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【今さら聞けない】エフェクターの基礎知識編 ~空間系エフェクター~

記事中に表示価格・販売価格が掲載されている場合、その価格は記事更新時点のものとなります。

リバーブの代表機種

s-holy-grailelectro-harmonix “Holy GRAiL”
メーカー希望小売価格 (税込) ¥21,450 (税抜 ¥19,500)
販売価格 (税込) ¥18,260 (税抜 ¥16,600)
JAN:0683274010847

 


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以前の筐体からだいぶサイズダウンされた、通称Holy GRAiL nano。「スプリング・リバーブと区別がつかない」と評されたペダルの第三世代と言える機種です。

s-Fronttc electronic “HALL OF FAME REVERB”
メーカー希望小売価格 (税込) ¥19,250 (税抜 ¥17,500)
販売価格 (税込) ¥15,400 (税抜 ¥14,000)
JAN:5706622010384

 


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tcの空間系は、ディレイと共に世界最高峰と謡われています。そのtcから発売されている、現在最も新しいシリーズとなるのがこのHALL OF FAME。TonePrinというtc独自の機能に対応しているため、一流アーティストのトーンをtcサイトからダウンロードして、直接移植出来てしまうという優れもの。

s-4957054403706_LRGBOSS “RE-20”
メーカー希望小売価格:オープンプライス
販売価格 (税込) ¥22,000 (税抜 ¥20,000)
JAN:4957054403706

 


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おや!? 先ほど登場したRE-201に見た目がそっくり! そうなんです。BOSSがRE201サウンドを再現したモデルです。最新のDSPチップとCOSMによって緻密にモデリングされただけあって、特有の温かさを持つスペース・エコーRE-201が現代に甦ったかのようなサウンドを得られます。もちろんリバーブだけでなく、エコー(ディレイ)としても使用可能です。

s-4560440822014_LRG
Mad Professor “Silver Spring Reverb”
メーカー希望小売価格 (税込) ¥33,000 (税抜 ¥30,000)
販売価格 (税込) ¥28,160 (税抜 ¥25,600)
JAN:4560440822014

 


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エフェクタービルダーとして世界的に有名になったBJFによって設計されるMad Professorから発売されているリバーブペダル。デジタル回路ながら、原音は全てアナログ回路を通ることによってクリアでありながらも、アナログのウォームさを兼ね備えたサウンドで人気です。

ルーパー

まずはルーパーとは何なのか、この動画を見てください。

https://youtu.be/tpI_9Sc8rgk

ようは、録音を重ねて繰り返し(ループ)してくれる機材です。本来エフェクターのカテゴリーに入れるのもどうか、迷ったところですが、構造上はディレイと非常に良く似た構造なので入れてみました。

ルーパーの仕組み

「デジタル・ディレイは、DSP(Digital Signal Processor)を使用した演算処理で、メモリに記憶したデータを繰り返し再生させる仕組み」だとお伝えしました。ルーパーはこの構造をそのまま活用して生まれているのです。

https://www.youtube.com/watch?v=HoLwAH8prmQ

ディレイからルーパーが生まれる前に、BOSSはDSD-2(1985年)、DSD-3(1986年)というモデルを発売しています。Degital Sampler/Delayです。しかしこの時はサンプリングタイムが0.8秒と非常に短く、あまり世の中に浸透しませんでした。(ラック式のサンプラー自体もまだまだ世に出ていない時代だったのです)

しかしそのBOSSのチャレンジスピリットは受け継がれ、2001年のRC-20 LOOP STATIONの発売につながります。

s-4957054406424_LRG
メーカー希望小売価格:オープンプライス
販売価格 (税込) ¥31,900 (税抜 ¥29,000)
JAN:4957054406424

 


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このRC-20は2001年発売から、今も原稿機種。最大180分の録音時間を有したモデルとして、鮮烈なでユーを飾りました。

しかし2001年当時は「誰がどう使うんだ?」という声も多く、まだまだ人気に火は着いていませんでした。そんな中、海外では先ほどの動画の様に一人で複数のパートを演奏する方が続出。日本より海外での方が早く受け入れられ、プレイヤーの感性を刺激して行ったのです。

