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特集記事

D.W.ニコルズ鈴木健太氏が語る「K.Yairi×島村楽器」コラボレーションモデルの魅力

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岐阜県可児市に工場を構え、手作業にこだわって高いクオリティの楽器を製造し、プロ・アマチュア問わず沢山のアコースティックギター愛好家から信頼を得ている「K.Yairi」。

そんなK.Yairiと島村楽器がコラボレーションモデルを発売してから15年以上が経ち、こちらも沢山のお客様にご好評をいただいております。

今回の特集では「D.W.ニコルズ」にてギタリストを務める「鈴木健太」氏に発売されているコラボレーションモデルのうち8機種を演奏いただき、各モデルの魅力を語っていただきました。

K.Yairi×島村楽器 コラボレーションモデルについて詳しくは下記リンクをご覧ください。
【アコースティックギター】K.Yairi × 島村楽器 コラボレーションモデル徹底解明

鈴木健太氏 プロフィール


1979年生まれ、栃木県鹿沼市出身。
60~70年代の米英の音楽を聞いて育ち、12歳でギターを始める。

様々なバンドやサポート活動を経て、2009年、D.W.ニコルズでメジャーデビュー。

カントリー、フォーク、ブルースなどのアメリカンルーツミュージックを現在のポップミュージックに融合させるプレイスタイルとその音楽性は各方面で高い評価を得ている。

エレキ&アコースティックギターだけでなく、ウクレレ、バンジョー、フラットマンドリン、ラップスティールなど様々な弦楽器を演奏、日本では数少ないB-bender奏者の一人でもある。

また様々なアーティストのライブやレコーディングへの参加、楽曲のアレンジなども手がけ、2015年からは甲斐よしひろのアコースティック小編成でのビルボードツアーメンバーとして、また昨年からは甲斐バンドのサポートにも参加している。

レコードのコレクターでもあり、音楽情報サイトBARKSや雑誌などでのコラムの執筆も行なっている。
D.W.ニコルズ 公式HP
鈴木健太 D.W.ニコルズTwitter
鈴木健太 D.W.ニコルズInstagram

モデル紹介~HQシリーズ~

SO-RO HQ

ブランド K.Yairi
型名 SO-RO HQ
定価 オープンプライス
販売価格 (税込) ¥199,001 (税抜 ¥180,910)
JAN 4580393206815
付属品 ハードケース

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K.Yairi×島村楽器コラボレーションモデルのフラッグシップモデル「HQシリーズ」。
スプルーストップ、ローズウッドサイド・バックの王道仕様。

ボディトップのブレイシングは個体に合わせて加工を行なう「HQブレイシング」を採用。
ヘリンボーンのバインディングやダイヤモンド・スクエアのポジションマーク、ヴィンテージナチュラルカラー、
オープンタイプのペグを採用するなど、ヴィンテージ楽器を彷彿とさせるルックス。

通常のOタイプボディよりもダウンサイジングされており、楽器の鳴りと演奏性を両立させている。

演奏動画

インプレッション


弾いてみて、率直に造りが良いと感じますね。
各弦の音のバランスが良いのでピック、指弾きともにストレスなく演奏できます。

ネックも絶妙なVシェイプになっていて握りやすいですし、ヴィンテージライクなルックスも相まって「使い勝手の良いオーセンティックなアコギ」をお探しの方にはピッタリかもしれません。

SL-RO HQ

ブランド K.Yairi
型名 SL-RO HQ
定価 オープンプライス
販売価格 (税込) ¥199,001 (税抜 ¥180,910)
JAN 4580393206808
付属品 ハードケース

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K.Yairi×島村楽器コラボレーションモデルのフラッグシップモデル「HQシリーズ」。
スプルーストップ、ローズウッドサイド・バックの王道仕様。

ボディトップのブレイシングは個体に合わせて加工を行なう「HQブレイシング」を採用。
ヘリンボーンのバインディングやダイヤモンド・スクエアのポジションマーク、ヴィンテージナチュラルカラー、
オープンタイプのペグを採用するなど、ヴィンテージ楽器を彷彿とさせるルックス。

通常のドレッドノートタイプボディよりも85%ダウンサイジングされており、楽器の鳴りと演奏性を両立させている。

演奏動画

インプレッション


ドレッドノートより小ぶりという事で、もちろん体へのフィット感も高いのですが音も程良くまとまりがあって、ボディサイズの恩恵を受けていますね。

ドレッドノートのアコギは演奏していてとても気持ち良いのですが、場面によっては「鳴り過ぎてしまう」事があるんです。
このモデルは「鳴るけどまとまっている」のでライブはもちろん、レコーディングにも使いやすそうな印象ですね。

