ミュージシャン注目の国産ブランド「Switch Custom Guitars」の魅力 feat.松井祐貴
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皆様は「Switch Custom Guitars」というブランドをご存じでしょうか?
創業よりソロギタリストやスタジオミュージシャンからの評価が高く、当社でもお客様からお問い合わせをいただく機会が増えてきている当ブランド。
今回はそんな注目の「Switch Custom Guitars」の5モデルをソロギタリスト「松井祐貴」氏に演奏いただき、魅力を語っていただきました。
松井祐貴氏 プロフィール
14才よりギターを始め、独学でソロ・ギターの特殊奏法を習得。
大学卒業後、音楽専門学校に入学し、在学中『ソロギターのしらべ』の著書でもある南澤大介氏に師事。
ギターをパーカッションのように叩き、リズムを繰り出しながら同時にコードとメロディを奏でるそのスタイルは動画投稿サイトで話題になり、注目を浴びる。
2011年デビューアルバム「FRIEND」をリリースし、演奏技術はさることながら、その洗練された作曲能力や、オープン・チューニングを駆使した独特なカヴァー曲アレンジなどによって世界中から絶賛され、現在YouTubeの総動画再生数は3,600万回を超える。
2013年より毎年、地元横浜の関内ホールでソロライブを行っており、近年では中国、香港、台湾、韓国、ベトナム、アメリカでのソロライブを開催するなど海外での評価も高く、今後も世界での活躍が期待されている。
松井祐貴 Official Website
松井祐貴 Twitter
Switch Custom Guitarsとは?
2013年に作曲/編曲家、サポートギタリストとして活躍する、久保田光太郎氏が「愛用する60年代後半のギブソンで良い状態の個体がなかなか見つからない」と何気なく発した悩みに対して、「それならば作ってみよう!」とスタート。
ブランド立ち上げのきっかけともなった、ヴィンテージギターをモチーフとして国産クオリティで製作する「ヴィンテージ・シリーズ」から、伝統的なモデルに独自の解釈を加え、多くのギタリストが求めるサウンド・プレイアビリティを追求した「スタンダード・シリーズ」、松井祐貴、井草聖二、龍藏Ryuzoなど、次世代アーティスト、ミュージシャンとの妥協のないやり取りを経て生み出される「シグネチャー・シリーズ」など幅広いラインナップを持つ。
全てのモデルが日本屈指のアコースティックギター工房でハンドメイドにて製作され、良質な木材やパーツの使用はもちろんながら塗装を極薄で仕上げる事による鳴りの良さ、指板やフレットの処理など細部にもこだわる事で高い演奏性を誇る。
それでいて所謂ハイエンドギターと呼ばれるブランドと比較し高いコストパフォーマンスを実現。
現在、プロ・アマチュア問わずギタリストの注目が集まっているブランド。
スタンダード・シリーズ
D-70C
メーカー | Switch Custom Guitars |
---|---|
型名 | D-70C |
販売価格 | (税込) ¥281,600 (税抜 ¥256,000) |
JANコード | 4582349874840 |
現代の幅広いジャンルに対応すべく設計されたドレッドノートタイプに、オリジナルカッタウェイを加えたモダンシェイプ。
独自のスキャロップドXブレイシングを採用し、トップブレイシングのみならずバックブレイシングにも焦点を当てたサウンドメイクのモダンD。
OMモデル同様ネックとボディのジョイントは様々なプレイヤーの好みに合わせたセッティングが可能になるよう計算されたネックアングル。
大型ボディから繰り出される低音の迫力は圧巻。
高音域も埋もれることなく存在感をアピール可能。
演奏&コメント動画
インプレッション
ボディがドレッドノートサイズなので、やはり低音が豊かで音が太いですね。
それだけでなく高音にもしっかりとした煌びやかさがあるので、コードストロークした時の音もクリアに聴こえます。
弾き語りなど勢いを重視したストロークプレイでも歌の邪魔をしないサウンドだと思います。
OM-70
メーカー | Switch Custom Guitars |
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型名 | OM-70 |
販売価格 | (税込) ¥264,000 (税抜 ¥240,000) |
JANコード | 4582349874857 |
オーセンティックなOMタイプをスタイリッシュにブラッシュアップ。
ナット幅を43mmに設定し、ローアクションなセッティング&ソフトタッチでも十分な音圧を得られるように設計。
極薄のラッカーフィニッシュは楽器本来の鳴りを妨げず、良好なレスポンス、音の輪郭、バランスを高い次元で融合させた究極のスタンダードモデル。
シリアスな現場を担うギタリストに対応できる頼れるOM。
演奏&コメント動画
インプレッション
先ほどのD-70Cと比較するとボディが小さく、薄くなるので抱えやすいですね。
ボディが小さくなっても音量が足りなくなるといった印象もないです。
逆に音のバランス、発音が良いのでバラードのような曲、アルペジオ奏法やフィンガーピッキングスタイルに合いそうです。
GA-70C
メーカー | Switch Custom Guitars |
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型名 | GA-70C |
販売価格 | (税込) ¥281,600 (税抜 ¥256,000) |
JANコード | 4582349875243 |
ワイルドなベースサウンドを持つグランドオーディトリアム。
その低音はウェストの締まりによってタイトに引き締められ、フィンガースタイリストのコーティングされたネイルによるハードなピッキングや、フラットピッカーの入力にも、量感そのままにスピーディーに反応。
