ビギナーズ倶楽部もはや10回を迎えました。今回は「あると便利なグッズ」をご紹介。
今回は書いていると「あると便利」より「こりゃ必須じゃないか?」と思えるものも多々ありました。(とゆうかほとんどw)
それくらい、ギターを演っていると不可欠だと思えるグッズなので、今のうちに知っておきましょう。
保管
ギターを弾いていないときの保管方法。皆さんどうされていますか?
今回はギターにとってよりよい保管方法をお教えしちゃいましょう。
壁掛けギターフック
ギター(のネック)にとって最も望ましい保管方法、それが壁掛けです。
(壁じゃなくて柱やその他も良いですが…)

こういったギターを吊り下げるフックを使います。壁にネジで穴をあけて留めます。
しっかりなネジ留めしないとギターごと落ちますので注意が必要(涙)
~ネックを折らないように~
でもなぜ壁掛けが良いのでしょう? まず下の図を見てください。

こういったヘッドに角度があるギターは特にですが、赤矢印の場所に力が少し加わると…
床に寝かせておくのは非常に危険なのが分かります。
続いてこんな光景。
地震が来なくてもギターのバランスで自然に倒れる事も多々。
倒れた時の打ち所が悪ければ一瞬です。壁からドンです。

こうなるとリペア行きです。症状によっては修理費が10万円くらいになったりします(涙)
~ネックは反るもの~
折れなかったとしてもですよ、ネックというものは木材で出来ている(事がほとんどな)訳なので、動きます。
温度や湿度で反ったりします。
しかしわざわざ反りやすいように置いておくことはありません。反らないに越した事は無いのです。
さきほど出てきた壁立てかけギター。

こんな風に置いておくと、ネックにはそういった力が加わるのでしょう?
そうするとネックはその重みで曲がって(反って)いく事が往々にして考えられるでしょう。
上記画像のように置いておくと順反りが発生しやすいです。 逆さにした場合は逆反りが生まれて来やすいのは想像できますね。
ネックが反るとどうなるのか?
- 順反りの場合・・・弦高が高くなって弾けない
- 逆反りの場合・・・弦がフレットに当たって音が出ない
う~ん… どちらにせよ演奏に支障を来たす訳ですな…
ギターの場合は「トラスロッド」という鉄の棒がネックに埋め込まれているので、これを回す事で調整が可能です。
しかしそれも限界があります。
回してももう動かない状態まで反ってしまったらこれもリペア行き(涙)
~壁掛けギターハンガーの効能~
そこで壁掛けギターハンガーの登場ですよ。
ギターを壁にかけると、重力はこの様に働きます。
ギター自身の重みでネックが反るのを最小限に防いでくれます。
そう!

島村楽器のお店で見かけるこの光景。ギターは壁面に吊ってありますね。
これは「魅せる」という目的の他に「ギターのネックが反りにくくする」という目的もあったのです!!
という訳でギターの保管に一番良い方法をお伝えしました。
ハンギング・ギタースタンド
と、ここまでで終わったら「いや、壁に穴なんて開けられないよ!」「お店みたいにネットを貼るにもそんなに強度のあるネットなんてあんまり無いじゃん!」という声が聞こえてきそうなので、今流行のスタンドを紹介しましょう。
その名も「ハンギング・ギタースタンド」!
これはHERCULES(ハーキュレス)のGS414Bというもの。
これにギターを掛けるとどうなるのか…

ボディはスタンドの足の部分に接していますので、壁掛けよりは多少横方向への力が加わりますが、それも知れたもの。
基本的にギターの重力は下に行っています。
このGS414Bはネックのところも工夫されていて、
いやぁ~ん。ナイスアイデア♪
という訳で「壁に穴を開けなくても、手軽にギターを吊って保管する方法はある」というご案内でした。
ぜひ保管は「吊って」くださいね~
ちなみにこういった形のギタースタンド。

