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【実機レビューあり】BOSS DM-101|フル ・ アナログ設計によるサウンド、 CPU による高度なコントロールを備えた究極のアナログ ・ ディレイ

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【実機レビューあり】BOSS DM-101|フル ・ アナログ設計によるサウンド、 CPU による高度なコントロールを備えた究極のアナログ ・ ディレイ

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。


BOSSよりDM-101が登場いたします。

最新のテクノロジーと蓄積されたノウハウの融合により生まれた究極のアナログ・ディレイです。

BOSS DM-101

メーカー BOSS
型名 DM-101
メーカー希望小売価格 オープンプライス
販売価格 ¥62,260(税込)
JAN 4957054519001
発売予定日 2023年7月15日(土)

特徴

12 タイプのアナログ ・ ディレイ

1970 年代に登場したアナログ・ディレイは、BBD と呼ばれる電子部品を活用することで入力されたサウンドをやまびこの様に繰り返し再生するエフェクターです。

フル・アナログ回路から生み出されるそのディレイ音は、高域が抑えられ、僅かに歪みが加わることでプレイヤーを温かく包み込みます。

DM-101 は 12 種類のモードを備えており、王道のアナログ・ディレイからリズミカルで個性的なタイプまで、幅広いサウンドを実現。

もちろん、INTENSITY を一定以上に設定すれば、各モードのサウンド・キャラクターで野生的な発振を得ることも可能です。

音質へのこだわり

アナログ・ディレイは、同一ディレイ・タイムの場合、BBD の使用数が少ないほどディレイ音に飽和感をもたらし、使用数が増えるほど伸びやかな高域を備えたサウンドになります。

DM-101 は、8 つの BBDと緻密にチューニングされた周辺回路の組み合わせによって、12 種類のモード毎にディレイ音の音質を最適化する事に成功。

高い汎用性を備えつつ、こだわりぬかれたアナログ・ディレイ・サウンドを実現しています。

アナログ ・ サウンドをデジタル制御

DM-101 は、 フル・アナログ設計のディレイ回路を高次元でデジタル制御するディレイ・マシンです。

モードに応じて、BBD の使用数とその接続方式、フィルターの種類やクロック周波数、フィードバック経路をCPUでコントロール。

BOSS のアイコニックな温かく飽和感が強い VINTAGE モードや、より高域の鮮明さを残した MODERN モード等、多彩なサウンド・キャラクターを生み出します。

広がるステレオ ・ サウンドの可能性

DM-101 は BBD の接続方法を直列から並列に切り替えたり、それぞれの BBD に異なるクロック信号を送信したりすることで、アナログ・ディレイでありながら多彩なステレオ・サウンドをもたらします。

例えばPANモードでは、BBDに異なるディレイ・タイムを与えることで左右交互に飛び交うディレイ音を、DUALMODモードでは、左右それぞれのモジュレーションの位相をずらすことで、広がりのあるサウンドを実現しています。

もちろん、ダイレクト音とエフェクト音の個別出力にも対応。

ダイレクト・ミュート機能も搭載しているため、PA ミキサーの外部エフェクトとしても活躍します。

高い汎用性

DM-101 はアナログ・ディレイでありながら、現代のギタリストに求められる高い汎用性を備えています。

ディレイ・タイムは、タップ・テンポ機能により演奏する曲に合わせ即座に設定が可能(一部のモードを除く)。

タップ・ディビジョンもボタン一つで切り替えることができるため、リズミカルなディレイが簡単に得られます。

コントロールの拡張にも対応しており、フットスイッチやエクスプレッション・ペダルの追加、外部 MIDI 機器による制御が可能です。

作成したサウンドは本体のフットスイッチで 4 個、MIDI によるコントロールでは 127 個まで呼び出すことができます。

キャリーオーバー機能にも対応しており、エフェクトを OFF にした際、ディレイ音を残したままにすることが可能です。

実機を試してみました

ローランド様のご厚意により、発売前に実機をお借りする事が出来ました。

インプレッションをお伝え致します。

今回はステレオ出力があるという事で、Roland JC-40にステレオ接続して試奏しました。

ディレイのバリエーションが豊富

一口にアナログディレイと言ってもサウンドは様々。

DM-101は12種類という豊富なモードを備えていて、一つ一つのディレイ音が全く異なり、弾いていて楽しくなります。

更にVARIATIONノブを回すことにより、ディレイ音にかかるモジュレーションの波形の変更やディレイ音の間隔調節、プリ・ディレイの加減等、非常に多彩なサウンドを生み出すことができます。

