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【新製品レビュー】話題のマルチエフェクターZOOM/G6試してみました!

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ZOOMのマルチエフェクターといえば、初心者~ステージで演奏されるプロミュージシャンの方まで幅広く使用されているブランドです。
今回は先日の楽器フェアオンラインで発表されたばかりの最新機種“G6”を実際に操作しながらレビューしていきたいと思います。
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コンセプトは「マニュアルを読まなくても使用できる」


ZOOMのマルチエフェクター“G”シリーズはマニュアルを読まなくても使用できるという事を共通の開発コンセプトとしています。

マルチエフェクターというのは従来ツマミが多かったり、より深くページの階層を進まないとお目当てのパラメーターにたどり着かないなど操作の難しさから敬遠される事もあります。
では、今回の最新機種“G6”ではどのようなポイントで操作性向上を図っているのでしょうか?
ZOOM/G6 メーカー公式HPはこちら

タッチパネルディスプレイの採用


タッチパネルディスプレイの採用によってスマホ感覚でエフェクターの設定など直感的に行なえるようになっています。
アンプやエフェクターのパラメーターに関しては画面下の4つのツマミにて行なえるようになっている事でアンプやエフェクターの実機を操作しているような感覚も味わえます。

フットスイッチへのエフェクターのアサインも画面上のエフェクターをタッチするだけで行なえます。

PLAY MODEに対応したフットスイッチ上のLEDやディスプレイ表示の切り替え

演奏中や音作りを行なっている際に途中でマルチエフェクターは何を操作できる状態なのか分からなくなってしまう事があります。
こちらのG6はディスプレイ表示の切り替えだけでなく、フットスイッチ上のLEDもPLAY MODEに対応して切り替わってくれます。
視覚的に分かりやすくなっているという事は操作性向上において非常に重要なポイントだと思います。

BANK/PATCHモード


タッチスクリーンにバンクとパッチメモリー名を大きく表示して、バンクやパッチメモリーを選択できるモードです。
バンクとパッチメモリーを切り替えて演奏する事ができます。

MEMORYモード


タッチスクリーンにバンクを表示して、バンク内の 4 つのパッチメモリーをワンタッチで選択できるモードです。
1 つのバンクの中でパッチメモリーを切り替えて演奏する事ができます。

LOOPERモード


演奏したフレーズを録音して、最大でステレオ 45 秒のループフレーズを作ることができるモードです。
ルーパーに合わせて演奏する事ができます。

PLAY with RHYTHM機能


何とG6にはリズムパターンが内蔵されています。
パターンは全部で68種類も入っていますのでLOOPER機能と組み合わせて使用すると家での練習も楽しく行なえますね。

EFFECT BOARD機能


個人的には一番好きな機能です。
こちらはプリセットの切り替えではなく、あくまでコンパクトエフェクターを直列でセッティングした状態を再現するモードです。

スタジオやライブで時には違ったアレンジ、音色を試したいなと思った際にプリセットだとリアルタイムでエフェクトを追加するのは困難な場合があります。
この機能があれば瞬間のインスピレーションを具現化する事が容易になるのでとても良いなと感じます。

サイズ・重量感


サイズはスマートフォンと比較してこれくらい。MODE切り替えスイッチやTAPスイッチが上部に配置されているのでコンパクトにまとまっています。

重量は1.94kgで日常の身の回りのもので置き換えると1.5ℓのペットボトル飲料ほどとなります。
持ち運びの事を考えるとサイズや重量感はとても重要ですよね。

外観、ペダル、入出力


筐体はカーボン調で高級感があります。

ペダルも踏み幅がしっかりあるのでボリューム操作などもスムーズに行なう事ができます。


入出力も一般的なものは完備しています。
SDカードスロットを使用すればLOOPER機能の拡張などが行なえます。
あとはマスターボリュームツマミが背面に付いているので、演奏中に触れてしまって音量が変化してしまう事を防いでくれます。

内蔵機能やエフェクトのクオリティ面、モデリングのサウンド面はどうか?


