【HOTLINE2013】エリアファイナル・出場者機材レポート ~東北エリア@仙台Rensa~
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完全ライブにこだわった、島村楽器主催のコンテスト『HOTLINE2013』。
今年もエリアファイナルが開催されております!
(HOTLINEについての詳しい情報はHOTLINE2013公式ページをご覧ください。)
全国各地の島村楽器店舗から応募、ショップオーディションを勝ち抜いてエリアファイナルに出場した方々。
どんな機材を使用しているのか、非常に気になって仕方ありません。
そこで我々ギタセレ担当チームは、全国のエリアファイナルにお邪魔することを決意しました!
東北エリアファイナル
さっそくやってきました、仙台Rensa。
東北エリアの店舗予選を勝ち抜いてきた猛者たちが集う東北エリアファイナルです。
仙台Rensaは9mm Parabellum BulletやMIYAVI、DIR EN GREYなどのアーティストもライブを行う東北でも有数のライブハウスです。
会場もとても広くて、ライブが始まる前からワクワクしますね!
東北ファイナルの細かい模様はHOTLINE2013公式ページで公開してますので、ぜひご覧くださいませ~
動画もありますよ~♪
この機材レポートでサウンドメイクにも注目(注聴?)しながらチェックしてみてください。
機材レポート
それではギタセレ的HOTLINE取材の肝、出場者のみなさんの機材をご紹介していきます!
みなさんどんな機材を使用しているのでしょう?
ギターはハムが流行ってる?それともシングル?
流行のエフェクターは?
みんなどんなゲージの弦を張っているの?
気になりますね~
さっそく出演順にチェックですよ~!
ギタセレはギター関連に特化したサイトですが、今回は特別。
ドラムやボーカル、シンセなど、バンド全員の機材にもしっかりスポットライトを当てて行きます~
1.FIRST PENGUIN
まずはトップバッターのFIRST PENGUINから。
スリムな身体からは想像できないようなぶっとい声で会場を圧倒してくれた彼らの機材を見て行きましょう!
Vocal&Guitar 古川和朋's GEAR
- Electric Guitar:GIBSON “Les Paul Junior Special Single Cutaway”
- Tuner:KORG “pitchblack”
- Effector:MOOER “Blues Crab”
- Effector:JOYO “Sweet Baby Overdrive”
- Shield Cable:MOGAMIケーブル自作(Plug:SWITCHCRAFT製)
- Strings:ERNIE BALL “Reguler Slnky”(10-46)
JOYO “Sweet Baby Overdrive”は、「元々MAD PROFESSORの“Sweet Honey Overdrive”が欲しかったけど、まずはコレを使ってみて、いずれはMAD PROFESSORを」という古川氏。MOOERの“Blues Crab”やMOGAMIの自作シールドなど音にこだわりを持っていて、将来楽しみなギタボさんです。
Guitar 板橋健太's GEAR
- Electric Guitar:ATLIER Z “L.E.S.”
- Effector:ERNIE BALL“6166”
- Effector:XOTIC “BB Preamp”
- Effector:HUMAN GEAR “FINE OD”
- Effector:HUMAN GEAR “FINE DS”
- Effector:FULLTONE “OCD”
- Effector:DIGITECH “RV-7”Stereo Reverb
- Effector:TC ELECTRONIC “Nova Delay”
- Effector:TC ELECTRONIC “Nova Modulator”
- Effector:LINE6 “M5”
- Effector:TC ELECTRONIC “Hall Of Fame Reverb”
- Effector:メーカー不明“ジャンクションBOX”(IN/OUT Box)
- Switcher:ONE CONTROL “Crocodile Tail Loop OC10”
- Power Suply:MXR “DC Brick”
- Tuner:KORG DT-10
- Shield Cable:CAJ “Guitar Cable”
- Strings:ERNIE BALL “Regular Slinky”(10-46)
多数のエフェクターを組み込んだボードを駆使してサウンドを作り上げていた板橋氏。スイッチャーからの配線もきれいにまとめられており、ノイズ対策もバッチリといったところ。「組み上げるのに相当な時間がかかった」というそのボード。「つながっている順に並べたかった」と見た目にも「分かりやすさ」を追求していました。CAJのシールドは、ギター側だけSWITCHCRAFTの大きなサイズのプラグに変更して“ルックス”だけでなく“抜き挿しのしやすさ”にこだわりが光ります。
Bass&Chorus 菅原貴明's GEAR
- Electric Bass:ATLIER Z “M245”
- Effector:FREEDM C.G.R. “Quad Sound Bass Pre Amp SP-BP-01”
- Tuner:KORG “DT-10”
- Shield Cable:Providence