もちろん床に寝かせるより、壁に立てかけるより圧倒的に「良」なスタンドです。
今回は「最良」を目指してみたので紹介していませんが、十分「良」ですので、安心してお使い下さい。
湿度調整剤
続いてケースに入れて保管する場合。
突然ですがこの画像をご覧下さい。
冬場の(冬場じゃなくても)乾燥するとアコギのトップはこの様に割れやすくなります。
割れた場合は、そう。リペア行きですね。
アコギじゃなくてもエレキギターでも、ローズウッドやエボニーの指板が割れます、乾燥すると。
~ギターに適した湿度~
普段よく弾くときは先ほどのように壁掛けやハンギング・ギタースタンドを使用して身近に置いておくと思います。
そういった場合は大丈夫なのか? なんとも言えません(ドーン!)
というのも、ギターの保管に適した湿度というのは
40%~50%
と言われています。
(温度も25℃程度が良いです。)
この湿度、温度を聞いて思いますよね?
「人間が快適な環境じゃん!」と。
そうなんです。ギターにとっての最適な環境は人間が生活していて快適と思える環境と同等なのです。
なのでよく弾く場合は壁掛けやスタンドが良いのです。
しかし家を長く留守にする場合や、ギターを持ち運ぶ場合もありますよね?
冬場なら厳しい環境にギターはさらされます。
~湿度調整をしよう!~
そういった時はケースの中にコレを入れておきます。
そうするどどうなるか?
この青い小袋がケースの中で湿気を吸ったり吐いたりして最適な湿度に調整してくれるのです。
そうする事で厳しい環境下でもギターの湿度が保たれます。
※それぞれ使用可能な期間がありますので、定期的に交換が必要です。
運搬
ギターの運搬時、皆さんは付属のケースに入れて持ち運ぶでしょう。
間違いじゃありません。付属してくるんですから。
でもですね? 付属のケースってけっこう薄くないですか? 不安じゃないですか?
ケースをぶつけると「ゴツっ」ってギターが当たった音しませんか?
ギグケース
そうなんです。付属のケースの多くは「ソフトケース」と呼ばれるもの。生地は比較的薄いです。
ではどうするか?
タオルを詰めますか?


いえいえ、付属のソフトケースはけっこう隙間が無いですし、全部を覆ったらタオルの量が尋常じゃない…
手間もスゴイ事になってしまいます。
~ギグケースのスゝメ~
そんな時に思い浮かぶのがまずハードケース。

これなら頑丈だし、間違いない。
中もふかふかでギターが保護されます。
車で持ち運ぶならいいけど、歩きや自転車、電車などでは疲れます。
スタジオに着いたら演奏する元気がなくなってしまうかも。(←大げさ)
というときはコレ。「ギグケース」!

これなら多少ぶつけても「モコっ」っとなりますので、ギターに傷が付くことは無いでしょう。
(もちろんスゴイ力でぶつけたら傷もつきますし、割れますからね。)

多くのギグケースはこういった具合に、ギターが中で暴れないようにベルトが付いていたりします。
そして何と言っても軽い!
ソフトケースよりは多少重みはありますが、何せ中身は布とスポンジですから。軽いわけです。
フレットガード
~フレットの磨耗~
ギターを弾くときは弦を押さえて弾きますよね?(開放弦を鳴らす時以外は)

その時、弦とフレットの間には摩擦が生じ、フレットを削っていくものなのです。

これが磨り減ったフレット。弦が当たる箇所は谷が出来ています。
さらに全体的にも磨耗しています。それはこういった時に起こります。

チョーキングやビブラートをする時です。弦をフレットに擦り付けているようなものですから。
でもこれは演奏する上で必要ですし、仕方ないですね。
しかーし! ギターをケースにしまって運搬する時、中では何が起きているか想像してみましょう。

このクロスがギターケースだとします。
ケースによって弦が押さえられ、擦れているのです。
弾いていない時に削れているって、なんだか悔しくないですか?
なので、これを使います。
~フレットガードのスゝメ~
フレットガード~~!

こんな感じ。これで弦がフレットに当たりません。「弾いてない時に減る」なんて悲しい思いから開放されます。
このフレットガードですが、画像でも分かるとおりマジックテープでしっかり固定できるようになっています。
「ケースの中でフレットガードが外れて、結局は弦とフレットが当たってた」って事も起きづらいのです。
ちなみに全てのフレットを磨り減って一番低い箇所に合わせて削る「すり合わせ」は約1万円、全フレットを打ち直す「リフレット」は約4万円ほど。
これはぜひ長持ちさせたくなります…
~フレットガードの効能(番外編)~
そういえば! 最近改めて感じたフレットガードの効能が。
この指板を見てください。
指板(ローズウッド、エボニーやメイプルの無塗装など)は照明によって色焼けします。
このギターは一部に照明を遮る物があったため、それ以外の場所が焼けていますが、自宅では全体的に焼けますよね。
でもフレットガードを挿して置いておけば色焼けからも守ってくれます。
ぜひ保管の際も必ずフレットガードを挿しておきましょう。
メンテナンスグッズ
【ビギナーズ倶楽部】第9回 周辺アイテムの選び方② ~メンテナンスの必須アイテムとその理由~
では基本的なメンテナンスの方法やグッズをご案内しました。
今回は「これがあったら便利なんだよね~」というメンテナンスグッズを紹介していきます。
ギター枕(ネックピロー)
弦交換やフレット掃除、ボディの掃除をする際、テーブルなどの上で行うのが一般的。
実際にテーブルに置いて弦交換を行ってみると…
(クロスは敷いた方が良いですよ。ボディに傷が付きますから。)
ボディが動く…

