Sugi Guitars × 島村楽器特別モデル 現地工房オーダーレポート【8/23更新】
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8/23 NB-5 Cralo Walnut Burl Blue Resin Body Top Ash Back情報を追加しました。 |
2022年11月、日本が誇る世界屈指のブランド「Sugi Guitars(スギギターズ)」を当社スタッフが訪問し、特別なギター・ベースのオーダーをしてまいりました。
本記事では気になる現地工房でのオーダーの様子をお届けいたします。
Sugi Guitars 訪問
工房入口ではメーカーロゴやモチーフであるコウモリが刻印された一枚板の看板が出迎えてくれました。
期待に胸を膨らませてスタッフ一同は工房内へ足を進めます。
ミーティング
早速、マスタールシアー「杉本眞」氏を含めた Sugiチームとのミーティングがスタート。
当社からは静岡パルコ店より平林、新宿店より野原・渡邉、八王子店より廣瀬が参加し、オーダーの全体像やサウンド、ルックスのイメージを伝えて意見交換を行ないます。
概ね方向性がまとまったところで杉本氏、Sugiチームとの木材選定に移ります。
木材選定
国内外から仕入れられた最上級の木材の中からマスタールシアーである杉本氏にセレクトいただきます。
一つ一つの木材にストーリーがあり、杉本氏の話を伺っているうちにオーダーする本数が増えていってしまったのはここだけの話(笑)
現地に赴くからこそ出会える木材があるのもファクトリーオーダーの醍醐味です。
セレクトいただいた木材の杢目を確認するため揮発するシンナーを塗り、テンプレートを当てます。
どの向きや位置で使用すると良い杢の表情が生まれるか、アドバイスをいただきながら微調整を行ないます。
仕様決め
木材が決まったらピックアップやハードウェアなどのパーツ選定、スケールなど仕様を固めていきます。
カラーや装飾については敢えて抽象的なイメージをお伝えし、杉本氏のアーティスティックな感性にお任せしたモデルもありますので、仕上がるまでのお楽しみです。
ここから、オーダーしたモデルの一部をご紹介いたします。
オーダーモデル紹介
NB-5 Standard / Shimamura Original Order
NIGHT BREEZE は Sugiを代表するモデルの1つで、数多くのミュージシャンから絶大な支持を得ています。
今回は島村楽器オーダーモデルとして Active OBP-3 を搭載。
サウンドの幅が広がり、ダウンチューニングなどにも対応できる仕様です。
さらに 19mmピッチのゴトー製のブリッジをセレクト。
ピック弾きやスラップ演奏時のプレイアビリティを確保しています。
杉本氏と打ち合わせを行ない、新たな3カラーをオーダーいたしました。
良質なアッシュ材と「墨入れ」をアクセントにした仕上がりにご期待くださいませ。
※上記の参考画像はホワイトですが、異なる3カラーでオーダーしています。
展示予定店舗
梅田ロフト店、新宿ぺぺ店、横浜ビブレ店、広島パルコ店、札幌パルコ店、静岡パルコ店、八王子店
DS496 Brazilian Rosewood Neck & Body Top
「今後は特別な時にしか作成しない」というブラジリアン・ローズウッド・ネックモデルを1本のみ製作いただきます。
複雑に絡み合うインクラインが際立った、秘蔵ストックとも言える最上級のハカランダネック材です。
また、このハカランダネックに合うボディ材は、やはりハカランダしかありません。
同じく1ピースのみストックしている秘蔵材をボディトップ材にも使用します。
半年以上前からオファーを続けていた、念願の1本がついに実現します。
展示予定店舗
静岡パルコ店
NB-5 Cralo Walnut Burl Blue Resin Body Top Ash Back
NB-5 Activeをベースに、杉本氏が「これは素晴らしい!」と絶賛したクラロウォルナット・バールをボディトップに使用します。
杉本氏が得意とするブルーレジンと合わせることでアーティティックかつ楽器としてもハイレベルな唯一無二の1本に仕上がりました。
NB-5 Holly Wood Body Top Ash Back Ebony Fingerboard
ホリーウッドはハイエンドベースでごく稀に使用される「世界一白い」と言われる木材です。
海外から極少数のみ仕入れることができたというお話を伺い、ぜひ使用させていただけないかオファーしたところ快く引き受けてくださいました。
ホリーは硬く重い木ですので、バックにはアッシュ、ネックにはメイプル、指板にはエボニーをそれぞれセレクトし、全体のトーンバランスを取りました。
ホワイト&ブラックのコントラストが目を惹く一本となりますのでお楽しみに。
展示予定店舗
静岡パルコ店
DS496 Burl Maple Top
放射状に広がるプレミアムグレードのバールメイプル材をボディトップに使用します。
ホーン部のカーリー杢が最適に配置されるよう、幾度もテンプレートを当てながら調整しました。
その他にも「このバールメイプル材にマッチする」との事で杉本氏じきじきにご提案いただいたカラーリングや、ネックにも拘りのマテリアルをセレクトしました。
展示予定店舗
八王子店
DS496 Burl Maple Top
異なる表情をもつバールメイプル材を使用した DS496をもう1本オーダーします。
細かく不規則な杢目には、個々で表情が違うバール材の魅力が詰まっています。
こちらもバールメイプル材の杢目や木地の色から、マッチするカラーを杉本氏からご提案いただき採用しました。
ぜひ期待して完成をお待ちください。
展示予定店舗
八王子店
NB-5 Curly Sap Koa Top
近年、良質なコア材は木材流通が減少しており、ベースのトップ材として使用可能なマテリアルとなるとさらに少数です。
こちらはカーリー杢が浮かぶコア材で、特徴的なサップ部がボディのセンターに配置されるように指定しています。
コア材特有の煌びやかな高音域がアウトプットされるよう、他のスペックも拘り抜いています。
展示予定店舗
八王子店
NB-6E A Walnut / Maho / Maple Setneck
ライフルの銃床に使用されていたというイングリッシュウォルナット材をはじめ、メイプル材、マホガニー材を複雑に組み合わせた NB-6を構想し、杉本氏、Sugiチームと入念に想いを共有しながら設計しました。
展示予定店舗
新宿ペペ店
NB-5 Curly Walnut
ベースという楽器に適したウォルナット材が数々のハイエンドモデルに使用されていることは周知の通りですが、本モデル用に素晴らしいカーリー杢を持つ、厳選されたウォルナット材をセレクトしました。
現段階で多くを語ることはせず、完成品にご期待くださいませ。
展示予定店舗
新宿ペペ店
DS496 Order Models
こちらは2022年春に今回同様、現地オーダーしたモデルになります。
製作の進捗状況を確認していきます。
どちらもバールメイプルを最大限に活かしたモデルですが、それぞれに特別なフィニッシュ、スペックを採用しています。
トップ材に合わせて、カーリーメイプル材をグラデーションカラーでステインしています。
DS496E/Blue Lagoon
DS496SPL/Red Island
さいごに
今回オーダーした品々は2023年春以降の入荷を予定しております。
製作する過程で仕様が変更になる可能性がございますので、予めご了承くださいませ。
オーダーモデルに関する問い合わせは下記店舗・スタッフまでお願いします。
静岡パルコ店 平林(ひらばやし)
新宿ペペ店 野原(のはら)・渡邉(わたなべ)
八王子店 廣瀬(ひろせ)