それでは早速気になる内容の方を見ていきたいと思います。

今回は特にZOOMオリジナルのアンプモデルとIR(インパルスレスポンス)についてみていきたいと思います。
なお、動画内のアンプモデルなどのセッティングはモデリングをONにしたデフォルトの状態となっております。

ZOOMオリジナルのアンプモデル

KRAMPUS


モダンハイゲインアンプの重厚な低域と 80's ブリティッシュアンプのようなブライトさを併せ持つオリジナルアンプ。

REDLOOM


ギターアンプ黎明期のシンプルなトーンと 60's 小型チューブアンプの豊かな倍音を兼ね備えたオリジナルアンプ。リズムギターに最適。

VELVET


各弦がバランスよく出力するようにチューニングを施したオリジナルアンプ。トーンを切替えることなくリードとバッキングの両方を演奏できる。

MUDDY


ナチュラルなクランチサウンドが得られるビンテージスタイルのオリジナルアンプ。ブルースやロックに最適。

7 HEAVEN


ピッキングに追従するレスポンスとタイトなローエンドを兼ね備えたオリジナルアンプ。7弦、8 弦ギターを使うことで強力なメタルサウンドを得る事ができる。

POLLEX


ドロップチューニングと組み合わせることで、Djent サウンドが得られるオリジナルアンプ。スラップ奏法に最適。

いかがでしたでしょうか?
実は動画撮影時はモデリングの解説を読む前だったので、とてもDjentではないフレーズで弾いてしまいました(笑)

ですが、まず感じた事はどのアンプモデルも素直に「既に音作りが完成されてる!」という事です。

長年エフェクターを作り続けているZOOMだからこそ成しえるサウンドメイクだと思います。
音作りは凝りだすと抜け出せなくなる沼で、非常に難しいので最初から元となる音がクオリティが高いと音作りも格段に行ないやすくなります。

70種類のIR(インパルスレスポンス)プリセットと50ものIR追加枠


最近流行りのIR(インパルスレスポンス)も使用する事が可能です。
そもそもIRとは何ぞや?という事なのですが、とても簡単に言うと「音を鳴らすスピーカーや音が鳴る空間の特性をそのまま保存した」データです。

なのでこのIRデータを活用すると従来マルチエフェクターが言われ続けてきた「音がデジタルっぽい」という印象から、より生のアンプ、空間で演奏しているような印象に変える事ができるのです。
今回の動画でもスピーカーの数や種類が異なるプリセットを切り替えながら試してみました。

もともと70種類もデータが入っているので十分な気もしますが、G6はさらに50ものIR追加枠があります。
IRデータはミュージシャンの方々などが独自で作成、販売していたりします。
追加していって自分だけのアンプサウンドを構築していくのも楽しそうですね。

さいごに

近年はマルチエフェクター戦国時代で同価格、同コンセプトの商品が多く、なかなか選びにくい状況となっておりますが、
このG6はエフェクターボードとして活用するのであればサイズ・重量感などのバランスを考えて初心者の方への最適解となるのはもちろん、音にこだわっている玄人の方でも音質・機能的にも納得できる一台なのではないでしょうか。

何よりこの音質、機能で¥40,000(税込)を切る、というのが非常に魅力的です。

島村楽器の店頭で見かけたら是非一度お試しください。

ZOOM G6

メーカー ZOOM
型名 G6
販売価格 ¥39,600(税込)