モデル紹介~1シリーズ~

SO-MH1

ブランド K.Yairi
型名 SO-MH1
定価 オープンプライス
販売価格 (税込) ¥132,000 (税抜 ¥120,000)
JAN 2301000041948
付属品 ハードケース

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塗装に手間をかける事で、個体ごとの木目を生かした風合いをもつ「1」シリーズ。
スプルーストップにマホガニーサイド・バックを採用し、暖かみのあるサウンドが特徴。

楽器全体がサテン仕上げとなっており、落ち着いたルックスとなっている。

通常のOタイプボディよりもダウンサイジングされており、楽器の鳴りと演奏性を両立させている。

演奏動画

インプレッション


サイド・バックのマホガニー材が素朴な鳴りを醸し出していて、ブルースとかカントリーはとても合いそうです。
塗装もとてもお洒落で、お部屋のインテリアとしても最高な気持ちにさせてくれるルックスですよね。

ネックも薄めなので、初心者の方でも違和感なく練習ができると思います。

SRF-MA1

ブランド K.Yairi
型名 SRF-MA1
定価 オープンプライス
販売価格 (税込) ¥151,800 (税抜 ¥138,000)
JAN 4580393206938
付属品 ハードケース

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塗装に手間をかける事で、個体ごとの木目を生かした風合いをもつ「1」シリーズ。
スプルーストップにメイプルサイド・バックを採用し、中音域にハリがあるサウンドが特徴。

ラウンドショルダータイプを小ぶりにしたようなボディにドレッドノートタイプと同様のスケールをもたせる事で弦のテンション感を維持。

演奏動画

インプレッション


サイド・バックにメイプル材を使用する事で音のレスポンスが良くなりますね。
中音域がハッキリ聴こえて、アンサンブルでも抜けるサウンドです。

単音で弾いても音が十分太いので、バンドでリードギターを演奏する方にもオススメです。

SWY-RO1

ブランド K.Yairi
型名 SWY-RO1
定価 オープンプライス
販売価格 (税込) ¥222,000 (税抜 ¥201,819)
JAN 4580393206792
付属品 ハードケース

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ラインナップ唯一のエレアコモデル。
L.R. Baggs StagePro elementを搭載し、幅広いサウンドメイクや、ステージでのハウリング対策にも対応可能。
スプルーストップ、ローズウッドサイド・バックの王道仕様。

薄めのボディながらドレッドノートタイプと同様のスケールを採用する事で、エレアコながら生鳴りも重視されている。

ボディカラーだけでなくパーツにもブラックカラーをチョイスし、全体の統一感を持たせている。

演奏動画

インプレッション


ピックアップやカッタウェイが付いているのでライブをする人向けに思われる方が多いかもしれませんが、しっかり鳴るので生のアコギとしても使える印象です。

特に高音を生かしたカッティングフレーズが合いそうだなと感じました。
家でも外でも即戦力のアコギを探している方はこの一本で事足りてしまいそうです。

SL-RO1

ブランド K.Yairi
型名 SL-RO1
定価 オープンプライス
販売価格 (税込) ¥169,900 (税抜 ¥154,455)
JAN 4580393207997
付属品 ハードケース

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今回の動画ではご紹介できませんでしたが、ドレッドノートタイプの「SL-RO1」もラインナップ。
指板にエボニー材を使用する事で音の迫力感と立ち上がりの速さの両立を実現しています。

モデル紹介~2シリーズ~

SO-OV2

ブランド K.Yairi
型名 SO-OV2
定価 オープンプライス
販売価格 (税込) ¥101,640 (税抜 ¥92,400)
JAN 4580393206969(VBB)
4580393206976(VSB)
付属品 ギグケース

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オバンコールをサイド・バックに採用したエントリーモデル「2」シリーズ。
立ち上がりが速い、硬質なサウンドが特徴で、コストパフォーマンスと音質へのこだわりを両立。

レギュラーラインナップにはないヴィンテージブラックバーストを採用。
※ヴィンテージサンセットバーストもラインナップ。

ポジションマークを6弦側へ寄せる事で、指板でのマークの視認性を向上。
ギグケースが付属し、持ち運びのしやすさも魅力の一つ。

演奏動画

インプレッション


とてもリーズナブルな価格を感じさせない音と弾きやすさです。

サイドとバックに使用されているオバンコールはローズウッドに近い音の傾向ですが、程良くまとまっているので指で弾いても良し、ピックでノリの良いリズムフレーズを演奏するのも良いですね。

