皆さんこんにちは! ギタセレ中の人です。
皆さん、ライブしてますか?
軽音楽部にいると、合宿時や学園祭など、折々の機会にライブをするためのイベントがあると思います。
これから春になり、新入生歓迎ライブでデビュー、なんている新二年生もいるのではないでしょうか。
そんな皆さんに向けて! 多い時は週に一回はライブしていた中の人が送る、「ライブの前の備え方」伝授いたします。
これで初ライブも怖くない!ですし、ライブを経験して「上手くいかなかったなぁ…」と感じた方にも良い参考になれば、と思います。
それでは、参りましょう!
ライブの準備は本番10日前から始まる
タイトルの通りです。
前日に一夜漬けで準備しても絶対上手くいきません! 10日前から準備に入ります。
そうそう、演奏の練習や準備はもちろんそれまでに終えておきましょうね(にっこり)。
曲順とMCのタイミングをメンバーで相談する(10~7日前)
転換込みで何分の演奏時間なのかを考慮しながら、メンバー同士で曲順を練りましょう。
おススメは「起承転結」のある曲順です。
一曲目で盛り上げ(起)、二曲目はそれを後押し(承)、三曲目はそのバンドにしては珍しい曲調(転1)、四曲目はバラード系で落ち着かせておいて(転2)、ラスト五曲目にドーン!と盛り上げて終了(結)、みたいな感じです。
プロもそれを意識した曲順が多いのではないかと思います。ライブに行ったことがある人は思い返してみてください。
ライブを想定した練習を行う(7日前)
そしてスタジオです。
(スタジオの使い方は【スタジオ】これで初スタジオも怖くない!スタジオ使用の極意とマナー【軽音部を120%楽しむコツ】記事をご覧ください)
当日のライブさながらに、曲順通りに、MCも入れて演奏を行いましょう。
ステージでの立ち位置と同じようにセッティングできればベター。 これを通しリハーサル、プロの世界ではゲネプロ、っていうことが多いそうです。
MCは事前に練っておく
アドリブのMCは基本的にコケる、と思っておいたほうがいいです。
演奏がカッコいいのに、MCがグダグダでイメージがガタ落ちしたバンドを何度見てきたことか…。
喋る事は事前にある程度練っておきましょうね。
ステージ上での動きに注意!
中の人はステージ上での動きまでリハーサルしてました。
どの曲のどのパートで下手(しもて お客様から向かってステージの左側)から上手(かみて 同じく右手側)に行くとか、コーラスを入れるパートまでに戻ってくる、とか…。
気を付けなければならないことは、ワイヤレスシステムではなくシールドを使っていた場合、他のギターやベースのケーブルとお見合いになって絡んでしまうこと。
これもカッコ悪いですし、いつ事故るか、観ているほうがハラハラします。
事前に打ち合わせておいたほうがいいです。
スタジオで本番さながらの演奏、汗びっしょりです。
自分たちはもちろんですが、観に来てくれているお客さんに楽しんでもらいたい!その一心です。
そのくらいやっても間違いではないです。
100%のパワーで臨みましょう!
実際通し演奏をしてみて、事前に考えたセットリストがしっくりこなかった場合はここで直しましょう。
この通しリハが事前準備で一番大切なので、バンドのメンバー全員揃って臨みたいところです。
やむを得ずどうしても(どーーーしても!)来られないメンバーがいる場合は、通しリハを文字通り通しで撮って共有するといいですね(便利な世の中になったなぁ…)。
楽器のセットアップ(5日前)
スタジオが終わって自宅に帰ったら、今度は自分の準備です。
楽器のセットアップをしましょう。
ライブ直前に弦交換をすると本番の時にチューニングが安定しません。
エフェクターやチューナーのバッテリーは特殊なものが多いので、家の近くのコンビニには置いていないかもしれません。
交換用の弦やバッテリーを準備しましょう。
当日のスペアも含めて、弦は3セット(パックになっている物もありますね)、バッテリーはエフェクターやチューナーの数プラス一個あるといいですね。
それとシールドの劣化もチェックしておくといいですね。
最終リハーサルで音が途切れ途切れだったりノイズが発生していたり…。
注意ポイントです。 そんな時は楽器と足元のセットを全部持って島村楽器へGO!
