【実機レビューあり】BOSS KATANA-100 GEN 3 & 100/212 GEN 3|定評あるアンプ・トーンに多彩なエフェクト、優れた機能性を凝縮した、100W の出力を備えたコンボ・アンプ

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【実機レビューあり】BOSS KATANA-100 GEN 3 & 100/212 GEN 3|定評あるアンプ・トーンに多彩なエフェクト、優れた機能性を凝縮した、100W の出力を備えたコンボ・アンプ

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

BOSSよりKATANA-100 GEN 3 & 100/212 GEN 3が登場いたします。

定評あるアンプ・トーンに多彩なエフェクト、優れた機能性を凝縮した、100W の出力を備えたコンボ・アンプです。

KATANA-100 GEN 3は12 インチのカスタム・スピーカー 1 基、KATANA-100/212 GEN 3は 2 基搭載しています。

BOSS KATANA-100 GEN 3

メーカー BOSS
型名 KATANA-100 GEN 3
販売価格 ¥59,400(税込)
JAN 4957054520632
発売予定日 2024年6月8日(土)

BOSS KATANA-100/212 GEN 3

メーカー BOSS
型名 KATANA-100/212 GEN 3
販売価格 ¥72,600(税込)
JAN 4957054520649
発売予定日 2024年6月8日(土)

特徴

KATANA AMP は次のステージへ

真空管アンプの入力から出力まで、各パーツやコンポーネントの挙動を徹底的に分析し、アンプ全体で発生する相互作用までを再現することでダイナミックな表現力とサウンドを実現する「Tube Logic」。KATANA AMPは、この設計思想のもと開発されたオリジナルのリアクティブ・クラス AB パワーアンプ
を搭載し、トレードマークでもある切れ味鋭いブラウン・サウンドで多くのギタリストから支持を得ました。

またアンプ・サウンドだけではなく、充実した BOSS の高品位な内蔵エフェクト、シチュエーションを選ばず活躍する高い機能性が広く受け入れられ、ライブや SNS 等、さまざまなシーンで目にするようになりました。

2018 年に MkII へとアップデートされた KATANA シリーズが今 GEN 3となり、ギタリストにさらなる演奏体験をもたらします。

さらに磨かれたアンプ ・ トーン

歴代の BOSS/Roland アンプ開発を経て進化した Tube Logic を基に、KATANA-100 GEN 3 / KATANA-100/212 GEN 3 のアンプ・サウンドは再構築されています。

ハード・ロック黎明期のスタック・アンプ・サウンドを彷彿とさせる BROWN や、ナチュラルな CLEAN など、キャラクターはそのままに音色をブラッシュアップ。さらに、Tube Logic による表現力がさらに高められたことで開発された PUSHED は、手元のボリューム操作やピッキングのニュアンスを忠実にくみ取り、クリーンからクランチまでをシームレスに行き来することができます。

また、VARIATION スイッチを押せば、それぞれのタイプで異なるサウンド・キャラクターを楽しむことが可能です。

生々しいアンプのクランク ・ アップを

ギター・アンプは音量を上げれば上げるほどパワーアンプがドライブし、ギタリストが愛するクランク・アップ・トーンが得られます。

KATANA-100 GEN 3 / KATANA-100/212 GEN 3 は独自の Tube Logic により、豊富な倍音を伴った生々しいアンプのサウンドとレスポンスを実現
しています。

さらに、搭載された POWER CONTROL 機能を用いれば、小さな音量でもパワーアンプを十分にドライブさせることが可能。

自宅やステージなど、求められる音量の異なる環境でも一貫して迫力あるクランク・アップ・トーンを得ることができます。

あらゆるサウンドを網羅するエフェクト

GEN 3 への進化に伴い、KATANA AMPはエフェクトの音質も向上。

より密度の濃いサウンドが得られます。

BOOSTER、MODULATION、FX、DELAY、REVERB と、同時使用が可能な 5 つのエフェクト・カテゴリーが用意され、それぞれ独立したノブで直感的に操作することが可能です。