SL-OV2

ブランド K.Yairi
型名 SL-OV2
定価 オープンプライス
販売価格 (税込) ¥122,100 (税抜 ¥111,000)
JAN 4580393206983(VBB)
4580393206990(VSB)
付属品 ギグケース

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オバンコールをサイド・バックに採用したエントリーモデル「2」シリーズ。
立ち上がりが速い、硬質なサウンドが特徴で、コストパフォーマンスと音質へのこだわりを両立。

レギュラーラインナップにはないヴィンテージブラックバーストを採用。
※ヴィンテージサンセットバーストもラインナップ。

ポジションマークを6弦側へ寄せる事で、指板でのマークの視認性を向上。
ギグケースが付属し、持ち運びのしやすさも魅力の一つ。

演奏動画

インプレッション


HQシリーズを演奏した際も感じましたが、「日本人が持つドレッドノート」として最適なサイズ感だと思います。

K.Yairiのネックは力が入れやすくて、Fコードを押さえる時とかに使う「セーハ」がしやすいので、楽しく弾き語りができますね。

SRF-OV2

ブランド K.Yairi
型名 SRF-OV2
定価 オープンプライス
販売価格 (税込) ¥111,100 (税抜 ¥101,000)
JAN 4580393206945(VBB)
4580393206952(VSB)
付属品 ギグケース

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オバンコールをサイド・バックに採用したエントリーモデル「2」シリーズ。
立ち上がりが速い、硬質なサウンドが特徴で、コストパフォーマンスと音質へのこだわりを両立。

レギュラーラインナップにはないヴィンテージブラックバーストを採用。
※ヴィンテージサンセットバーストもラインナップ。
ポジションマークを6弦側へ寄せる事で、指板でのマークの視認性を向上。

ギグケースが付属し、持ち運びのしやすさも魅力の一つ。

演奏動画

インプレッション


ボディは一回り小さくなりますが、弦長がSLタイプと同じ長さがあるので、音にハリがありますね。

リーズナブルなモデルですけど、しっかり低音弦の音も前に出てきてくれるのでソロギターなどベース音が移動していくようなスタイルにも合いそうです。

さいごに


今回は全部で9機種演奏させていただきましたが、どれも本当に「弾きやすく丁寧に造られている」なと感じました。

今まで色々な楽器を演奏する機会がありましたが、結構楽器ってチューニングを合わせる時点で期待値みたいなものがある程度分かるんですよね。

K.Yairiはチューニングを合わせている段階で「あ、安心できるな」と感じられましたので、練習を始めたばかりの初心者の方にとっては絶対上達の助けになってくれますし、永く弾けば弾くほど絶対、自分に馴染んできて鳴る楽器に成長してくれるポテンシャルを持っていると思います。

フレットサイドの処理など、細かな所にも日本製の安心感がありますよね。

個人的にはネックのVシェイプが印象的でした。

今まではVシェイプのネックはどちらかというと苦手で、Uシェイプの楽器ばかりを演奏してきました。

最初、楽器を手に取った際は「Vシェイプなのか」と少し抵抗感を覚えたのですが、実際は弾けば弾くほど手にフィットして、力が入れやすい絶妙なV具合でした。

ネックの薄さも相まって、長時間演奏していてもストレスはあまり感じられなかったので、自分としては新たな発見でした。

塗装の質感やヘッドの装飾などルックスの遊び心だったり、いわゆるオーセンティックな定番モデルのコピーだけでなく、伝統は重んじながらもしっかり独自の個性というか、魅力を追及してデザインされているのもとても良いなと感じました。


SO-MH1がお気に入りとの事で撮影後もじっくり試されていました。
皆さんはどのモデルの音が好みでしたでしょうか?

撮影店舗


今回の撮影はセレオ国分寺店にご協力いただきました。
K.Yairiコラボレーションモデルも多数展示中ですので、お近くにお立ち寄りの際はぜひ足を運んでみてくださいね。

また、ご紹介したコラボレーションモデルは全国の島村楽器で展示中&試奏も可能です。
在庫情報は以下リンクからご覧いただけます。
ギタセレ K.Yairi在庫一覧はこちら

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