- Strings“ERNIE BALL “Hybrid Slinly”(45-105)
スラップが好きで、「『スラップならアトリエだろう!』と思って、高校時代にお年玉も使って買っちゃいました!」という菅原氏。足元はシンプルにプリアンプのみ。ただそのプリアンプがまた玄人好みのFREEDOM製。シンプルでも「音を知っている」ベーシストです。
Drums&Chorus 佐藤寿磨's GEAR
- Snare Drum:PEARL “CS1450”
- Snare Head:REMO
- China Symbal:PAISTE
- Splash Symbal:PAISTE
- Pedal:PEARL “P-900”
ペダルはシングルチェーンのPEARL。「高校時代からずっと使っていて踏みやすい」とのl事。ビーターはDW製に交換されています。チャド・スミス・シグネイチャーのスネアは、「安いのにめっちゃ鳴る!」との事で愛用中でした。
シングルチェーンのペダルを愛用するドラマーも多いですよね。ダブルチェーンだとパワーが必要以上に入ってしまうという声も聞きます。演奏する曲調によって使い分けてみても良さそうですね。
2.Crazy Hands
Entry From イオンモール名取店
ディレイを駆使しながら、効果的なブレイクで印象的な演奏を聞かせてくれたCrazy Handsです。
Vocal&Guitar 本多健人's GEAR
- Electric Guitar:GIBSON “SG Special Faded”
- Effector:BOSS “DD-20”
- Effector:BLACKSTAR “HT-Dual”
- Effector:MXR “micro amp”
- Tuner:KORG “DT-10”
- Shield Cable:CANARE
- Strings:D'ADDARIO “EXL110”(10-46)
「本当はシングルコイルが好きだけど、ハムでも許せちゃうくらいカッコイイ」として選ばれたGIBSON “SG”。そして曲中でも効果的に使われていたディレイ効果を生み出す、プログラム可能なデジタル・ディレイ“DD-20”。ギタボでもギターサウンドをかなり重視したセッティングです。
Guitar 安斎太亮's GEAR
- Electric Guitar:GIBSON “ES-335 w/Bigsby”
- Effector:MAD PROFESSOR“Forest Green Compressor”
- Effector:MAD PROFESSOR “Little Green Wonder”
- Effector:PROVIDENCE “Sonic Drive”
- Effector:BOOT-LEG “Jaw Breaker JBK-10”
- Effector:LINE6 “DL4”
- Effector:ERNIE BALL “6166”
- Power Suply:CAJ “AC/DC Station”
- Tuner:KORG “pitchblack RED”
- Shield Cable:CANARE
- Strings:ELIXIR “10-46”
「リッチなサウンドが気に入っている」というGIBSON “ES-335”。
Bigsbyアームが装備された、独特なルックスも「店に行って出会ってしまった!」そう。
エフェクト群もブティック系を揃えてリッチなサウンドをサポートしています。
Bass 洞口義直's GEAR
- Electric Bass:MOON “JJ-4”
- Pre-Amp:Programmable Bass Driver DI
- Pre-Amp:AVALON “U-5”
- Effector:EBS “Multi Comp”
- Shield Cable:CANARE 自作、MOGAMI 自作
- Strings:GHS “Flea Signature”
「店で最初弾いたときに『イイな』と思って。調べたらラリーグラハムも似たようなものを使ってて、決めました」というMOONの“JJ-4”。
入手したばかりというAVALON “U-5”で洞口氏曰く「弾いたとおりにストレートに出るように」音作りしていました。
Drums 小野洋平's GEAR
- Snare Drum:CANOPUS
- Snare Head:REMO
- Pedal:PEARL “P-2002C”(Singleで使用)
「見た目で選んだ」というCANOPUSの木胴スネア。
タイトなアタックから、繊細なゴースト・ノートまで表情豊かで気持ちいいサウンドを奏でていました。
ペダルはもともとツインペダルのものをシングルとして使用。
踏みやすさが愛用の理由だそう。
3.cinnamon sweets
Entry From イオンモール名取店
3ピースながらパワフルなリズムに支えられた疾走感が心地よいcinamon sweetsです。
Vocal&Guitar 佐藤英樹's GEAR
- Electric Guitar:EPIPHONE “G-310”
- Effector:BOSS “Blues Driver BD-2”
- Effector:MXR “ZW44 Berzerker Overdrive”
- Effector:Z VEX “Fuzz Factory”
- Power Suply:NOAH'S ARK “AC/DC-1”
- Shield Cable:EX-PRO “FA”、“FS”
- Strings:D'ADDARIO “EXL110”(10-46)
「以前はジャズマスターを使っていたけど、バンドアンサンブルで抜けるように、SGに替えた」という佐藤氏。
