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ギターマニア石田純一の逸品入魂~気ままに想いを綴ります~Vol.7“Kz Guitar Works オーダーモデルのご紹介②”

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皆様こんにちは。

神奈川県は逗子市に居を構えるKz Guitar Works(以下ケイズギター)。
QueenのBrian Mayにギターを提供している事でも知られ、氏の愛器である"Red Special"からインスパイアされたオリジナルモデル、Kz Oneがフラッグシップとなっています。

今回はそんなケイズギターの木材、カラーリング、サウンドにこだわった珠玉のオーダーモデルを紹介いたします。

※ご紹介する商品は店頭でも販売中のため、既に販売済みの場合がございます。予めご了承くださいませ。

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Kz One Solid DSD25 24F Kahler 5A-Quilted Maple Top Jacaranda Fingerboard


Kz One Solidはケイズギターが誇るフラッグシップモデル。
年々希少性が上がるホンジュラスマホガニーを逗子の工房内で加工し、熟練の技術で仕上げるハンドメイドモデルです。

柔らかなトーンのSemi-Hollowとレスポンスに優れるSolidは人気を二分していますが、今回はオーダーコンセプト的にSolidを選択しました。

憧れのハカランダ指板


まず、ケイズギターは標準で指板材をマダガスカルローズウッド、エボニー、ハカランダから選択が可能です。

ですが、せっかくオーダーするなら最高級材であるハカランダを選ばないわけないですよね?
というわけですんなり決まったハカランダ指板仕様。ついでと言ってはなんですが、ヘッドもハカランダ仕様にしました。

何も言わずにケイズさんがくれたのがこのヘッド突板。

文句の付けどころがない、非常に見事な墨流し入りのハカランダです。
ハカランダと一口に言っても赤みが強いものや真っ黒なもの、激しい模様が浮き出たもの、など様々です。

指板材は厳選の末、タップトーンと見た目の美しさのバランスがとれたものを選びました。


フレット数は24。
よりオールジャンルに対応できる様オプション仕様を採用しました。

最高峰のキルトメイプルトップ


こちらも、せっかくハカランダ指板でオーダーするなら、ということで選択した5Aグレードのキルトメイプル。
と簡単に書きましたが、現在日本国内で最高峰のキルトメイプルは本当に手に入りません。

いろんなブランドでギターのオーダーをしていますが、ここ数年は「用意できない」とはっきり言われてしまう事が多くなりました。
今回はかろうじて1枚だけ入手してもらえました。


複雑に絡み合った杢目がたまりませんね。
かくいう私は生粋のメタラーなのでもともとあまり木目に拘りがないのですが(ブラックかホワイトの塗りつぶしカラーで育ってきました)、キルトメイプルだけはウルサい自覚があります。

1点モノならではのカスタムカラー


この素晴らしいキルトメイプルを活かすには・・・。
ということでまずは濃い目に生地着色をしてもらいました。

どの程度濃淡が出るかによってカラーイメージを変えていこう、という狙いからです。


色決めをしている段階の状態です。
これはこれで素晴らしいのですが、生地着色のみで色を作ると角度で表情を変えてくれなくなります。

ここに着色層を更に重ねていくのですが、サンプルを見せて頂きました。

この中から想像を働かせ、一番グッとくるサンプルからトップコートまで進めてもらいました。

結果として生地着の青とシースルーレッドが交わることにより、基本的にはパープル、角度によって青みや赤みが強くなる、という他にはない色になりました。
キルトの木目の雰囲気も相まり、紫陽花のように仕上がったのでカラー名は”Hydrangea”と名付けています。

ボディバックはホンジュラスマホガニーの木目をうっすらと残しながらもシースルーホワイトで着色しています。
マホガニーの赤みと交わり、ほんのりピンクに色づいています。

メカメカしさが魅力のDSD25、ケーラー仕様


今回のKz One Solidには最近アップデートされたKGW Mini-HumbuckerとKGW Alnicoピックアップを搭載したH-S-H(DSD)ピックアップレイアウトを採用しました。

本来DSDの時は5Wayレバースイッチを使用し、よりシンプルな操作性にするのが基本のようですが、今回のアップデートにより、KGW Mini-HumbuckerのコイルタップしたサウンドとKGW Alnicoのコンビネーションがより明瞭になったためケイズギターの特徴でもある3つのトグルスイッチとミニスイッチ、2つのPush-Pullポットのシステムにしました。

操作には多少慣れが必要ですが、何と25種類ものサウンドバリエーションを楽しめます。
このDSD25を採用したモデルはまだほとんど流通していません。

奇跡的にストックがあった最高峰のキルトメイプルほか、このタイミングでしか作れなかった、まさに珠玉の1本です。
ぜひお手に取って魅力を感じてみて下さい。

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