8つのBBD素子による良質なサウンド

これまでにアナログディレイはかなりの数弾いてきましたが、BBD素子が8つも入っているものは弾いた事が有りませんでした。

それがBOSSオリジナルの周辺回路の組み合わせにより、大変良質なサウンドを生み出している要因なのではないか、と感じます。

単にアナログと言ってもディレイ音にモジュレーションがかかるだけでなくて、その振る舞いが大変ナチュラルな点に感心しました。

やはりモデリングではなく本物は違うな、と再認識させられました。

その中で注目したのが「MODERN」モード。

高域がはっきりしたデジタルディレイとはまた違う、アナログディレイで高域に鮮明さを残す、というサウンドは新鮮でした。

ステレオ・サウンドの音の広がり

12のモードの内5つはステレオ対応のモードです。

このサウンドがまた良いです。

厚みと広がりを感じさせる、特別なサウンドです。

これを使う為にJAZZ CHORUSを使いたい、と強く思わされます。

MIDIコントロールできるアナログディレイ

本体のプリセットは4つですが、MIDI接続をすると127個まで呼び出すことができます。

これだけあれば、エフェクターに手を触れることなくスムーズに、好みのサウンドでプレイする事が出来ますね。

まとめ

まず私は箱を開けて、最高のルックスにやられてしまったのですが、中身が超本格派で驚きました。

「ディレイはアナログがいいけど、コントロールが単調だからボードの中で使いにくいなぁ。」とか「本当にヴィンテージなサウンドを出したい!」と思う方には超おススメできる製品です。

ぜひ島村楽器の店頭にてお試しくださいませ。

仕様

■主な仕様
●メモリー:127 +マニュアル
●規定入力レベル INPUT:-10dBu
●入力インピーダンス INPUT:1M Ω
●規定出力レベル OUTPUT A/MONO、OUTPUT B:-10dBu
●出力インピーダンス OUTPUT A/MONO、OUTPUT B:1k Ω
●推奨負荷インピーダンス OUTPUT A/MONO、OUTPUT B:10k Ω以上
●ディレイ・モード:CLASSIC、VINTAGE、MODERN、MULTI-HEAD、NON-LINEAR、AMBIENCE、REFLECT [STEREO]、DOUBLING+DELAY [STEREO]、WIDE [STEREO]、DUAL MOD [STEREO]、PAN [STEREO]、PATTERN [STEREO]
●バイパス:バッファード・バイパス
●コントロール:ON/OFF スイッチ、MEMORY スイッチ、TAP スイッチ、MOD RATE つまみ、MOD DEPTH つまみ、VARIATION つまみ、MODE つまみ、DELAY TIME つまみ、INTENSITY つまみ、DELAY VOLUME つまみ、MEMORY ボタン、TAP DIVISION ボタン
●接続端子 INPUT、OUTPUT A/MONO、OUTPUT B:標準タイプ、CTL 1, 2/EXP 端子:TRS 標準タイプ、MIDI(IN、OUT)端子:ステレオ・ミニ・タイプ、DC IN 端子、USB 端子:USB マイクロ B タイプ(プログラム・アップデートのみ)
●電源:AC アダプター
●消費電流:260mA
●外形寸法:192(幅)× 133(奥行)× 52(高さ)mm(ゴム足を除く) 192(幅)× 133(奥行)× 53(高さ)mm(ゴム足を含む)
●質量:830g
●付属品:AC アダプター、取扱説明書、チラシ(安全上のご注意、使用上のご注意、お問い合わせの窓口)、ゴム足× 4、保証書
●別売品 フットスイッチ:FS-5U デュアル・フットスイッチ:FS-6、FS-7 エクスプレッション・ペダル:FV-500H、FV-500L、EV-30、Roland EV-5 MIDI/TRS コネクティング・ケーブル:BMIDI-5-35、BMIDI-1-35、BMIDI-2-35、BCC-1-3535、BCC-2-3535

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