ヘッド落ちしやすいSGを操って激しいパフォーマンスを繰り広げていました。
Bass 松田光司's GEAR
- Electric Bass:FENDER JAPAN “JB75”
- Pre-Amp:CREWS “DPA-2B”
- Tuner:TC ELECTRONIC “polytune”
- Shield Cable:MONSTER CABLE“Monster Bass”、CANARE
- Strings:D'ADDARIO “EXL170”(045-100)
友人から譲ってもらったというジャズベ。
CREWSのプリアンプでブーストさせて、野太いサウンドを作り上げています。MONSTER CABLEも一役買っている!?
Drums 穂積冬華's GEAR
- Snare Drum:CANOPUS
- Snare Head:REMO
- Pedal:DW“9000Series Single Pedal”
バーチ材のCANOPUSスネア。
少し高めにチューニングされて、アンサンブルを引っ張っています。
ペダルもDWで、バンドの屋台骨サウンドを生み出していました。
4.7aster
Entry From イオンモール名取店
大人の雰囲気を醸し出す二人のアンサンブルが魅力の7aster。
シンプルな声×声×ギターのハーモニーが光っていました。
■Vocal&Guitar 山田康介's GEAR
- Acoustic Guitar:ASTRIUS “D-Custom”
- Shield Cable:LIVE LINE
- Strings:ELIXIR “10-46”
「低音から高音までバランスよく鳴ってくれる」というD-Custom。
アルペジオでもストロークでもそのバランスが際立っていました。
Vocal 菅原優子氏の艶のある歌声とのマッチングも絶妙でした。
5.Greedy Bravers(スクール部門)
Entry From イオンモール秋田店
スクール部門でエントリーのGreedy Bravers。
エモーショナルなプレイで会場を虜にしてくれました。
Vocal&Guitar 池田海's GEAR
- Electric Guitar:FENDER JAPAN“AST
- Effector:BOSS “Adaptive Distortion DA-2”
- Effector:BOSS “Blues Driver BD-2”
- Tuner:KORG “pitchblack”
- Shield Cable:CAJ “Guitar Cable”
「真っ黒なルックスに惚れた」という愛器“AST”。
フロントとリアにダンカンのハム、センターにディマジオのシングルが載っているというコダワリ仕様。
でも、基本はリアしか使わないそうです。
Guitar 佐々木翔哉's GEAR
- Electric Guitar:ARIA PRO Ⅱ “Telecaster Type”
- Effector:BOSS “Turbo Overdrive OD-2”
- Effector:SOSS “Dyna Drive DN-2”
- Effector:BOSS “Chorus Ensenble CE-5”
- Tuner:KORG “DT-10”
- Strings:D'ADDARIO “EXL-110”(10-46)
「テレキャスを使ってみたい」ということで、ドラムの須藤氏から借り受けたもの。
シェイプが80〜90年代前半年代を思い起こさせる、渋いギターです。
Bass 斎藤岳's GEAR
- Electric Bass:FENDER JAPAN “JB-STD”
- Effector:EBS “Multi Comp”
- Tuner:KORG “DT-10”
- Shield Cable:MONSTER CABLE “Monster Bass”
- Strings:D'ADDARIO
「特にこだわりは無い」という斎藤氏。
ベーシストの大定番、EBSコンプをしっかり効かせて滑らかなベースラインを奏でていました。
Drums 須藤優佑's GEAR
- Splash Cymbal:SABIAN “AA”
- China Cymbal:ZILDJAN
- Pedal:PEARL “P-3000C”
なんと、「修学旅行先で買った」というPEARLのDemon Drive“P-3000C”。
軽さとセッティングのしやすさがたまらないという愛用ペダルです。
6.gloom
Entry From 郡山アティ店
独特な世界観を持ったgloom。
3ピースながらバンド全体のグルーヴから、音に厚みが加わっていました。
Vocal&Guitar 白石翔太's GEAR
- Electric Guitar:FENDER “Jazzmaster”
- Switcher:PROVIDENCE “Pec-2”
- Effector:STRYMON “Time Line”
- Effector:IBANEZ “DML20 Digital Modulation Delay Ⅲ”
- Effector:ARION “Stereo Phaser”
- Effector:BOSS “Digital Reverb RV-5”
- Effector:SHIGEMORI “Ruby Stone”
- Effector:不明 “Centaur系”
- Effector:FULLTONE “OCD”
- Effector:Z VEX “Fuzz Factory”
- Effector:A.Y.A TOKYO JAPAN “R-Comp”
- Effector:LEQTIQUE系 Effector?