また、カテゴリーごとに 3 つ、計 15 種類のエフェクトを本体のパネルから切り替えることができます。

さらに、専用アプリの BOSS TONE STUDIO を用いることで、その可能性は飛躍的に向上。

ペダルボードさながらの音作りを実現します。

さらなるサウンドの探求

専用アプリにはグラフィックのカスタマイズ機能が加わり、今まで以上に直感的な音作りを実現します。

60 種類以上のエフェクト、詳細なパラメーターへとアクセスすることができ、サウンドメイクの幅も大きく拡張。

作成した音色の管理や、本体に搭載するエフェクトの入れ替えなど、他にもさまざまな機能が用意されています。

別売りの Bluetooth Audio MIDI Dual Adaptor を装着すれば、iOS/Android 版アプリも使用可能です。

さらに、BOSS TONE EXCHANGEにアクセスすれば、他のユーザーが作成した音色をダウンロードしたり、自身で作成したこだわりの TONE SETTING を世界中に共有したりすることもできます。

自在に音色をコントロール

KATANA-100 GEN 3 / KATANA-100/212 GEN 3 では、作成したサウンドを TONE SETTING として 8 つまで本体に保存し、パネルの操作で即座に呼び出すことができます。

コントローラーの拡張端子も備えており、別売りのフットスイッチを接続すれば足元での切り替えも可能。

エクスプレッション・ペダルを用いてパラメーターをリアル・タイムで変化させることもできます。

6 つのフットスイッチを備えた GA-FC/GA-FC EX Foot Controller を接続すれば、TONE SETTING の切り替えやエフェクトのON/OFF、エクスプレッション・ペダルの追加接続など、さらに柔軟なコントロールに対応。

アンプ本体と GA-FC Foot Controllerだけであらゆるライブをこなすことが可能になります。

ステージングの幅を広げる機能

KATANA-100 GEN 3 / KATANA-100/212 GEN 3 はパワード・キャビネットとしても力を発揮します。

お気に入りのプリアンプ・ペダルやマルチ・エフェクターを POWER AMP IN 端子へ接続すれば、そのキャラクターを最大限に引き出したサウンドを再生
することが可能。

KATANA GEN 3 のクラスAB パワーアンプで増幅することで、アンプらしさを損なわないダイナミックなサウンドが得られます。

また、STEREO EXPAND機能を用い、2 台の KATANA AMP を標準ギター・ケーブルでリンクさせることもできます。

コーラスやディレイ、リバーブなどステレオ対応のエフェクトで広がりのあるサウンドを楽しむことが可能です。

【STEREO EXPAND 機能対応モデル】
KATANA GEN 3 AMP(KATANA-50 GEN 3を除く)
KATANA MkII AMP(KATANA-50 MkII を除く)

さまざまなシチュエーションで活躍

KATANA-100 GEN 3 / KATANA-100/212 GEN 3 は、IR ベースで設計されたサウンドを備えた豊富な出力端子を用いることで、多彩なシチュエーションで活躍します。

STEREO PHONES 端子にヘッドホンを接続すれば、内蔵ステレオ・エフェクトを活用したスペーシーなサウンドがプレイヤーを包み込みます。

ライブでは、標準フォンの LINE OUT を使用してサウンドを PA へ出力。

フラットなスピーカー・システムから狙い通りのサウンドを響かせることができます。

USB Type-C 端子では、PC およびモバイル端末上の録音ソフトへレコーディングが行えるほか、デバイス側で再生したオーディオをアンプのSTEREO PHONES 端子より再生することも可能です。

IR ベースのサウンドは、そのタイプを REC/LIVE/BLEND およびカスタマイズ可能な 2 つの CUSTOM、合計5種類から選択できます。

実機レビュー

メーカー様より発売前に実機をお借りしました。

レビューしていきます!