いつの間にかボディが回転してあやうくテーブルから落ちてしまうところでした(汗)
そうなんです。ギターが固定されないのでペグを回したりしてるとギターが回転していくんです。
フレット掃除の時はもっとです。
さらにこんなトラブルも。

ヘッドがテーブルにガコン、バコン、ドガン!と当たりまくります(涙)
そういった時はこれを使いましょう。
こういった感じでネックを乗せると、ギターが動かずにメンテナンスがやりやすいのです。
こうすることで…
いろんなタイプのネック枕が出ていますが、このPLANET WAVESの製品は折り畳めるんです。

なのでとってもコンパクトになって、持ち運びにも、収納にも便利なので人気。
Maxtoneのギター枕はコンパクトさには欠けるものの、安定性とコストパフォーマンスが魅力です。
ストリングスワインダー(ペグワインダー/アルトベンリ?)
これは弦交換の時にあった方が良い、というより無いと泣きます。
この動画を見てください。
弦を巻いて行く時にストリングスワインダーが無いと、手が腱鞘炎になるんじゃないかってくらい、疲れます。
さらに、今は電動のものも出ています。
まあ! なんて便利なんでしょう!
これを一度使うと、手で巻く事はもう考えられません(笑)
~アルトベンリ?~
その昔、ストリングスワインダーの事を「アルトベンリ」(「あると便利」だから)と呼んでいました。どこかのメーカーがそういった名前でこのワインダーを出していた記憶があるのですが、今では思い出せません。しかし30代以上の方なら「ストリングスワインダー」よりも、「ペグワインダー」よりも、「アルトベンリ」と言った方がしっくり来るんじゃないでしょうか?
しかし今はそう呼ぶ事もほとんど無くなって来ています…寂しい…
なので別に覚える必要性はないんですが、一応解説してみました。
ニッパー
前回の必須アイテム編でご案内を忘れてました。スミマセン。
これは弦交換時に必ず使うものです。

弦を切ります。ハサミで切るとハサミがダメになります。爪きりでもダメです。
ニッパーを使いましょう。
ちなみに弦を交換した後の弦の処理、困りますよね? ツンツンして痛いし。ゴミ袋に入れても飛び出してくる。
弦交換の際はまず古い弦を丸めて、さらに張って余った部分の弦もそこに巻きつけます。

4本弦交換を終えるとこんな感じ。実はお掃除を少しサボリ気味だった中の人。
4本一気に弦交換は疲れるのだ…
メンテナンスセットの紹介
2回に分けてメンテナンスグッズを紹介してきましたが、「必要ならセットで!」という声もちらほら頂いています。
という訳で「これがあったらメンテはバッチリ!」というセットを用意してみました。島村楽器のお店で買うことが出来ますので、ぜひ店頭でお求め下さい♪
ギターメンテ ・ハジメテセット
まずは「ハジメテ・セット」。ポリッシュやオイル、そしてそれらを塗布して使うためのクロス(ネル製)、最終拭き上げ用のスウェード製クロスが入っています。
まずはこのセットがあれば基本的なメンテナンスは事足りるでしょう。
型名:ギターメンテ ハジメテセット
JAN:2470000016932
セット価格¥4,074(税込)
ギターメンテ・フルセット

「ハジメテ・セットでは心もとない」という方。このセットならバッチリです。
ポリッシュとオイル、クロス類に加え、以下の製品がセットになっています。
- スクラッチメンダー
- ストリングスワインダー
- マスキングテープ
- ニッパー
- ネック枕
- メンテナンスDVD
今回ご紹介したニッパー、ネック枕も入っています。
さらにこのセットの肝はコレ。
ルシアー駒木が淡々と(笑)メンテ方法を解説するDVD。
しかもただのメンテではありません。「音がよくなるメンテナンス」となっています。
メンテナンスで音が良くなるのは前回も解説しましたが、その根本的な考え方もじっくり説明してくれています。
このDVDは必見なのです♪
型名:ギターメンテ フルセット
JAN:2470000016949
セット価格¥8,658(税込)


















































