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YAMAHA 50年の歴史を紡ぐ FG/FS アコースティックギターの世界

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2010年5月現在、新型コロナウィルスはその猛威を世界中で振るい続け、日本でも4月に発令された緊急事態宣言が延長されるなど、収束までの戦いはまだ続きそうです。そんな中、ミュージシャンたちは日本を元気づけるべくSNSやYoutubeなどに動画をUPしてパフォーマンスを披露してくれています。

中でもアコースティックギターによる弾き語りによるパフォーマンスは大きな反響を上げ、外出自粛中の日本国民の間ではアコギ熱が盛り上がり、自宅でギターを練習し始める方が増えています。とりわけ人気が高いのが、YAMAHA アコースティックギター、FG / FSシリーズ。初心者が手に取りやすい価格帯のモデルがラインナップされ、カラーも豊富なのがその理由でしょう。今回はそのFG/FSの54年にもなる歴史を紐解きつつ、魅力に迫ってみます。

目次

ギタセレでは人気のYAMAHA FG/FSを緊急特集。その魅力に迫ってみます。ご興味のある項目から読み進めてみてください。

YAMAHA FGの歴史

創世期

YAMAHAがアコースティックギター制作に取り組んだのが1965~66年。それまでは、クラシックギターにスチール弦を張った、「ダイナミックギター」というモデルを販売していました。通常クラシックギターにはナイロン弦 (もしくはガット弦)を張りますが、このモデルはスチール弦のため音量も大きく、重宝されたようです。


↑ ダイナミックギター

1833年(日本は江戸時代後期)に、すでにC.F.Martinがアメリカでスチール弦のアコースティックギターを発明していました。そこから時を経過すること約180年(!)、国産初のオリジナルデザイン・アコースティックギターがYAMAHAから発売されるのです。


それが1966年発売のFG-150、ならびにドレッドノートシェイプのFG-180でした。この頃はFSというシリーズはなく、小ぶりな0タイプもFGとしてラインナップされていました。サウンドホールから覗くラベルは、ライトグリーン。伝説の赤ラベルはもう少し後に登場します。

また、この頃まではまだVenturesをはじめとしたエレキギター全盛の時代。「ギターは不良が弾くものだ!」と言われていた時代ですね。

しかしながらアメリカで巻き起こるフォークブームは日本にも押し寄せてきており、ブロードサイド・フォーの「若者たち」、マイク真木の「バラが咲いた」などのヒット曲も生まれています。

フォークブーム全盛

1967年、空前のフォークブーム火付け役となったのがフォーククルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」。これによって国産アコギであるYAMAHA FG-150は注目され、さらに廉価版も発売されます。

そして1968年、FG-180とFG-150はマイナーチェンジと共に「赤ラベル」が採用されます。ここがYAMAHA「赤ラベル」の原点です。

1971年、フォークブームと共に爆発的ヒットを飛ばすYAMAHA FGに新たなモデルが登場します。


フォークタイプのFG-1500、「新ジャンボタイプ」と名付けられたFG-2000、新ジャンボタイプ12弦のFG-2500です。これらはバックとサイドに最高級ハカランダを使用し、センターメイプルの3ピースバックなど最上位モデルとして位置づけられ、今なお中古市場では高値がつけられます。

https://youtu.be/lyQ94oSrHA8

エレアコモデルの登場

1972年、赤ラベルはグリーンラベルへと変更され、YAMAHA初のエレアコモデルが登場します。


エレアコとはいえ、マグネティックピックアップが搭載されています。そしてボディトップにはボリュームとトーンのコントロールが。


これ以降、ラベルはグリーン、ブラック、オレンジ、ベージュ、アイボリーなど時代と共に変更されていきます。

Lシリーズとバンドブーム

1974年、YAMAHAは新たなシリーズ、「L」を発売。

Luxury(豪華)の頭文字である「L」の名を関したL-31は、YAMAHAアコースティックギターのフラッグシップモデルとして発売され、その後続くLシリーズの原点となりました。

1975年にはL-31のさらに上を行く最高級カスタムアコースティックギター、L-51、L-52、L-53、L-54が登場。


のちにLLシリーズが発売されるまで定番としてYAMAHAアコースティックギターを支えるLシリーズ。一方、80年代にかけてシーンがフォークブームからまたバンドブームへと移り変わっていく中で、FG/FSは低価格のエントリーモデルとしての役割を担うようになります。

再注目と復刻

1995年、YAMAHA赤ラベルの注目度が高まっていた時期に、30周年を記念して赤ラベルのFG-180とFG-150が復刻されます。さらに90年代後半にかけて、ゆずの人気が高まると同時に、岩沢厚治氏がFGを愛用していることも相まって、さらにFG人気が再燃していきます。

この頃、FGはエントリーモデルとしてラインナップをそろえており、YAMAHA FGシリーズでギターを始めたという方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
そしてその最中、2002年に発売されるのがこのThe FG。

「FGシリーズの集大成」と銘打たれたこのモデルは、その後さらなるFGラインナップの大人気へのステップとなりました。(同時にThe FSも発売されました)

2016年にはFGの50周年記念モデルとなるFG180-50THが数量限定発売されます。


↑ FG180-50TH

表板にはA.R.E.を施したシトカスプルース単板が採用され、新開発スキャロップドブレイシングと共に、復刻モデルながら新しい時代のギターとして人気を博しました。(ヘッドには初期の「FG180」と同じフォントのワイドヤマハロゴが刻印されています。)

次のページでは、50年以上の歴史を持つFG/FSの現在のランナップのうち、赤ラベルを継承する「Red Label」を見てみます。

FG/FS 現行ラインナップ① (「5」「3」シリーズ)

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