島村楽器オンラインストア 商品購入ページはこちら
ZOOM/G6 メーカー公式HPはこちら

商品詳細

・16種類の定番アンプモデル+6種類のZOOMオリジナルアンプモデル
・22種類のキャビネットモデルに加え、70個のIRデータをプリインストール
・ZOOMオリジナルエフェクト:ディストーション2種+モジュレーション3種
・最大2048サンプル、合計120個(70プリセット+50ユーザー)を読み込めるIRローダー機能
・最大7エフェクト+1アンプモデル(または最大9エフェクト)の同時使用が可能
・240種類のエフェクトパッチをメモリー可能(ファクトリー/ユーザー兼用)
・スワイプ、ドラッグ&ドロップ操作が行える4.3インチ・タッチスクリーン
・最長ステレオ45秒(モノラル90秒)のフレーズを録音できるルーパー機能と68種類のリズムパターン機能
・2イン/2アウトのUSBオーディオ・インターフェース機能
・お気に入りの外部エフェクトを接続できるセンド/リターン端子
・音楽プレイヤーなどの接続に便利なステレオAUXインプット端子
・ボリューム/ピッチ/ワウ等をフットコントロールするエクスプレッションペダル
・外部IRデータの読み込み、ルーパー録音時間の拡張/保存が行えるSDカードスロット
・追加エフェクト/パッチを入手できる、Mac/Windows用ソフトウェア『Guitar Lab』対応(G6対応版、近日リリース予定)
・別売Bluetoothアダプタ(BTA-1)で、iPhone/iPad用アプリ『Handy Guitar Lab』を利用可能(G6対応版、来春リリース予定)
・無償オンラインユーザー登録で、製品保証期間を3年間に延長

仕様

同時使用エフェクト数:9 EFFECTS
パッチユーザーエリア:240
サンプリング周波数:44.1 kHz
A/D 変換:24-bit 128倍オーバーサンプリング
D/A 変換:24-bit 128倍オーバーサンプリング
信号処理:32-bit
周波数特性:20 Hz 〜 20 kHz ( + 0.5 dB - 0.5 dB)(10 k Ω負荷時)
ディスプレイ:4.3インチ TFT カラーLCD(480 x 272 pixels)

入力
INPUT:標準モノラルフォーンジャック  定格入力レベル:‒20 dBu  入力インピーダンス(ライン):500k Ω
RETURN:標準モノラルフォーンジャック  定格入力レベル:‒20 dBu  入力インピーダンス(ライン):1M Ω
AUX IN:ステレオミニジャック  定格入力レベル:‒10 dBu  入力インピーダンス(ライン):10k Ω

出力
OUTPUT R:標準モノラルフォーンジャック  最大出力レベル: + 11.4 dBu(出力負荷インピーダンス10k Ω以上時)
OUTPUT L/MONO [PHONES]: 標準ステレオフォーンジャック  最大出力レベル:+ 11.4 dBu(出力負荷インピーダンス 10k Ω以上時)  フォーン 24 mW + 24 mW(負荷 32 Ω時)
SEND: 標準モノラルフォーンジャック x 2  最大出力レベル:+ 11.4 dBu(出力負荷インピーダンス 10k Ω以上時)
入力S/N:123 dB
ノイズフロアー(残留ノイズ):L/R : ‒99.3 dBu / SEND: -99.0 dBu
コントロール入力:FP02M入力
電源:ACアダプタ DC9V センターマイナス、500 mA(ズーム AD-16)
USB:端子:USB2.0 Micro-B 対応ケーブル:Micro-B ケーブル Guitar Lab:USB1.1 Full Speed オーディオインターフェース:USB2.0 Full Speed、44.1 kHz/32-bit 2in 2out ※データ転送に対応したUSB ケーブルを使用してください。USB バスパワー動作非対応。
SDカード:規格:SD/SDHC/SDXC 規格対応カード(Class10以上) LOOPER:44.1 kHz, 16-bitステレオ WAV IR: 44.1 kHz ~ 192 kHz、16-bit/24-bit/32-bit WAV
REMOTE: 専用無線アダプター(ZOOM BTA-1など)
外形寸法:228 mm (D) × 418 mm (W) × 65 mm (H)
重量:1.94 kg
※ 0 dBu = 0.775 V

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