- Tuner:TC ELECTRONIC “Polytune Mini”
- Power Suply :EX-PRO “PS-1”
- Shield Cable:BELDEN “9395”
- Strings:ELIXIR “不明”
バンドの音の厚みの一端はこのボードが担っているとも思えるほどの充実したボード。
スイッチングシステムで多数のエフェクトを操作し、印象的なフレーズを紡錘んでいました!
スイッチャーの横のエフェクターはLeqtique系のミニ/エフェクターでしょうか。
Bass 中村彪's GEAR
- Electric Bass:LAKELAND “44-60”
- Amp Head:GALLIEN KLUEGER “800RB Ⅱ”
- Pre-Amp:SANS AMP “Bass Driver DI”
- Pre-Amp:FREEDOM C.G.R. “Quad Sound Bass Pre Amp SP-BP-01”
- Effector:SHIGEMORI “G.O.T Bass Drive”
- Effector:BOSS “Bass Chorus CEB-3”
- Power Suply:NOAH'S ARK “AC/DC-1”
- Tuner:BOSS “Chromatic Tuner TU-3”
- Shield Cable:MONSTER CABLE “Monster Bass”、BELDEN “8412自作Patch Cable”
- Strings:ROTOSOUND “50-105”
「自分で味付けができる、いい意味でクセの無いサウンド」というLAKELANDのベースと2つプリアンプを駆使し、GALLIEN KLUEGERのアンプヘッドで多彩なサウンドを操っていました。
「ギターに負けないように」という理由でボードに加えられているSANS AMPは歪みとして使われているのでしょうか。
■Drums 宮下雅人's GEAR
- Snare Drum:YAMAHA “Oak Custom”
- Snare Head:REMO “Coated Ambassador”
- Pedal:YAMAHA “DFP9500D”
- Effect Symbal:ZILDJAN “Zil-Bel”
「ライドのカップを多用する曲だと、ハイハットから移動するのが大変だし、ライドの音色とはまた違う音色なので使用している」というジルベル。
パールのブラスフープを装備したヤマハのオークカスタム・スネアが艶のあるスネアサウンドを生んでいました。
7.翼 tasuku
Entry From イオンモール利府店
弾き語りで観客を沸かせてくれた翼 tasuku 氏。
ギター一本だけに楽器のサウンドがダイレクトに伝わるスタイルなので、使用楽器は気になるところです。
Vocal&Guitar 石垣翼's GEAR
- Acoustic Guitar:TAYLOR “314ce”
- Shield Cable:MONSTER CABLE “Monster Acoustic”
- Strings:ELIXIR “12-53”
「柔らかい音が自分の歌に合っている。生で鳴らしてもしっかり鳴るし、アンプ通してもそれを損なわないのがイイ。」というTAYLOR 314ce。
tasuku氏の歌声を包み込むようなサウンドが心地良かったですね。
MONSTER CABLE使用率が高い東北ファイナルですが、tasuku氏も“Monster Acoustic”で広がりのある、バランスの取れたサウンドを演出していました。
8.urk
Entry From 仙台イービーンズ店
キャッチーなメロディラインが特徴のurk。
シンセが入ることでサウンドに広がりが出ています。
Vocal&Guitar 佐藤優太's GEAR
- Electric Guitar:FENDER “American Standard Strat”
- Effector:BOSS “Power Stack ST-2”
- Effector:BOSS “Overdrive OD-3”
- Effector:TC ELECTRONIC “Nova Delay”
- Tuner:KORG “DT-10”
- Shield Cable:EX-PRO
- Strings:ESP “10-46”
「繊細なサウンドが使いたくてずっとハムを使ってたけどストラトに替えた」という佐藤氏。