メロディラインも太く伸びやかに響き、ギター一本で華やかに聴かせるソロスタイルにも完璧に対応。
演奏&コメント動画
インプレッション
このGAはドレッドノートサイズのボディが少しサイズダウンになった感じですね。
OMサイズの音のまとまり感に、もう少し低音や音量が欲しい場合はこのモデル一択だと思います。
僕のようなソロギターを演奏される方には特にオススメですね。
ヴィンテージ・シリーズ
RSD-45 ADJ 39mm
メーカー | Switch Custom Guitars |
---|---|
型名 | RSD-45 ADJ 39mm |
販売価格 | (税込) ¥264,000 (税抜 ¥240,000) |
JANコード | 4582349875205 |
60年代後期の極細ネック&アジャスタブル・サドル仕様をブラッシュアップしたRSD (Round Shoulder Dreadnought)シリーズ。
正統派トライバーストのRSD-45 ADJ 39mm TSB。
トップ材に使用しているアディロンダック・スプルースは、ニューヨーク州北東部のアディロンダック山地で採れた正真正銘の素材。
軽量でいて強靭な良質材のアディロンダック・スプルースは様々な分野での需要が多く、古くからアコースティックギターに於いても最も適していると求められ続けている。
このモデルには長時間高温処理を施し、時を経たヴィンテージ材の細胞に近づけた、トリファイド・アディロンダック・スプルースを使⽤。
新しく楽器になった瞬間からヴィンテージサウンドのニュアンスを持っており、アジャスタブルサドルによるカッティングの切れの良さに加え、より図太くドライな低音域が特徴。
フレットには耐久性、操作性に於いて抜群のアドバンテージを誇るオリジナルステンレスフレットを採用。
演奏&コメント動画
インプレッション
アジャスタブルサドルになっている事で音のまとまり、歯切れの良さが際立っていますね。
バンドでのアンサンブルへの馴染みも良さそうです。
ナット幅も39mmと少し細めになっているのでローポジションでの握り込みもしやすく、シンガーソングライターの方などは使いやすいのではないかなと思います。
シグネチャー・シリーズ
SJ Matsui Yuki
メーカー | Switch Custom Guitars |
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型名 | SJ Matsui Yuki |
販売価格 | (税込) ¥440,000 (税抜 ¥400,000) |
JANコード | 4582349875359 |
松井祐貴 10th Anniversary を記念してリリース。
目指すべきサウンドを求め、松井自身もデザイン段階から参加。
本人の想い、松井サウンドの 10年を形にしたモデル。
トップに AAA German Spruce、バック&サイドに Cocoboloをセレクト。
深めのボディー厚で独特の重厚感と煌びやかさを併せ持つ。
デザイン性を損なわず、右手の負担を軽減するエルボーコンターも健在、シンプルながら質実剛健、操作性は横無尽なプレイに対応。
演奏&コメント動画
インプレッション
このモデルは僕のシグネチャーモデルなので、凄くこだわりました(笑)
もともとGAサイズでシグネチャーモデルを作っていただいていたのですが、サウンド的にはDサイズの低音感が好みで。
どうにか両立できないかなという事で無理を言って実現していただいたモデルです。
動画でも言いましたがナット幅が44.5mmとやや広めなセッティングに対してブリッジ側の弦間を少し狭く設計していて、これによって左手の押弦のしやすさと出音のまとまり感の両立も図りました。
ボディ厚も少し深めにしているのでドレッドノートタイプとはキャラクターの異なる低音感が魅力です。
あとは肘がギターにあたる部分にコンター加工という丸みを付ける処理をしているので抱えた際のフィット感、演奏中のストレスも軽減できるようにしています。
さいごに
5モデル弾いてみて改めて感じたのは、「どのモデルもコンディションが安定していて、安心して使える」という事ですね。
今日弾いたのは撮影に合わせて用意したものではなく島村楽器さんの店頭に展示がされている状態のものなのですが、どれも違和感なくスムーズに撮影に臨めました。
僕は様々な場所で演奏する機会があるのですが、移動のたびに楽器のコンディションが崩れてしまうと当然プレイにも影響が出てしまい、演奏を見に来てくださった方々にベストなものをお届けできなくなってしまいます。
そのような心配をする必要がない楽器というのはギタリストにとっては非常に重要ですし、ご自宅でギターの演奏を楽しんでいらっしゃる方にとっても大事なポイントだと思います。
よく「楽器が上達しなくて続かない、それば自分に向いていないからだ」という話を聞きますが、実は弾き方は合っているのに楽器のコンディションの問題で上手く音が鳴っていなかったなんて事もあります。
「Switch Custom Guitars」はどのモデルも演奏しやすく、かつコンディションも安定しているので是非「ギターが弾けるようになりたい!」という初心者の方にこそ一度手に取ってみていただきたいなと思います。
島村楽器でもSwitch Custom Guitarsを絶賛取り扱い中
今回の演奏動画はラゾーナ川崎店にて撮影を行ないました。
店頭にも複数のSwitch Custom Guitarsを展示しておりますのでご来店をお待ちしております。
また当ギタセレでは全国の島村楽器のSwitch Custom Guitarsの在庫がご覧いただけます。
是非こちらもご確認下さいませ。
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