実機を試してみました!
今回もメーカー様のご厚意により実機を借りる事が出来ました。
Fenderのパッシブジャズベースを使用します。
いざ、参りましょう!
特徴のあるつまみやボタン
今回のKATANA-500 Bass Head、特徴的なボタンやノブがあります。
一つ一つ見ていきましょう。
まず[MEMORY]ボタン。
作った音をメモリー可能。
別売りのフットスイッチGA-FC/GA-FC EXがあれば、追加で2チャンネル、合計3音色をメモリー可能になります
こちらの[COMP]のように、LEDが付いている所はボタンになっており、3種類のエフェクトを使うことができます。
初期設定ではカラーによって、
緑:LIGHT COMP
赤:BOSS COMP
オレンジ:LIMITER
となっています。
同じく[DRIVE]は
緑:BASS OD
赤:BASS DS
オレンジ:BASS FUZZ
[FX]は
緑:CHORUS
赤:T-WAH
オレンジ:HEAVY OCTAVE
となっており、ノブを回してエフェクトのかかり具合を調節します。
[LINE OUT]も緑・赤・オレンジの3つから選べるCUSTOM、レコーディング用、ライブ用、レコーディングとライブのブレンドと選択ができます。
中の人が今回の目玉だと感じた機能はこちら!
[CAB RESONANCE]!!
外部スピーカーをよりよく鳴らすために、アンプの音調整をします。
ボタンを 1 秒以上押すと、赤点滅して測定信号を出します。
音調整が完了するとボタンが点灯します。
2 種類の音調整をすることができます。
緑:全体域を調整
オレンジ:低音域を調整
(取扱説明書より引用)
これが…変わるんですよ!
純正キャビネット以外のものでも試したのですが、この設定をした時としない時では雲泥の差!
低域が濁りがちなキャビネットを使う際にオレンジになると低域の音の分離が良くなり、より前に出てきます。
こりゃすごい!
[SHAPE]ボタンもわかりやすく音質変化してくれますし、その右側の[AMP FEEL]スイッチがまた効果的。
パキッとしたMODERNと柔らかく温かいVINTAGE、使い分けができます。
アクティブとパッシブのベースの持ち替えがナチュラルにできそうな印象です。
MIDいじるの大好きな中の人は、中低域・高低域と分かれているだけでも嬉しいのに、またこれも3色で選択できるですと!
どれだけサウンドの幅広いんですか!
この[BOTTOM]つまみと[HI CUT]ボタンもよくできています。
[BOTTOM]つまみはカットする低域の周波数を設定します。
[HI CUT]ボタンは名前の通り、高域をカットします。
こちらも3色で選択可能。
中の人が感じたポイント
①サウンドの幅が広すぎます!
こんなに幅広く使えたベースアンプは初めてかも知れません。
今回、実は興味があって自前のエレクトリック・アップライト・ベースでも試したのですが、まぁ素直に出ること。
パッシブ、アクティブ、4/5弦、エレクトリックとエレクトリック・アップライト、どれも選ばずに出せるアンプはそうありません。
中の人、本気で欲しくなりました。
▲中の人が作ったおすすめセッティング for Fender Jazz Bazz(パッシブ)
②もうエフェクターは要らないでしょ?
内蔵のエフェクターが秀逸。
特にCOMP。
ワンノブなのにどの色でも気持ちよくかかってくれます。
他にもコーラス、オートワウ、オクターバーも内蔵…。
他にエフェクター要りませんな。
その代わりにフットスイッチが欲しくなりました。
③純正キャビネットが侮れない
ヘッドだけ持っていても[CAB RESONANCE]機能があるので、例えば行く先々のスタジオやライブハウスに常設されているキャビネットでも気持ちよく出せると思います。
ただ最も素直に出てくれたのはやはり純正キャビネット。
このキャビに別メーカーのヘッドを繋いでみましたが、派手さはないもののとても素直で音作りがしやすかったです。
ヘッドの裏側にPHONES OUTもありますが、これは純正キャビが欲しくなる!
自宅で音作りしたくなります!