ギタラバとは
ギタラバ(GUITAR LOVERS SHOW)全国のギター好きが「ギター愛」で繋がるプロジェクト。
抽選申込から島村楽器全店で試奏/購入ができるギターの催事です。
ミーナ町田店では”Machida Collection”と題して1点ものを中心に、往年の名機を意識しながらも現代の技術でブラッシュアップしたカスタムオーダーモデルなどギターマニア石田ならではのツボをおさえた商品をご用意します。
Kz Guitar Works
神奈川県逗子市に居を構えるカスタムギター工房。
Queenのブライアン・メイの愛器”Red Special”をモチーフとした楽器を製作することで知名度を得た同社の技術力はブライアン・メイ本人にも認められるほど。Red Specialを基に大胆なアレンジを加えたオリジナルモデル、Kz Oneシリーズだけでなく、新進気鋭のギター工房としてチャレンジングなモデルを多数リリースしています。
代表の伊集院氏は町田市出身。「自分の作った楽器を地元の楽器店に並べるのが夢だった」という氏の熱意を受け取り、5年以上前よりミーナ町田店でも商品の取り扱いをスタートしています。
新たなチャレンジ
この数年で様々な変わったモデルもオーダーしてきました。
そんなケイズギターとのリレーションで、今回は今までにやったことの無い、「コリーナ材のスルーネック」を。しかも代表モデルのKz Oneではありません。
エレキギターの歴史の中で、無数のギターが生み出されてきましたが、「スルーネックのトラディショナルなモデル」というキーワードでどんなモデルがイメージに浮かぶでしょうか。
もちろん各部はケイズギターならではのアレンジを施し、オリジナリティを獲得しています。
積層構造のネック
スルーネック構造の強度を確保するために、敢えてコリーナとウォルナットの積層構造を採用しました。
エキゾチックな杢目が魅力のブラックコリーナを使用し、9ピースの構成です。
伊集院氏と比較してもこのサイズ!さすがにここからカットはしますが、この大きさの9ピースコリーナ+ウォルナット材はまず見る事が無いでしょう……。
特殊な接着方法のボディウイング
ボディウイングももちろんブラックコリーナを使用します。
果たしてどんなモデルが出来上がるのか……と言いたいところですが分かる方には分かってしまう接着面をパシャリ。
※こちらは本番の前に検証の為に作成したサンプルモデルの為コリーナ材ではありません。
この特殊なジョイントは、もうファンの方にはお分かりですね。
ケイズギターでも初めて作るタイプのギターですが、何となくイメージは合うのではないでしょうか。
まだいまいちピンと来ない……という方の為にもう一枚。
往年の名器にリスペクトを表しながらもケイズギターならではのデザインに落とし込んでいます。
※追記:材の安定性や寸法上の違和感をなくすため、スルーネックではなくほぼスルーネックに見えるような木取りのセットネック構造に変更になりました。セットネックにすることで、結果的にネック材単体での安定性やネック角など構造上のクオリティを確保することができるという判断とのことです。
お披露目は配信イベントにて!
こちらの楽器は2022年10月8日(土)17:00よりスタートのギタラバ特別配信にてお披露目します。
特別ゲストも交えて細部のご紹介はもちろん、サウンドチェックもしていきますので是非お楽しみに!
記事:島村楽器ミーナ町田店 エレキギター・エレキベース担当:石田