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【新製品】-島村楽器×Martin- コラボモデル “LX Custom S/E”「楽器と自然との幸せな共存を目指した環境にやさしいギター」

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マーチン社からのコメント

マーティン社が環境保護を目的としたギター製作をはじめたのが1998年。今からちょうど20年前、端材を再利用した特殊圧縮合板ハイプレッシャー・ラミネイトを使用したXシリーズを発売した。マーティンが端材を再利用する時代が来るとは当時、誰も想像しなかっただろう。同時期に発表されたスティングのシグネチャー・モデルは、熱帯雨林保護活動に力を入れていたスティング本人の意向により売上の一部を森林保護団体に寄付している。

2000年以降、さらに世界的に地球温暖化に対しての意識が高まり、マーティン社も森林保護活動への意識を高めるモデルを毎年発表し続けている。 現在では、ブラジリアン・ローズウッドのみならず、すべてのローズウッドがCITES(ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に基づき、政府の許可なしでは輸出入できない。このことはギター業界のみならず良質な木材で商品を製作するすべての業界に大きな打撃となった。

そうしたなか、マーティン社は毎年FSC(森林管理協議会)の認可を得たサスティナブル・ウッドと呼ばれる持続性豊かな木材をはじめとする、さまざまな種類の木材を用いた製作に挑戦しながら、未来を見据えたギター製作に対しての研究に力を注いでいる。'98年にXシリーズを発表した当初は多くのギターファンから強いバッシングを受けたが、現在ではそのXシリーズもマーティン・ギターには欠かせないシリーズとなり、世界的に注目を集めている。どんなバッシングを受けてもあきらめなかったマーティン社の強い信念が現在の成功へつながったのだ。

20年経った今、マーティン・ギターの音は良質な木材の力だけで成り立っているのではない、ということを立証したと言っても過言ではない。どんな材料でもマーティンらしいサウンドで、弾く人の心に寄り添うギターをつくる力が、マーティン社には宿っているのだ。 2018年『エバーグリーン・プロジェクト』と題して、楽器を通じて森林保護活動を始動させた島村楽器。そのギター製作企画の第一弾として発表された島村楽器オリジナルのリトル・マーティンは、まさにその想いが詰まったモデルだ。20年という長い年月を経て、日本最大の楽器店である島村楽器とマーティン・ギターの想いがクロスする。

180年という長い歴史を誇るマーティンが、さらにもう100年、そして200年後もマーティン・ギターの音に夢を抱くギターファン、音楽ファンを一人でも多く残すためにも、島村楽器が描いた森林保護活動はとても重要だ。日本一の店舗数を誇る島村楽器の各店が扱う楽器には、未来を支える音楽と楽器が育む夢のメッセージが宿っている。

このギターの売り上げの一部は公益財団法人「鎮守の森のプロジェクト」に寄付され、ギター購入1本につき1本の植樹が行われる。この取り組みを通じ、未来を担う次の世代に私たちの想い伝えていくことで、楽器と自然との幸せで持続的な共存を目指していく。

島村楽器から発信されるエバーグリーン・プロジェクトの取り組みにぜひ注目してほしい。

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