皆さんこんにちは!
ギタセレニュースの中の人です!
今回のテーマは「ストラップ」です。
初心者さんセットを買うとだいたい付属していますよね。
…でもでもでもでも…
脱!初心者さん!
…という事で、ピックの次に身近であろうギタリストのアクセサリーであるストラップの選び方を、元熟練販売スタッフだった中の人が伝授します。
この記事を読めばあなたにピッタリのストラップが見つかるはずです。
行ってみましょう!
ストラップの種類
ストラップは素材で大きく、
- ナイロン製
- 布製
- 革製
の3つに別れます。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
ナイロン製ストラップ

メリットの一番はリーズナブルなものが多い点。
お安いものであれば1,000円台で買えます。

また、長さの調整幅が広く、細かい設定が可能な点もメリットに挙げられます。
調整幅は広いもので80cmもあり、色々な位置でギターを持つことができます。
長さを自由に調整することが出来るため、微調整もバッチリできます。

そして、メリットにもデメリットにもなるのが滑りやすいというところです。


メリットとしては画像のように、ギターのローポジション(1フレット側)とハイポジション(一般的には12フレットから上)の演奏時のギターの傾き具合を演奏中に簡単に調整できます。

しかし、ボディとネックの重量バランスの良くないギターだと楽器から手を離したときにネック側にスルスル滑って落ちて行ってしまいがちなので、その場合はどこかで支えなければならなくなり、演奏に支障をきたします。
布製ストラップ

メリットはナイロン製のストラップに比べて滑らないので、楽器を安定した位置に持っていきやすい事です。
デメリットはそれほど見当たらず、店頭のラインナップでも一番多いのではないでしょうか。

布の面が広いので、柄やロゴなどを見せやすく、オリジナリティが出しやすいのもこのストラップの魅力だと思います。
中の人は一本目のストラップにはまずこれをいつもオススメしていました。
革製ストラップ

高級感溢れる革製ストラップ。
皮が慣れてくるまでは固く少し扱いづらいですが、長く使うと貫禄が出て、愛着が湧いてきます。
滑ることもなく、安定感があります。
耐久性が高く、長く使うことができます。
デメリットは他の2種に比べて長さの調整の幅が狭い、かつ細かい調整がしにくい点です。

革製ストラップはこのようにベルトと同じようにバックルで固定するのですが、このバックル位置で大体の長さが決まります。
短めや長めが好きな方は自分の気持ちいい位置に楽器が来ないことが多々あります。
また、ベルトの穴の間で調整するので、「その穴とこっちの穴の間が一番いい長さなのに…!」ということが起こりがちです。
デメリットはそれと価格が少しお高めなところでしょうか…。
その分、育てた革製のストラップは一生物です。

ただ、これは中の人の個人的な癖なのかもしれませんが

このタイプのストラップ(肩に当たる部分にパッドがついているもの)は、長い時間弾いていると…


…このようにパッドが背中側に行ってしまい、肩に当たるベルト部分が細くて痛いし、後ろからの見た目がカッコよくないし、相性があまりよくありません。
暴れて弾きすぎでしょうか…。

上記の点に留意しながら、あとは皆さんの感性で見た目で選んで下さい。
見た目が勝負!
ギターと同じで、自分の好きな見た目のストラップを持つと楽器に自然と手が伸び、ギターが上達する近道になりますよ。
ベースの場合
ギターに比べてベースは重量があり、長時間の演奏は体に負担がかかります。
そんな負担を軽減するモデルも有るので、ぜひ見てみて下さい。

この太さ!
これだけあれば重さが肩で分散して楽になります。
ストラップロックは必須!

どのストラップを選んだ場合でも、ストラップロックは必須です!
ストラップロックとは、ギターからストラップが外れてしまって楽器が落下してしまうのを防ぐパーツです。
これをナメてもらっちゃ困ります!
というのも中の人、ストラップロックを付けないでギターを弾いていて落下させ、ネックを折ったことがあります。
修理に数万円…(見積もりだけ出して修理しませんでした。サヨナラマイギター…)。
初心者さんセットに入っていないことが多いですが、別途で購入して絶対に付けてください!(声高)
種類は大きく分けて2種
一つはラバー製。



ストラップをギターに付け、その上に引っ張りながら止めるタイプです。

カラーも豊富なので、個性を出しやすくてかわいいのが良いですね。
もう一つは金属製。



ギターのストラップピンを専用のものに、ドライバーを使って交換し、ストラップの穴にも専用のパーツを取り付け、両者をドッキングすることでガッチリロックするタイプです。
よほどの事がなければストラップから楽器が外れることはなく、ギターを回しても大丈夫です。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
見た目だけ?
いえいえ、種類も目的もいろいろ有るのです。
上記を踏まえた上で、店頭でストラップをたくさん見てみましょう。
好みのストラップを見つけて、ギターをもっと好きになってしまいましょう!
そして!
この記事とともに公開している記事【ストラップ】ストラップの長さって標準的にいくつなの???【軽音部を120%楽しむコツ】。
こちらは問題記事です。
標準的な長さを出してしまおう、という企画です。ぜひご覧下さいませ。
ではまた!

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