2台の違い

「100」と「100/212」の2台の違いはスピーカーが1基か2基か、なのですが、そこに焦点を当てつつ検証していきます。

まずは「100」のコントロールパネルから。

アンプ・タイプは6音色×各々に2バリエーション=12タイプ。

穏やかなクリーントーンからガッツリ歪んだ音まで幅広くカバー。

EQはオーソドックスな3バンド。

専用アプリの BOSS TONE STUDIO内でより幅広い調整が可能。

エフェクトはBOOSTER、MOD、FX(初期設定はトレモロ、オートワウ、オクターバー)、DELAY、REVERBの5系統。

TAPスイッチも付いています。

こちらも BOSS TONE STUDIOで細かな設定が可能。

TONE  SETTING(作った音の保存)はCH1~8まで可能。

切り替えは PANELボタン長押しでBANK切り替えとなります。

背面。

GA-FCGA-FC EXに対応しています。

通常のフットスイッチも接続可能。

USB REC OUTも備えています。

EFFECT LOOPを搭載していて外部エフェクターも効果的に使用する事が可能。

STEREO EXPANDスイッチを使うと2台目のアンプのパワーアンプ・セクションを使って拡張する事が出来ます。

そしてBT-DUAL挿入口とAUX IN、ヘッドホンアウト、LINE OUT。

スピーカー。

フレームが黒いものが一発。

それでは「100/212」です。

横長ですね。

横長の理由はもちろんこれ。

「100」と同じ大きさのスピーカーが2発積まれています。

サウンド・インプレッション

両者、100W。

スタジオでもライブでもバッチリ対応できる音量と音圧です。

生のドラムが居ても大丈夫。

音はどのアンプを選んでも素直。

派手さは有りませんが「使える音」「バンドのアンサンブルでしっかり抜けそうな音」を出していています。

EQの幅が広くはないですが、専用アプリが有れば更に調整が出来るようになるでしょう。

そして皆さんが知りたいであろう「100」と「100/212」の音の違いですが…。

「100/212」はスピーカーが2つ積まれているんだから必然的にこっちのほうがいいでしょ、とお考えのあなた(私はそうでした…)、違います。

確かに「100/212」の低音の安定感、は特筆ものです。

最大限に歪ませてブリッジミュートをしても全く揺るぎません。

でも出音の速さは「100」に軍配が上がります。

パキッというかパツッと出るんですよね。

クリーンは「100」で歪みは「100/212」と使い分けたい、という願望…。

というわけでやってみました。

贅沢。最高です。

まとめ

これはもう現場仕様ですね。

持ち運びができるバンドライブ用アンプのスタンダードではないでしょうか。

スピーカーの数が異なるため、重さが5kg違いますが、持ってみるとそんなに差は感じません。

出音の好みで選んでいただいてよいと思います。

是非全国の島村楽器店頭にてお試しくださいませ。

仕様

■KATANA-100 GEN 3

定格出力:100W
規定入力レベル:INPUT:-10dBu(1M Ω)、AUX IN:-10dBu (20k Ω)、RETURN IN:-10dBu(100k Ω)
スピーカー:30cm × 1
コントロール:POWER スイッチ、PRESENCE つまみ、MASTER つまみ、SOLO ボタン、POWER CONTROL スイッチ(STANDBY、0.5W、HALF、MAX)、CAB RESONANCE スイッチ(VINTAGE、MODERN、DEEP)
< AMPLIFIER > VARIATION ボタン、AMP TYPE スイッチ(ACOUSTIC、CLEAN、PUSHED、CRUNCH、LEAD、BROWN)、GAIN つまみ、VOLUME つまみ
< EQUALIZER > CONTOUR つまみ、BASS つまみ、MIDDLE つまみ、TREBLE つまみ
< EFFECT > BOOSTER ボタン、MOD ボタン、FX ボタン、DELAY ボタン、REVERB ボタン、TAP ボタン、BOOSTER つまみ、MOD つまみ、FX つまみ、DELAY つまみ、REVERB つまみ
< TONE SETTING > CH1 ボタン、CH2 ボタン、CH3 ボタン、CH4 ボタン、PANEL ボタン
< STEREO EXPAND > STEREO EXPAND スイッチ
インジケーター:VARIATION、ACOUSTIC、CLEAN、PUSHED、CRUNCH、LEAD、BROWN、CONTOUR、BOOSTER、MOD、FX、DELAY、REVERB、TAP、SOLO、CH1、CH2、CH3、CH4、PANEL
接続端子:INPUT 端子:標準タイプ、POWER AMP IN:標準タイプ、LINE OUT 端子:標準タイプ、SEND 端子:標準タイプ、RETURN 端子:標準タイプ、STEREO PHONES 端子:ステレオ標準タイプ、EXP PEDAL 端子:TRS 標準タイプ、GA-FC/CTL CH1/CH2 SOLO 端 子:TRS 標準タイプ、AUX IN 端: ステレオ・ミニ・タイプ、USB 端子 :USB C タイプ、Bluetooth ADAPTOR SLOT:Bluetooth Ⓡ Audio MIDI Dual Adaptor、AC IN 端子
電源 AC100V(50 / 60Hz)
消費電力:77W
外形寸法(ハンドル、ゴム足含む):530(幅)× 248(奥行)× 484(高さ)mm
質量:14.8kg
付属品:取扱説明書、電源コード、2P-3P 変換器、保証書、GA-FC シール、ローランド ユーザー登録カード、
別売品:フットスイッチ:BOSS FS-5L、BOSS FS-6、BOSS FS-7、エクスプレッション・ペダル:Roland EV-5、BOSS EV-30、BOSS FV-500L、BOSS FV-500H、GA FOOT CONTROLLER(GA-FC、GA-FC EX)、Bluetooth Ⓡ Audio MIDI Dual Adaptor(品番 BT-DUAL)、アンプスタンド:BAS-1