そんな中、LINE6やtc electronicもルーパー戦争に参戦! 海外メーカーがこぞって製品を発売している状況からも、海外でのルーパー人気の高さが伺えます。日本でもアコギでルーパーを使う方が増え、その流れはボーカル、エレキギターとどんどん進出してきています。

ルーパーの代表機種

s-4957054500078_LRGBOSS “RC-3”
メーカー希望小売価格:オープンプライス
販売価格 (税込) ¥22,000 (税抜 ¥20,000)
JAN:4957054500078

 


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先ほどのRC-20発売後、BOSSから発売されたルーパーがRC-2。コンパクトタイプのルーパーでした。その後、後継機種として生み出されたのがRC-3です。最長録音時間180分はそのままに、RC-20より小型化されているのがポイント。最大99種類のループ・フレーズを本体内に保存しておくこともできます。
s-4957054506537_LRGBOSS “RC-1”
メーカー希望小売価格:オープンプライス
販売価格 (税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JAN:4957054506537

 


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BOSSの中でも最も手軽なルーパーです。最大録音時間はステレオで12分とRC-3に比べて短いものの、録音、再生、オーバーダブ、アンドゥ/リドゥといった操作をペダル一つで行えるという点ではRC-3の正式な弟分として申し分ありません。

5706622019615_LRGtc electronic “Ditto X2 Looper”
メーカー希望小売価格 (税込) ¥22,000 (税抜 ¥20,000)
販売価格 (税込) ¥18,810 (税抜 ¥17,100)
JAN:5706622019615

 


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tc electronicにはディレイとルーパーの複合機、Flashback X4Flashback Delay&Looperなどがラインナップされていますが、これはルーパー専用機第二号。非圧縮24ビット・オーディオ、5分のループタイム、無制限のオーバーダブ回数、アンドゥ/リドゥなど、初代Ditto Looperの機能をすべて踏襲しています。「リバース再生」、「1/2倍速再生」を新たに装備したこのX2は、ルーパーの新時代を切り拓くモデルといえるでしょう。

s-5706622011350_LRGtc electronic “Ditto Looper”
メーカー希望小売価格 (税込) ¥16,500 (税抜 ¥15,000)
販売価格 (税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JAN:5706622011350

 


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これぞtcルーパー専用機の元祖。この超小型ペダルで非圧縮24ビットオーディオ、録音時間最大5分と申し分ないスペック。アンドゥ/リドゥと無制限のオーバーダブ回数も可能です。これほど小型で高性能なルーパーは他に類を見ません。

空間系って必要なの!?

例えば冒頭で紹介した斉藤和義さんの曲の様に、フレーズにディレイのサウンドが組み込まれている場合は必須という事はお分かりいただけると思います。しかしそれ以外で空間系って必要なのか? と思う方もいらっしゃるかもしれません。

試しにこの動画を見てみて下さい。

https://youtu.be/oOydkbn_UPM?list=PLg6IM6YpWIvC9cUV-SKa3MAQpiLZTKFaT

この動画はVivieのModern Ravenのサウンドをチェックするために空間の広がりを可能な限り排除して録音しました。井上さんの演奏とVivieのエフェクターによって、これでも十分心地よいと感じますが...

https://youtu.be/UppZduxJVf4?list=PLg6IM6YpWIvC9cUV-SKa3MAQpiLZTKFaT

Modern Ravenにディレイをかけたサウンドを聞いてみるとその心地よさは何倍にもなりますね。そうです、空間系エフェクトを掛けるだけでこんなにもサウンドがリッチに聞こえてくるのです。今まで空間系を使ったことのない方、ぜひとも薄めに空間エフェクトをかけて弾いてみてください。きっとワクワクしてくることでしょう。

※細かい歪みバッキングやカッティングなどで掛けすぎると、リズムがタイトにならないので掛けすぎ注意です。

ちなみに。
もし演奏に少し自信がない、という方には誤魔化しが効くのも空間系の効果的な(?)使用法です!

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