この準備を怠り、ライブ当日のリハーサルが終わって本番までの間に駆け込みで楽器屋さんに愛器を持ち込むギタリスト、要注意です。
そんな心持ちではいいライブ絶対にできないぞ! 声を大にして言いたいです。
セッティングシートを作成する(2日前)
「5曲しかないし曲順なんてよゆーで覚えていられるでしょ」
それ!その過信が失敗のもとです。
次の曲がギターから入ることを忘れてて、謎の静けさが広がった時のことを考えるだけでゾッとします…。
各メンバー分、セッティングシートを作りましょう。
今はスマホのアプリでチャチャっとできちゃいます(よね?中の人は今でもExcelで作りますけど…)。
色々なセッティングシートを作成してきましたが「A4の紙いっぱいに、黒バックに黄文字、黄枠」が、暗転した中や照明で眩しい中でも一番見やすい、と感じました。
セットリストのデータを残しておけば、前の曲順を記録しておけるので、曲順の善し悪しが見えてくるのは一石二鳥。
持ち物を確認する(1日前)
ライブの前日には持ち物を確認しましょう。 画像で一気にチェック!
- ギター
- ギターケース
- フレットガード
- シールド
- ピック
- ストラップ
- ストラップロック
- チューナー
- カポタスト
- クロス
- エフェクター
- 電源ケーブル
- 交換用の弦
- 交換用のバッテリー
- バンドスコア
フレットガードは移動をするので必ず付けること!
フレットの摩耗を防ぎます。
シールドはステージで使うために5m以上あると動きやすいです。
クロスは弦拭き用とボディ拭き用の1枚ずつです。
「弦拭き用???」という方は【弦のお手入れ】弦を長持ちさせてコストを抑えよう!【軽音部を120%楽しむコツ】記事をご覧ください。
エフェクターはケースに入れて安全ですし、行けばステージでのセッティングに手間取りません。
電源ケーブルは家で練習している場合は忘れがちなので注意!
バンドスコアはお守りです(詳細は後述)。
そしてこれは中の人があって良かった!と思うものです。
メーカー | On-Stage Stands |
型名 | GSAPK6600 |
販売価格 | (税込) ¥1,000 (税抜 ¥910) |
JAN | 0659814537860 |
ピックホルダーです。
アーティストのライブでマイクスタンドに付いているのを見たことがあるかと思います。
これ、便利。
演奏中にピック落としても慌てずに済みますし、ピック投げてもいいですし、何よりルックス的にイイ!
イメージトレーニング(前日眠る前)
これ、とてもとても大切です。必ず行ってください。
一夜漬けの練習は失敗の元です。
前日にバンドスコア見ると不安になります。
これまで一生懸命練習した自分を信じて、あとはイメージしましょう。
ステージ上で自分がどんなふうに弾いているか。
曲順は?コーラスは?ソロは?動きは? お客さんの表情は? バンドメンバーの様子は?
…出来るだけ細かく、1セット順を追ってイメージしてください。
これがとても大切で、ステージで緊張してアガらなくなる秘訣です。
初めはうまくいかないかもしれませんが、ライブを重ねていくうちに良いものになっていくはずです。
さぁ当日!
楽しみましょう。ここまできたら楽しんだもん勝ちです。
車に気をつけて、5分前行動を忘れずに。
初めて行くハコ(ライブハウス)なら30分くらい早く着いていても良くて、心に余裕ができます。
しっかり!!!

軽音楽部員の皆さんに贈る、軽音楽部をより楽しむための方法を、大先輩であるギタセレ中の人が伝授します!
軽音楽部で先輩が教えてくれることだったり、教えてくれないことだったりを、元軽音部員で今は楽器屋さんの中の人が、経験と検証を交えながらお伝えしていきます。
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目指せ、部活を一番楽しんでいてキラキラ光ってる私!