■KATANA-100/212 GEN 3

定格出力:100W
規定入力レベル:INPUT:-10dBu(1M Ω)、AUX IN:-10dBu (20k Ω)、RETURN IN:-10dBu(100k Ω)
スピーカー:30cm × 2
コントロール:POWER スイッチ、PRESENCE つまみ、MASTER つまみ、SOLO ボタン、POWER CONTROL スイッチ(STANDBY、0.5W、HALF、MAX)、CAB RESONANCE スイッチ(VINTAGE、MODERN、DEEP)
< AMPLIFIER > VARIATION ボタン、GAIN つまみ、VOLUME つまみ、AMP TYPE スイッチ(ACOUSTIC、CLEAN、PUSHED、CRUNCH、LEAD、BROWN)
< EQUALIZER > CONTOUR ボタン、BASS つまみ、MIDDLE つまみ、TREBLE つまみ
< EFFECT > BOOSTER ボタン、MOD ボタン、FX ボタン、DELAY ボタン、REVERB ボタン、TAP ボタン、BOOSTER つまみ、MOD つまみ、FX つまみ、DELAY つまみ、REVERB つまみ
< TONE SETTING > CH1 ボタン、CH2 ボタン、CH3 ボタン、CH4 ボタン、PANEL ボタン
< STEREO EXPAND > STEREO EXPAND スイッチ
インジケーター VARIATION、ACOUSTIC、CLEAN、PUSHED、CRUNCH、LEAD、BROWN、CONTOUR、BOOSTER、MOD、FX、DELAY、REVERB、TAP、SOLO、CH1、CH2、CH3、CH4、PANEL
接続端子:INPUT 端子:標準タイプ、POWER AMP IN:標準タイプ、LINE OUT 端子:標準タイプ、SEND 端子:標準タイプ、RETURN 端子:標準タイプ、STEREO PHONES 端子:ステレオ標準タイプ、EXP PEDAL 端子:TRS 標準タイプ、GA-FC/CTL CH1/CH2 SOLO 端 子:TRS 標 準 タ イ プ、AUX IN 端 子: ス テ レ オ・ ミ ニ・ タ イ プ、USB 端 子 :USB C タ イ プ、Bluetooth ADAPTOR SLOT:Bluetooth Ⓡ Audio MIDI Dual Adaptor、AC IN 端子
電源:AC100V(50 / 60Hz)
消費電力:77W
外形寸法(ハンドル、ゴム足含む):670(幅)× 248(奥行)× 484(高さ)mm
質量:19.8kg
付属品:取扱説明書、電源コード、2P-3P 変換器、保証書、GA-FC シール、ローランド ユーザー登録カード
別売品:フットスイッチ:BOSS FS-5L、BOSS FS-6、BOSS FS-7、エクスプレッション・ペダル:Roland EV-5、BOSS EV-30、BOSS FV-500L、BOSS FV-500H、GA FOOT CONTROLLER(GA-FC、GA-FC EX)、Bluetooth Ⓡ Audio MIDI Dual Adaptor(品番 BT-DUAL)、アンプスタンド:BAS-1

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