ギターの生鳴り感を再現できるようにセレクトされたエフェクター類とのマッチアップでクリアなサウンドを生み出していました。
Bass&Chorus 菅野涼太's GEAR
- Electric Bass:ATLIER Z “JHJ”
- Pre-Amp:MXR “Bass DI”
- Effector:BOSS “Chromatic Tuner TU-2”
- Shield Cable:LIVELINE “Pure Craft”
- Strings:D'ADDARIO “EXL-160”(50-105)
「スライドしやすいし、自分の運指に合っている」というATLIER Zの“JHJ”。JBピックアップ配列に、ハムバッカーも搭載されて多彩なサウンドが魅力のベースですね。
足元はかなりシンプルにPre-Amp一台。
その分ニュアンスが再現されやすいですね。
Drums&Chorus 佐藤寿磨's GEAR
なんと、今回のファイナルにFIRST PENGUINとurkの2バンドで出場のドラマー、佐藤寿磨氏。
セッティングはFIRST PENGUINと同様です。
Synth 川村琴美's GEAR
- Synthesizer:Roland “JUNO-Di”
「学校の先輩がオススメしてくれた」という“JUNO-Di”。
“グランドピアノに近いピアノ音色が作れる”のが魅力だそう。
可搬性が高いのも、バンドユーザーに人気の理由ですね。
9.伍次元ポケット
Entry From 仙台イービーンズ店
POPでキャッチー、それでいてハードな曲を奏でていた伍次元ポケット。
機材は、シンプルながらこだわりのセッティングでした。
Vocal&Guitar MёG's GEAR
- Electric Guitar:FENDER JAPAN “Stratocaster”
- Shield Cable:CANARE
- Strings:D'ADDARIO “EXL120”(09-42)
FENDER JAPANの塗装が剥がされた、味のあるストラト。おそらくST57シリーズだと思われます。
(メイプル指板、1プライ・ピックガードから)
とても珍しい経緯で手に入れたこのギター。元バンド仲間から巡り巡って入手したそう。
Guitar ジロー's GEAR
- Electric Guitar:GIBSON “Les Paul Standard”
- Effector:IBANEZ “Tube Screamer TS-9”
- Effector:LINE6 “Space Chorus”
- Effector:NOAH'S ARK “White -Digital Delay-”
- Effector:BLACKSTAR “HT-Dual”
- Shield Cable:MONSTER CABLE “Monster Rock”
- Strings:ELIXIR “09-42”
実はジロー氏使用のこのギター、Vocal MёGの氏所有品。
2000年製の通称「デラ男くん」。(Standardですが...)
Les Paulらしい、ぶっといサウンドが心地いい感じでした。
Bass 高野健太's GEAR
- Electric Bass:BACCHUS “WL-501AC”
- Shield Cable:CAJ “Guitar Cable”
“アニキのベース”だというBacchusのGLOBAL Series。
バンドの図太いサウンドの要はここにアリ!?
Drums 八幡裕紀's GEAR
- Snare Drum:PEARL “Zenithal Rezonator”
- Snare Head:YAMAHA REMO “Coated Ambassader”
- Pedal:PEARL “P-902”
- Mixer:YAMAHA “MG Series”
かなりのパワーヒッター、八幡氏。
なんとペダルはシングル・チェーンです。
「ダブルチェーンだと力が吸収されすぎなような気がする。発想が湧く。」との事でセレクトされたそうです。
ミキサーはiPodの同期演奏を鳴らしてモニターするための機材。
10.ミニグランデ(コピー・カバー部門)
Entry From 仙台泉パークタウンタピオ店
サウンド、テクニックともに高いレベルのバンド、ミニグランデ。
徹底されたこだわりが見える彼らの機材をチェ~ック!
