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ギターマニア石田純一の逸品入魂~気ままに想いを綴ります~Vol.11“ナチュラルカラーのメイプルトップってイイですよね...”

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皆様こんにちは!石田でございます。

年末年始のために仕込んでいた商材が次々と入荷し、嬉しい悲鳴を上げながら日々WEBアップしております(ブログ更新遅れてすみません)。
是非ミーナ町田店のギタセレものぞいてみて下さいね。

さて今回の逸品入魂では、コンポーネントギターメーカーとして定評のあるSCHECTER GUITAR RESEARCHとの新たなコラボモデルについて詳しく紹介していきます。

いつもは私自身が考案したモデルを紹介していましたが、本モデルは釧路昭和店の伊藤発案によるもの。

私と違った視点でルックスからパーツチョイスまでコダワリを持ってオーダーされており、とても新鮮な気持ちでレビューしております。
良いモデルに仕上がりましたので是非チェックしてみてくださいね!

完成したコラボモデルがこちら!



モデル名は「L-NV-3-CTM-24-AS-RM」です。
ディンキーシェイプにピックガードレスのスマートなルックスが特徴のNV(Nevada)シリーズをベースにオーダーしました。


通常のNVシリーズはこんなルックスで、かなりハードロック系のイメージがあります。
パッと見ただけでもコラボモデルと雰囲気が異なるのが分かります。

前置き ~なぜSCHECTERなのか?~

SCHECTERは1970年代にリペアショップからスタートし、大手ブランドにボディやネック、パーツ類の供給でその地位を確立、今では世界的に主要なギターブランドの一つとなったブランドです。

いわゆる3大ブランドとは違い、常に新しいものやユーザーからの意見を取り入れて変化していくブランドであり、自由な発想による高い演奏性やサウンドバリエーションの広さは他の追随を許さないほど。

当然オーダーの時も、幅広い選択肢から仕様を決める事ができるため、よりお客様からのご要望に合ったモデルを製作できます。

コダワリポイントのご紹介!

フレイムメイプルトップ&アッシュバック仕様


ボディ材には年々流通量が激減しており、大手ブランドではすでに使用停止になるなど貴重になりつつあるアッシュを採用。
ハッキリした音の再生が得意な材で、歯切れの良いカッティングから芯のあるリードトーンまでバッチリ対応します。


トップにはフレイムメイプルをセレクト。

従来のNVシリーズに採用されているキルトメイプルは派手ですが個体差も多く、整ったものを安定して供給する事が難しいのが現状です。
ですが今回セレクトしたフレイムメイプルは、個体差こそありますが一様に美しい杢目が整ったものが多いため、価格を超えた高級感が演出されています。

また、塗装にはサテンフィニッシュを施しました。
ボディのナチュラルカラーも相まって、大人な落ち着いた雰囲気を持っています。

ライブステージで映えるのはもちろんですが、写真や動画映えも間違いなしです。
ナチュラルカラーのモダンギターってあまり市場では見かけないので、それだけでも目を惹きますよね。

あまり自分ではこういうデザインをしないので、とても新鮮でした。

ローステッドメイプル&細めのネックを採用


ネックにはローステッドメイプルを採用。
深い飴色に染まった印象的なルックスが魅力的です。

また、ナット幅はSTスタイルは42㎜が一般的ですが、より幅の狭い40mmに変更。
握りこむフォームをされる方や、手の小さい方にもオススメです。

信頼の国産GOTOHペグ搭載


チューニングの安定、弦交換の容易さが魅力のGOTOH製フィンガーロックスタイルのペグを搭載。
サスティンの豊かさにも作用しています。

スタイリッシュな小さめポジションマーク


従来のモデルでは6.5mmのドットポジションですが、今回のモデルは4mmのパーロイドポジションマークを採用。
さりげない存在感が全体のデザインと調和しています。

Seymour Duncan製ピックアップを搭載。


レギュラーモデルでは高出力なオリジナルピックアップが搭載されておりますが、落ち着いたトーンが人気のSeymour Duncan SH-1n+TB-5を搭載。

PAF系のフロントにセラミックマグネットのリアを組み合わせる事により、SCHECTERが得意とするヘヴィ系サウンドはもちろん、ローステッドメイプルとの相乗効果で、いわゆる「枯れた」サウンドまでカバーします。

シンプルなコントロール


コントロールはシンプルにマスターボリューム、マスタートーン、5wayスイッチ(2,4ポジションで各ピックアップをSplit)とし、SCHECTERが得意とするPush/Pullポットやミニスイッチを用いた多彩なコントロールはあえて採用していません。

演奏を繊細に手元でコントロールするスタイルを尊重しています。
また、稼働パーツが少ないことでトラブルを軽減、過酷なライブや長期使用における安心感を意識しました。

実際に弾いてみた印象!

ディンキータイプにカバードピックアップ、という組み合わせ自体があまりなく、新たな挑戦でしたがコンポーネントギターに求められる「万能さ」「演奏性の高さ」「操作性の高さ」をバランスよく兼ね備えたモデルに仕上がっていると思います。

スイッチングも5Wayレバーのみでレスポールの3ポジションとテレキャスターの2ポジションが瞬時に出せるようなイメージでしょうか。

長く、幅広く使えるギターをお探しの方にオススメです。

ショッピングページはこちら!


こちらのコラボモデルは各地の島村楽器で絶賛販売中です。
お近くの店舗でお見かけの際はぜひお試しくださいね。

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