柳島直行氏の略歴
●柳島さんの略歴をこの記事を見ていらっしゃる方に向けて伺ってもよろしいですか?
最初に入社したのはGuyatone (東京サウンド)で、
Guyatoneは当時としては珍しくロックしてない会社で(笑
そんな中で一人だけ、アーティストエンドースをしていた近藤さん
そしたら無断で行ったのに喜んでくれてアーティストエンドースメ
そうこうしているうちに、町を歩いていたら偶然、昔通っていた楽器屋の店長さんに出会ったんです。
その店長さんはその時FERNANDESに所属していて、「新しいブランドを輸入するから来ない?」って誘われてFERNANDESに入社しました。
さらにそこでイギリス行ったりしてたら、会社から電話が来て、「韓国でアンプ作ってくれ」と。
アンプを作る工場を紹介してくれたのが今のオカダインターナショナル社長の成 勲擇なわけです。
実はその時に作ったアンプがFERNANDESのFA-15です。
●それ、ギター始めた時に使ってました!
ありがとうございます(笑)
FERNANDESにいた時に世界を見せてもらいましたね。
そして、成が「今度ボブ・ブラッドショーとこんな事をやりたいんだ」って事で呼んでもらい、今に至ります。
●出会いですね。
そうですね、節目節目でラッキーな出会いがありましたね。
新製品 発売直前取材『Eventide H9』
●最後に、非常に思わせぶりにそこに置いてあるものは何でしょう?
あ。バレちゃいました?(笑)
じゃあこれは担当の佐藤からご紹介しますね。
【同社オーディオエンジニアリング事業部 佐藤匡史氏登場】
オカダインターナショナルが輸入代理店を務める「Eventide」の製品で、これまでStompboxシリーズとして“PitchFactor”、“ModFactor”、“TimeFactor”、“Space”の4機種が発売されています。
その中から2つずつのアルゴリズムを内蔵した、H9という新製品です。
▲Eventide Stompboxシリーズ。左から“PitchFactor”、“ModFactor”、“TimeFactor”、“Space”。プロミュージシャンからアマチュアまで、「音を知っている人のエフェクター」としてとても人気が高いシリーズ。
サウンド面で目新しい点というものはないんですが、ユーザビリティの面で優れているんです。
「H9 CONTROL」というアプリケーション(Eventide社から無料でダウンロードできるソフトウェア)でWindows、Mac、iOSでリモートコントロール、プリセット管理を出来るのがポイントですね。
接続はBluetoothを使用します。実際にやってみましょう。
こういった感じで、左からTimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceと並んでいて、2つずつアルゴリズムが入っているのが分かりますね。
アルゴリズムに付随して、オリジナルでおよそ10個ずつファクトリー・プリセットが付属してきます。
●その下にグレーになっているアルゴリズムがあるようですが?
そうなんです。アルゴリズム一つ¥1,700程度なのですが、どんどん追加していくことが出来ます。
TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceすべてを買うと税込で定価¥300,000越えてくるんですが、H9にアルゴリズム全部を搭載しても¥100,000前後におさめることが出来ます。
Stomp boxシリーズの中には、人によって「このアルゴリズムはいらない」というのもあったりします。
そういう方であればH9で追加していったほうが安上がりになりますね。
ただし、一度に選べるのは一つのアルゴリズムなので、「このディレイとこのリバーブを使いたい」という場合はH9が二つ必要になりますね。
●ディレイやリバーブだったら最初の2つのアルゴリズムでもイケそうですが、モジュレーション系は困りそうですね。
そうなんです。なので、使い方によってStomp boxとどう併用するかがポイントになります。
ただ「必要なものだけを選択できる」という点では便利ですよ。
例えばH9を二つ並べて使うのもアリだと思います。
●H9を2つ買っても、アプリ内でアルゴリズムを一度買えばどちらにも使えるんですか?
そうですね。2台いっぺんに操作は出来ませんが、選択しながら操作してH9に入れ込んで、呼び出しながら使えますね。
●H9を複数台持ったらStomp boxはいらないかもしれませんね?
ただし、ルーパーだけはH9には搭載できないので、ルーパーを使いたい方はTimeFactorが必要です。
賢く選択することで予算を抑えることができますし、H9自体がコンパクトなのでボードも小型化できると思います。