Guitar:千葉大輝
- Electric Guitar:FUJIGEN “Expert OS”(w/ROLAND GK-3)
- Effector:KORG “VP-10”
- Effector:ROLAND “GR55”(Guitar Synthesizer)
- Effector:LINE6 “POD HD500”
- Amplifier:LINE6 “DT25”
- Shield Cable:BELDEN “8412自作”
- Strings:ELIXIR “09-42”(Nanoweb)
“完成されている”という言葉も似合うくらい、しっかり考えられたシステムです。
「国産が好き。フレットの処理から違うし、ネックが丈夫。タイムレスティンバーの倍音が気持ちいい。」とベタ惚れのFUJIGEN “Expert OS”。
その“EOS”から音声と同時にGKピックアップでGR55に送られる信号。
通常のギター音と、コード弾きの時に5弦&6弦だけをGR55で追加してサウンドの広がりを加えていました。
そのあとPOD HD500に送られた音はDT25から出力されます。
「シミュレーターサウンドが本物に近い!」ということでセレクトされたそうです。
Bass:千葉俊紀
- Electric Bass:MOON “JB-5”
- Amplifier:TRACE ELLIOT “AH500-7”
- Pre-Amp:FREEDOM C.G.R. “Quad Sound Bass Pre Amp SP-BP-01”
- Tuner:KORG “DT-10”
- Shield Cable:BELDEN “8412自作”
- Strings:LAKELAND
こちらも国産ベースのMOON。
フュージョン・ベーシスト、須藤満さんのサインがボディに書かれたJB-5が圧巻です。
出会ったときに“衝動買い”してしまったというTRACE ELLIOTとの相性が気持ちよいサウンドでした!
Drums:佐藤泰裕
- Snare Drum:LUDWIG “Acrolite”
- Snare Head:REMO “Emperor”
- Pedal:DW “5000 Series”
- China Cymbal:ZENN
- Splash Cymbal:不明
- Effector:TC HELICON “Voice Tone Synth”
ミニグランデはドラムも中々の機材持ち。
特にスネアはオールドのアクロライト(70年代製)。
かなりのパワーヒッターである佐藤氏が歌物バンドで演奏するために手に入れた「軽めで柔らかく、ヌケが良い音」。
さらにシンバルも「音」で選んだこだわり品番です。
なんと言っても足元に置かれた「Voice Tone Synth」が印象的。
ケロケロ・ボイスを生で再現するための機材です。
ドラムを演奏しながらこれを操作し、ボカロ曲の再現をしていました!
取材後記
さて、いかがだったでしょうか?
「あ。あれ俺も使ってる!」
「買おうと思ってたんだよね~、その機材」
なんて物はありましたか?
東北エリアファイナルでは以下の傾向が見られましたね。
Guitar
ストラト系が人気ですね。
印象的なのは、ATLIER ZやFUJIGENのようにコンポーネント系が2本登場していたことです。
Guitar Effector
歪は非常に多岐に渡っていました。
BOSSの人気は相変わらずですが、FULLTONEやHUMAN GEARなど、ブティック系の人気も目立ちます。
Bass
ベースはほぼジャズベースタイプ。
ジャズベースの汎用性を再認識しました!
Bass Effector
FREEDOM C.G.R.のプリアンプの使用率の高さが目立ちました。
歪ませるというよりも、音を作るというプリアンプ本来の使い方をしている方が増えているようです。
Shield Cable
CANARE、BELDENの支持率が高いですが、特筆すべきはMONSTER CABLE。
ベース、アコギ、エレキ、楽器を選ばず使用者が多数いらっしゃいました。
Strings
D'ADDARIO、ELIXIRの2強という印象。
特にエレキギターでは10-46の使用者が圧倒的多数。
コードストロークで弾くスタイルが増えている事に起因しているようです。
東北エリアファイナルは、ギターはコードをかき鳴らすスタイルのバンドが多かったように感じますね。
それにあわせて機材もそういったスタイルに合うような機材の傾向が見られます。
次回は神奈川エリアファイナルの機材レポートを行います。
ぜひお楽しみに~!