子が前面に配置されている点も使いやすくて〇。

まとめ

• 自宅練習用の小型アンプがほしい
• 一台でギターもベースも使いたい
• ヘッドホンではなくスピーカーで音楽を聴ける環境である
• 求めるのは「良く聞こえる音」よりも「上手になる音」

上記なあてはまる方にはうってつけのアンプだと思います。

ハッキリ言いましょう！
この音でこの価格はリーズナブル！

中の人が友達に勧めたいアンプの登場です。

仕様

関連記事