信州ギター祭り2025 主要ブランド制作ブログ公開中!

【静岡パルコ店】KANADE SOUND DESIGN ギタラバ2022 Show Models!

  • ブックマーク
【静岡パルコ店】KANADE SOUND DESIGN ギタラバ2022 Show Models!

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

ギタラバ(GUITAR LOVERS SHOW)とは?

全国のギター好きが、「ギター愛」で繋がるプロジェクト

抽選申込から島村楽器全店で試奏/購入ができるギターの催事です。

KANADE SOUND DESIGN ギタラバ2022 Show Models!

オーダーレポート

↑2022オーダーレポートV L O G

2022年3月に滋賀県にあるAltero Custom Guitarsを訪問して、同社が製作するKANADE SOUND DESIGNギターに関して、島村楽器が開催するGuitar Lovers Show2022(以下、ギタラバ2022)に向けたショウモデル製作の打ち合わせを、代表/ビルダーの安田圭佑氏と行いました。

【ギタラバ2022ショウモデルのコンセプト】

今回のコンセプトは、KANADE SOUND DESIGNと、Altero Custom Guitars Effectorのコラボレーションです。

Altero Custom Guitarsがサウンドプロデュース、監修を行い、KarDiaNのメインデザイナー”Toshikazu Kitada氏”が設計、デザインを担当した、滋賀の両傑によるペダルとして、高い人気を誇ります。

「ギターメーカーとして、楽器本来のサウンドを一切削ることなく最高の音色を作りたい」という信念が根底に、納得のいくギターを作ったとしても、そこから先にあるペダルやアンプ等で、目指すサウンドに不足のあるものであってはならない。こういったプロスピリッツからペダルブランドを発足しています。

KKAEDE、Mag、Wal という3機種のラインナップがあり、それぞれ、トーンウッドからサウンドやモデル名が決められています。

 

今回は、この3機種をギターとして具現化するという新たな試みです。

【拘りポイント①】ペダルコンセプトに合わせたボディ材

ボディには、それぞれのモデル名となった、下記の木材を使用します。

①KTL-KAEDE→イタヤカエデ

②KTT-Mag→ホンジュラス・マホガニー

③KTT-Wal→クラロ・ウォルナット

 

早速、各々のボディウッドを見ていきましょう。

 

①KTL-KAEDE→板屋楓

イタヤカエデは、北海道等に生息する木材で、別名ツタモミジとも呼ばれます。

KAEDEペダルのトップにデザインされた、モミジの葉を持つマテリアルで、Japanese Mapleとして知られるギターのボディ材には最適なトーンウッドです。

今回使用するのは、淡いキルト杢が特徴的で、ペダルのサウンドイメージにも最適です。

↓10/1完成致しました!

②KTT-Mag→ホンジュラス・マホガニー

1950年代のレスポールに使用される等、個体差はありますが、総じて剛性に優れた木材で、リッチな中低域と持ちながら、クリアさを兼ね備えた芳醇なトーンが特徴的です。

ゲインアップしたサウンドとの相性も抜群で、大変人気の高いトーンウッドですが、厳密にホンジュラス・マホガニーと明記可能なマテリアルは年々希少になっています。

↓10/1完成致しました!

③KTT-Wal→クラロ・ウォルナット

KTL-Walに使用するFigured Claro Walnut材ですが、クルミ科の紅葉樹で高質なマテリアルです。センターにサップ杢を配置した、揺らめくフィギュアド杢が特徴的なエキゾチックウッドです。

高級家具や、高級車の装飾に使用される、楽器だけでなく人気の高い木材ですが、煌びやかでクリアな高音と、ベースにも使用されることが多い程の低域を有しています。

↓10/1完成致しました!

【拘りポイント②】ブラジリアンローズウッド指板選定材

今回の3機種と、今後の静岡パルコ店企画で使用する、指板のブラジリアンローズウッド材を選定しました。

入荷した直後ということでしたので、ボディ材に合わせて、エキゾチックな杢のハカランダ材を1枚ずつ入念にセレクトしています。

セミオーダーという形を取ることで、Alteroブランドと比較して、ややお求め易い価格を実現していますが、マテリアルの選定、製品のクオリティに妥協は一切ありません。

【拘りポイント③】Original Kariya Pickups

KTL-KAEDE→XT-Vintage 60’s

KTL-Mag→P-90(Soapber)、XllSB-Vintage

KTL-Wal→XllH Vintage

 

ピックアップには、レギュラーラインと異なる出力控えめな60年代テイストのモデルをマウントします。アルニコ・マグネットを採用したモデルで、いずれもナチュラルなサウンドを狙っています。

代表/ビルダーの安田圭佑氏、ショップマネージャー/ビルダーの倉田聡一氏

代表/ビルダーの安田圭佑氏、ショップマネージャー/ビルダーの倉田聡一氏が、各々のコンセプトに合わせて製作を進めています!

安田氏と倉田氏は、同じ高校の軽音出身の先輩・後輩で、両名ともに東京のギタークラフト学校を卒業後、同校でクラフトの講師を務める凄腕です。

 

2022年11月の発売予定の、KANADE SOUND DESIGN、島村楽器静岡パルコ店の拘りが凝縮された特別なギターをお楽しみどうぞ!

信州ギター祭り2025 主要ブランド制作ブログ公開中!
  • ブックマーク