ギタセレニュースでは、ギター、ベースなどの新製品情報やギターにまつわる様々な情報を発信しています

楽器を探すなら島村楽器オンラインストア

特集記事

【コラム】通勤・休憩中にできる!ギターを弾けるようになるための左手・右手の運動!

記事中に表示価格・販売価格が掲載されている場合、その価格は記事更新時点のものとなります。

4月から新生活が始まり、新たな趣味としてギターを手に取られた方は多いと思います。
ですが、仕事や家事で多忙になってしまい、なかなか練習に時間を割けない方も同時に多いのではないでしょうか?

今回はコラムとして、ギタセレ中の人がギターを始めたての頃に「何とか弾けるようになりたい!」と意気込んで、様々な諸先輩方に教わったり、自身で調べた練習方法のうち「手元にギターがなくてもできる」手の運動をご紹介いたします。

数分でできる運動なので、通勤・休憩中などスキマ時間でぜひお試しください!

左手の運動


せっかくなので中の人も休憩中にやってみようと思います。
本日は天気が良かったのでオフィスの近くの河川敷でコーヒーでも飲みながら気楽にやってみます。

スカイツリーも見えるので個人的にお気に入りの場所です。

指を一本ずつ開く


まず左手の運動から始めていきます。
運動の一つ目は「指を一本ずつ開く」になります。

やり方は簡単、写真のように人差し指から順番に一本ずつ開いていくだけです。


開く際は「開く指以外はくっついている」かどうかを注意しながらやってみましょう。


もし難しければ、最初は右手で補助しながら広げた形を維持するのでもよいと思います。


楽譜では写真のように、かなり指を開いた押さえ方を求められる場合があります。
そんな時のために「指を開く」練習をしておくと、スムーズにコードの形を作れるようになるのでオススメです。

指を立てて上下に動かす


左手の運動二つ目は「指を立てて上下に動かす」です。

やり方は画像のように、机や自分の太ももなどに左手を指を立てた状態で置き、人差し指から順番に上げ下げします。
こちらも指を広げた時と同様、上げ下げしてない指は机や太ももに触れているかを注意しましょう。





各指3回ずつくらい上げ下げしてみます。
※薬指がとても難関で、中の人も指をプルプルさせながらやっています...


少し極端な例ですが、指を立てないでCコードを押さえるとこんな感じになります。
特に○で囲ったように指が立っていないと他の弦に触れてしまい「キレイにコードの音が鳴らない」なんてことがあります。


指を立てて押さえられれば、他の弦に触れる事も防げるので様々なコードの音がキレイに鳴らせるようになります。
また、指の腹(面)よりも指先(点)の方が力が集約しやすいので、より軽い力でしっかり弦を押さえられるようにもなります。

試しにコードの形を作ってみる


左手の運動の応用編としては「右腕をギターのネックに見立てて、コードの形を作って実際に押さえてみる」といったこともできます。

フレットや弦がないので一見無駄なように感じるかもしれませんが、逆に弦の間隔をイメージしながら押さえることで指の開きや曲げ具合を感覚的に身に付けられるので、実際にギターを持った時に指をコードの形にスムーズに変えられるようになります。


例えばFコードを鳴らすイメージで指の形を作り...


右腕を抜いてみます。
左手の指の形はそのままで...


ギターのネックを持ってみます。
自分のイメージで作っていた形と実際にギターを持った時の違いを見てみるだけでも練習になると思います。

右手の運動

手首の力を抜く


お次は右手の運動にまいります。
今回意識したいのは「手首の力を抜く」ということです。

中の人もそうでしたが、最初は左手にばかり意識がいってしまい、右手は手首がガチガチで鳴らせど鳴らせど6弦の方は強い音が鳴っちゃうし、1~2弦は逆に鳴らないし、みたいな状況が続いていました。

ですが少し慣れてきて手首の力が抜けるようになると、自然とコードを鳴らす時に各弦の音をバランスよく鳴らせるようになりました。

手首はひねらず上下に振る


運動する上でまず気を付けたいのは「手首はひねらず上下に振る」というところです。


「ひねる」動作は手首に力がかかっています。
そのためピッキングの強弱が付けにくかったり、カッティングの歯切れのよさなども出しにくくなってしまいます。

「力を抜く」と一緒に「上下に振る」を念頭に置きながら運動することで、より良いサウンドが出せるようになると思います。


やり方ですが、ただ右手を上下に振るのも意外と難しいので、最初はヒジを伸ばして手首を左手でつかみます。


右腕はとにかく脱力、左手で右腕をブラブラさせます。
こうすることで手首から力が抜けている感覚が身に付いてきます。


慣れてきたら左手の支えをなくして右腕だけブラブラしてみましょう。


もちろん実際にギターを弾くときはピックを持ったり、弦に当たる抵抗があるので多少力は入ってしまいますが、この脱力を意識してみましょう。

以上で左手・右手それぞれの運動はおしまいです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
久しぶりにのんびりコーヒーを飲みながらやってみましたが、ざっくり5分くらいでできました。

中の人はこの運動を空き時間やギターを持つ前に数分、思いついたときにやっていました。
もちろんこれだけで弾けるようになるわけではないですが、練習すればある程度色々な曲が弾けるようになった今の自分としては「やっててよかった」練習だなと感じます。

意外と捻出するのが難しい「ギターの練習時間」、せっかくであれば「上手くいかないな」よりも「なんかできた気がする!」と感じられる時間が増えた方が嬉しいですよね。

ぜひこの運動を試していただき、皆様のギター上達のお役に立てれば幸いです!

また、今回のコラムのほかにも様々なお役立ち記事が公開されているので、下のボタンからぜひチェックしてみてくださいね!

特集記事 最新記事

【楽器購入】後輩と楽器を買いに行った時に役立つ、予算とお金のかけどころ【軽音部を120%楽しむコツ】
PRS Factory Visit 2024レポート(後編)【Paul Reed Smith】
PRSファクトリーオーダーレポート後編“完成した至高の逸品をご紹介”|ギターマニア石田純一の逸品入魂~気ままに想いを綴ります~
EMG×チェリーサンバーストのストラトタイプといえば?|ギターマニア石田純一の逸品入魂~気ままに想いを綴ります~Vol.47
PRS Factory Visit 2024レポート(前編)【Paul Reed Smith】

特集記事一覧はこちら >>